院長ブログ
ギリシャでの国際美容外科学会について
8月末から9月の最初までギリシャのアテネで国際美容外科学会(ISAPS、アイサップスと発音します)が開催されます。本来国際美容外科学会は2年に1回の総会が会長の出身国で開催されるのが原則でした。私がこの学会の会長をしていた時にも2年に一度の開催のままでいいのか、あるいは毎年開催したほうがいいのかという議論がありました。この頃は理事会の意見として2年に1回の開催のままでいいだろうということでしたが、私が理事会を辞任してから以後の理事会の議論で毎年開催に変更になったようです。そのため今年はギリシャ、来年はコロンビアなどのように国際美容外科学会の総会が毎年開催になったようです。
ここ数年はコロナの問題のために、毎回の総会がオンラインで開催されていて、参加者はすべて自宅や自分のクリニックからオンラインで講演をしたり、いろいろの発表を視聴したりするような方法がとられていました。私もこの間は日本から深夜などにオンラインで学会講演をしたりしていたわけです。今年の8月末のギリシャでの学会はもともとコロナで多分直接行くことができないと思っていたのですが、数か月前にギリシャの学会会長から参加者は全員ギリシャに来てもらって学会を開催すると連絡がありました。通常過去にこの学会の会長を経験した医師は学会に参加してなんらかの講演を担当したり、いろいろのセッションで座長(司会)を担当するのが慣例になっています。さらにPast Presidentの会議やパーティーもあって、ギリシャの会長から急に直接参加という決定になって申し訳ないがぜひギリシャに来てほしいという連絡をもらったわけです。もともとコロナの問題のために、ギリシャの学会もオンラインで参加でいいと思っていたので、ギリシャには行かなくてもいいのだろうと思っていたわけです。でも先日このような連絡をもらいましたので、8月末から9月初旬の私が学会に行っている間は休診にすることにしました。当院の患者様にはご迷惑をおかけすることになるかと思いますが、このような事情なので、ご理解をお願いします。
過去にギリシャではアテネで2回国際美容外科学会の講習会があり、そのほかミコノス島で1回、ロードス島でも1回開催されたことがあり、さらに過去に国際形成外科学会の理事会にも私が入っていたことがありますので、この理事会がアテネで開催された時にもアテネに行っていて、ギリシャは多分今度で6回目になると思います。いつもギリシャの先生にはよく言われることですが、アテネまで来たら、エーゲ海の島々には絶対に行かないとね、、という話があるようにエーゲ海は本当に美しいところです。中でもサントリーニ島は最高で、たくさんあるエーゲ海の島の中で個人的にはサントリーニが一番好きです。今回も学会が終わった後、時間があれば、ぜひサントリーニにも行ってみたいと思っています。特に島の端にあるイアは、ヨーロッパ中で夕日が一番美しい場所として有名です。とにかくこの島はどこで写真をとってもそのまま絵葉書になるようなところです。
投稿者:megaclinic
当院で外国からの患者さんが多い理由
当院に来院された方は多分通院中に外国から来られている患者さんが多いのに気づかれているかもしれません。コロナの前は当院の患者さんの半数以上が外国からの方という時期もあったくらいです。昨年までの数年は外国からの患者さんはコロナのために完全に止まっていましたが、今年になってからは、またすこしずつ外国からの患者さんが戻ってきているように思います。
この理由は私が長い間国際美容外科学会、ISAPS(アイサップスと読みます)の理事会で仕事をしていて、その中の教育委員会(Education Council)という手術指導の委員会でも仕事をしていたりしていたことと関係があります。理事会では合計12年間仕事をしていましたし、教育委員会ではほぼ10年くらい毎年5-10回くらい世界のどこかの国に行って、安全な手術や最新の手術について講演をしたり、実際にその国の患者さんの手術を行って、その病院から学会会場に手術をライブ中継して指導するような仕事をしていました。このように世界中を走り回っていたわけですが、理事会在籍中は2年間この国際学会の会長もやりましたし、教育委員会のチェアも2年間やっていました。ISAPSは今でも毎年一年間に20回くらいこのような世界の美容外科医に対する手術指導である講習会や学会などを開催しています。これはとても有名な講習会や学会活動で、私自身も世界中の国々に行きましたが、その際にその国のラジオやテレビでこのような活動を紹介されることもよくあって、私が会長をしていた時や教育委員会のチェアをしていた時はテレビやラジオに出演するということもとても多かったわけです。またまれにはその国の厚生労働省の大臣などと面談があったり、一般の方が私を見る機会もよくあったわけです。特にアジアの患者さんは、自分の手術はアジア人の手術をたくさん経験しているISAPSの講師陣に入っているような医師の手術を受けたいということで、そういう医師のいるクリニックを探して受診されるわけです。特に私自身もアジア各国での講演や現地での手術を担当したこともよくあり、こういうことがあって、アジア各国から私のクリニックに診察に来る方が多くなっているわけです。実際に中国や台湾、韓国、シンガポール、フィリピン、香港などから来られる患者さんが多いので、当院に来られている方は時にはこのような患者さんと出会ってしまうこともあるかもしれません。当院で外国からの患者さんが多いのは、上記のような背景があってのことなので、事情をご理解いただきますようによろしくお願いします。
投稿者:megaclinic
オペラ椿姫
今日大阪のフェスティバルホールでオペラの椿姫を楽しんできました。イタリアの誇るマッシモ劇場がそのまま来日しての公演で、たくさんの方が来場されていて会場はぎっしり満員でした。椿姫というオペラはパリの高級娼婦であるヴィオレッタにアルフレッドという青年が純粋な恋に落ち、二人が愛し合うようになるわけですが、アルフレッドの父が反対し、ヴィオレッタが彼にうそをついて身を引いてしまいます。その頃ヴィオレッタは結核になっていて、最後に病に倒れ、死ぬ間際に事情を知ったアルフレッドが彼女のところに駆けつけ、最後は彼に抱かれて亡くなってしまうというオペラです。
このオペラに出てくる乾杯の歌はあまりにも有名な曲で、オペラの最初のあたりで出てくるわけですが、ヴィオレッタがこの時に歌う声がはなやかで実に美しかったです。でもヴィオレッタの歌は最初の宴会の主役のように元気に美しくのびやかに歌う場面もあれば、父親が出てきて、彼女に息子とはわかれてくれというあたりの重苦しく切ない歌声、そして病に倒れて亡くなる直前の息をするのも苦しいような歌声の3つの難しい歌声を見事に歌い分けていました。まるで3人の別の歌手が歌っているようで、同じ人の声にはとても聞こえないくらいでこれは本当に素晴らしかったです。最後の場面はアルフレッドに抱かれて亡くなってしまうわけですが、またこの場面で泣いてしまいました。オーケストラの演奏も素晴らしく、感動の一日でした。最近はちょっと涙もろくなっているのかもしれませんねえ。困ったことです。
ところで、オペラはウィーンやパリなどで見ると、一部の方はblack tie optionalなどのような雰囲気で来場される方もかなりあるわけですが、大阪でも着物の正装で来場されているような方も何人かあり、一流のオペラを聴く時は正装でという心構えも素敵ですよねえ。ふと思い出したのは、今NHKの朝ドラで主人公の牧野博士が植物採集をされる際は正装で出かけられたという話を聞いたことがありますが、同じ心境なのでしょうねえ。こういう心構えがインターナショナルというのも素敵なことです。一度くらいタキシードでオペラに行ってみようかなあと考えたりしているわけですが、、、。日本でやると変ですかね?
投稿者:megaclinic
京都の常識
私自身は京都生まれの京都育ちです。生まれた時から大学を卒業して、医師として何年も働くまでずっと京都です。京都に生まれて育った人には周りに住んでいる方々との付き合い方というのは、もうそれが体にしみついたようなものですが、同じ日本でも他の地域から京都に来た人の話や自分が初めて北九州の小倉記念病院の形成外科主任部長として北九州に住んだ時の経験から考えると、京都って独特の文化があるなあと思ってしまいます。京都で住んでいると、時にはとなりにどんな方が住んでいて、家族構成がどうなっているか、など確実には知らないというようなこともあるわけです。また挨拶や会話でもなかなか本音を言わないのが奥ゆかしいなどと思っているのかもしれません。
最初にそうなのかあっと思ったことがあります。これは京大病院に勤務していた時の話です。ある看護師さんが北海道出身で、いきなり京都で暮らし始めたということでした。その時に町内でお祭りがあるので、町内会の方が家まで来られて寄付の話をされたのだそうです。最初に話されたことは、町内でお祭りがあって、その準備をしていること、寄付を集めているわけですが、、、。その後、言われたことが「寄付を集めているわけですけど、別にいやだったら寄付をされなくても何も問題はないのでよろしいのですが、、、、。」と話されたのだそうです。北海道ではこういう場合、いやですとはっきり言うのが通常らしいのですね。それで彼女はいやなので、寄付はしません、とバッサリ断ったのだそうです。彼女がすごく怒っていたのは、その方はそのまま帰ってしまわれたのですが、後でどうも町内で今度引っ越しで同じ町内に来られた看護師さんはきつい人ですよーとか、寄付をいやって言われましたよーなど、あれこれ陰口をたたかれたとかで、京都はいやなところですねえ。寄付をもらいたいのなら、下さいってなぜはっきり言わないかなあ?というようなことをブツブツ言っていたわけです。私は京都はねえ、いやだったらいいんですけど、、、、は単なる意味のない挨拶で、こんにちはと理解しておかないと、と説明しましたが、それでもわからんとか怒っていました。なかなか本音を言うまでに時間がかかるわけです。あるいはずっと本音を言わない方も多いのかもしれません。京都はそれでなりたっていますから。他の地域から来られた方は京都は住みにくいのかもしれません。
もう一つ感じたことは、私が北九州に転居した際に、最初に驚いたのは、家にいる時に知らない女性が突然家の中に入ってきて「雨やけねー」(雨だからねー)と言っていきなり人の家の二階に駆け上がって、外に干してあった洗濯物を全部彼女が入れてしまったようで、階段から降りてきて、「洗濯物は全部入れといたけねー」と言ってどこかに言ってしまったことです。たしか私は初対面で、どなた?みたいな感じでした。何が起きたのか理解不能?ですよね。京都では絶対にこんな人はいません。北九州では親しくなるとお隣のおじさんが夜の9時頃に、「いいお酒が入ったんですよー。一緒に飲まんですか?」みたいな調子で焼酎をぶら下げて、人のイエス、ノーを全く聞かないで、いきなり家に入ってくるというようなこともありました。京都ではこういうことも絶対に起きません。京都人ならなんて失礼なって思ってしまいますよね。でも北九州ではこういう人はいっぱいいます。所変われば、、、ですよね、全く。
投稿者:megaclinic
佐伯祐三ー自画像としての風景
昨日の日曜日に大阪中之島美術館で開催されている佐伯祐三ー自画像としての風景を見てきました。30歳という若さでパリ郊外の精神病院で亡くなった画家ですが、この短い人生の中でこれだけたくさんの素晴らしい作品を残されたのはすごいことだなあと思いました。同じ時に6歳の一人娘を同じ病気である結核で無くされたのはさぞ無念であったことと思います。いくつもの作品が有名ですが、何より驚いたのはこの美術館に来館されている方がとても多かったことです。こんなに有名で人気のある画家だったのですねえ。チケット売り場にも長い列ができていました。中でも郵便配達夫や靴屋、多数の自画像、下落合風景などは素晴らしい作品で、特に郵便配達夫などは病で体調のすぐれない時にこのような力のある作品を描かれたのはすごいですよね。またとても興味深かったのは自画像や郵便配達夫や下落合風景、広告のある壁など同じ題材をいくつもの視点や色調で異なる作品として描かれていたことです。同じものを見ていても光が違ったり、色調、見る構図の差などで、あれこれ本人の興味をそそったのだろうと思います。これはなんとなくセザンヌが同じ山を何度も何度も描いたという話にも似ていますよね。フランスに行った時にセザンヌが住んでいた場所、そこからよく描いていた同じ山を見に行ったことがありますが、画家とうのは一つの同じ風景を見ても光が異なったったり季節による景色が違ったりして、そのたびに見えるものが違って、それに心が引かれることがあれこれ出てくるのかなあと思ってしまいました。佐伯祐三という画家はとても力強い絵を描かれていて、特に色彩がすばらしいですよね。すごくたくさんの方が見に来られていたのは何となく納得でした。
投稿者:megaclinic
オペラ椿姫
うっかり私としたことが大阪のフェスティバルホールでの椿姫を見落としていました。6月の25日にオペラ椿姫が予定されていたのです。あわててチケットを買いました。もう一人2万2千円以上の席しか空いていなかったのですが、パレルモマッシモ劇場が大阪に来るのですから、これは見逃してはいけません。ボックス席なら3万9千円ということになっていますが、それでも見るべきですよね、絶対。ヴィオレッタはエルモネラヤナで、他にフランチェスコメーリ、アルベルトガザーレが出ます。彼女のソプラノってもう天使が歌っているような声ですよねえ。ガザーレのバリトンを聞けるのも幸せです。
椿姫って、本来はラトラヴィアータというのだそうです。意味は道をふみ外した女。なんだかカルメンにも似ていて素敵です。もう今からウルウル状態です。フェスティバルホールは以前のホールから建て替えられて、座席もゆったりになりましたし、音響も素晴らしいです。もしまだチケットを買っていない方がおられるようなら、ぜひ見てほしいです。私の大好きなオペラの一つです。
投稿者:megaclinic
ドンジョヴァンニ
やっぱり私はオペラとかミュージカルとかが大好きなのです。来月、またあの佐渡裕さんの指揮によるドンジョヴァンニがあるので、チケットを買ってしまいました。モーツアルトはやはり偉大です。曲がすばらしいですよねえ。ストーリーは皆さまご存知だと思いますが、女性が大好きなドンジョヴァンニが忍び込んだドンナアンナの家で彼女の父親である騎士長に見つかって、決闘をしてこの父親を殺してしまいます。その後もあちこちの女性に言い寄っているドンジョヴァンニに復讐を誓ったドンナアンナと彼女の婚約者がドンジョヴァンニを追いかけて、、、というような話です。とにかく歌がすばらしいです。シャンパンの歌とかお手をどうぞなどなど、もうたまりませんよね。
しかしまあ、なんと言うか、特にオペラではどうしてこんなに女性にだらしないおっさんの話が多いのでしょうか?所詮男は、、、っていうことなんでしょうかねえ。蝶々夫人も外国に帰った夫を待っていたら知らない女性と帰国した、、みたいな話ですし、フィガロの結婚も若い女性に手を出したいというふざけたおっさんの話ですよね、簡単に言うと。でもとにかく歌が素敵です。うっとりします。でももしお知り合いに初めておオペラを見るという方がある場合、最初にみるオペラは見ごたえがあって、ふざけたおっさんが出て来ないオペラが一番安全だと思います。以前にも書きましたが、私は子供の時に初めて見たオペラが蝶々夫人だったので、こんなふざけた話を子供に見せるなよ!って頭に来てしまって(多分母親が悪いのだと思っています、今でも)、それ以来オペラはこういうものだと思い、かなり大人になるまでオペラは見たら不愉快になるものと決めつけていたので、ずいぶん損をしたような気がします。最初に見るオペラは周りの人がとても慎重に選んであげるべきです、絶対に。
投稿者:megaclinic
赤十字病院の思い出
私自身は形成外科医として最初に勤務したのが京都大学病院でした。その次に大阪赤十字病院の形成外科で働いていました。この頃は上に形成外科部長、副部長がおられて、その次に4年上の先輩と次に私が平の医員として働いていました。ただ患者さんは私が一番多くて、これは当時、マイクロサージャリーという手術技術を私しかやれなかったこと、乳がんの乳房再建も他の形成外科医がどなたもできなかったこと、また当時の大阪日赤では美容外科も形成外科と共に診療科として標ぼうしていたので、美容外科部門の手術も先輩医師がどなたもされなかったなどの理由があったと思います。なんだかすごく忙しい毎日でしたが、いろいろの手術があって、多忙であっても手術が趣味みたいなところもあったので、楽しく働いていたのを覚えています。
この大阪赤十字病院で働いていた時に赤十字という組織は、こんなことになっているんだなあと何度もびっくりしたことがあります。赤十字で一番驚いたのは、看護師さんがすごくたくましいということでした。特に赤十字病院という組織では将来看護師長などに昇進するためには1年間東京で幹部候補生になるための訓練を経験しないといけなかったわけです。これは多分今でもそのままだと思います。どんな訓練をするかというと、とても簡単に説明すると日本が戦争に巻き込まれた時、どう対応するかという訓練です。このことはとても驚いたことでした。平和に慣れている私たちですが、赤十字という組織では戦争になった時、あなたは看護師としてどのように仕事をするべきかという訓練が行われているのです。実際にどういう訓練が行われているかというと、いろいろの宗教を勉強する、とにかく英語で話す、聞くという訓練、それからいろいろの本を読まされて、5人くらいのグループで、討論をするのだそうです。自分の意見を言って、それになぜそう思うのか?とかこういう反論もあるが、あなたはこの意見についてどう思うのか?などなど、厳しい訓練なのだそうです。これで全国から集まった幹部候補生の半分近くが脱落して、元の病院に戻るのだそうです。根性のない看護師はいらないということが徹底しているようです。看護師さんとしての技術や知識の訓練はほとんどないそうです。教えられることは戦争では敵の兵士であっても、病気や外傷があれば、助けなさいということ、また他の医師や兵士、政府などの人間、などだれがどのような指示や命令をしても、医療に従事する人間としてそれは違うと思うことは従うなということ、戦争では国の説明や命令でさえも信じてはいけないことがある、自分が看護師として正しいと思うことを自分の部下の看護師を統率して指揮を取りなさいというようなことを徹底的に叩き込まれるのだそうです。これはもう聞いていて、すごいなあと感動したりびっくりすることばかりでした。日本は戦後国内が平和であり、こういう話を聞くとあなたは平和ボケと言われているような気がして申し訳ないような、情けないような、、、そんな気分になりますよね。そういうことを聞いてからは、大阪赤十字病院の看護師長って、にこやかな人も多いような気がしても、本当はやる時はやる人ばかりなんだなあと尊敬のまなざしで見るようになってしまいました。赤十字って世界的な組織なので、実際に今も戦場で活躍されている医師や看護師さんもたくさんおられるわけです。また赤十字病院にいた頃にこれらの訓練を終了した看護師さんから聞いた話では、各科の部長クラスの医師以外の勤務している医師の多くは逆にこういう訓練がないので、実情を知らない人が多く、たとえば日本や外国などのどこかで戦争や大災害などが起きた時、その地区への派遣医師が足りない場合は、この病院の外科や内科、整形外科、救急部、麻酔科などの医師はいつ、どこに派遣されることになるかわからない、みんなそういうことを知らないで働いているんだけどね、、、などと言われてびっくりしていたことがあります。世の中って、こういうことを考えて、ちゃんと準備をしている人がいるんだなあって、びっくりしますよね。赤十字おそるべしです。ホント。
投稿者:megaclinic
美容外科医としてすぐにやめてほしい手術と治療
私のクリニックには他院での修整を求めて来院される方もたくさんおられます。このような患者さんを見ていると、本当にこのような手術や治療はすぐにやめてほしいというものがいくつかあります。本当に気の毒なことになっている方も多くおられて、簡単に修正ができないことも多いわけです。日本美容外科学会(JSAPS)や日本形成外科学会などの調査でも多くのトラブルの報告がありますが、この中でも多いトラブルが私のクリニックでも悩んで来院される患者さんの傾向と一致しています。
とにかく多いトラブルとしては、成長因子(fgf)を入れた注入物、糸のリフト、金の糸です。成長因子はメーカーが安全ではないので体内に注射で入れないでくださいとアナウンスしているもので、この注射により脂肪が異常に膨れてきます。また激しい炎症が起きることも多く、その結果、異常なふくらみ、凹凸、しこり、痛み、赤み、変色などのトラブルが多発しています。痛みや腫れなどについてはステロイドの注射で1カ月くらいはおさまることがありますが、これで完治することはありません。また減量のためには切除、ニードルサクションなどしか方法がありませんが、これでも一度の手術で完璧に仕上がらないことも多いように思います。複数回の手術がいることが多くなっています。それくらい難しい治療になっています。
糸のリフトは切開するフェイスリフトより効果が少なくても安全とか、切らない分キズの心配がない、あるいはダウンタイムが短いなどのように思われるかもしれません。でも現実はそうではなく、凹凸ができたり、感染が起きた時に糸の除去のためには皮膚表面を切開する必要があり、そのためのキズが残るとか、痛みが出たり、一時的にきれいになっても、大きく口を開けた時に痛みが出たり、腫れてきたり、違和感がずっと続いてつらいなど、多くの問題が出ています。私自身はこの糸リフトは効果があまりに少なく、持続も長くもっても1年程度、感染が起きた際に糸の除去のためには多数の切開がいること、歳をとってから表情にひきつれや凹凸などが出てくることがあることなどから、最初からこの方法は安全ではないと思っていますので、私のクリニックでは糸リフトをしていません。
また金の糸も多くの問題が出ています。純金と言っていても、100%純粋の金というのは世の中にありません。必ず不純物が入っています。また以前言われていたように金の糸を埋め込むことで皮膚の若返り、肌質の改善などの効果が学問的に認められないこと、さらに不純物が体内で溶けて拡散するという問題、この不純物により肉芽種、しこり、痛み、しびれ、硬化、壊死、石灰化、神経障害、眼の周囲ではドライアイ、まぶたの皮膚の硬化により眼があけにくい、閉じにくい、などいろいろの症状が報告されています。また金の糸の除去のためには顔のどこかを切開して糸を探す必要があり、この手術そのものがとても難しい手術になっています。
以上が私がすぐにでもやめてほしい手術や治療です。すでに学会や日本美容医療協会などからはこれらの安全性に疑問があると報告されていますが、一部の美容外科医は今でもこういう危険な手術や治療と続けておられます。他にも同じ効果が得られる安全な方法がいくつもありますので、こういう危険な方法、あるいは合併症が起きた時に簡単に治療ができないような治療はやってほしくないなあと個人的には強く思っています。
投稿者:megaclinic
別荘というものについて
軽井沢とか冨士山近くの河口湖などに行くとたくさんの別荘を見かけます。夏の間だけ涼しい所で過ごせたら、それはなんだか素敵なことなのかもしれません。以前はすごいなあとか、うらやましいと思ったりしていたことがあります。そういう私も母方の祖父と祖母が石川県の海岸に別荘を建ててしまったので、彼らが亡くなったあと、親戚でしばらく維持費を出し合って、この別荘をもっていた時があります。
母方の祖父の父は北前船のオーナーだった人で、石川県に行くとこの祖父の屋敷跡というのが残っています。後に北前船という会社組織のようなものをやめて、その後は函館に転居して、カムチャッカに漁場をいくつも持って、にしんやカニなどの漁で成功し、かなりの富豪であったそうです。祖父がこの石川県の屋敷跡を引き継いで、この一部に子供や孫たちのために家を建ててしまったわけです。これを別荘として、夏には海で泳いだり、みんなが集まって騒げるようなことを考えてくれたのだろうと思います。
何年かは親戚一同で、順番に使ったり、集まったりしていたわけですが、この別荘は持ってみると実はかなり面倒なものなのです。親戚で均等に分けて維持費を負担していたわけですが、別荘を維持しようとすると、最低でも1週間に一度くらいはどなたかに依頼して、掃除を含めてなんらかの管理をしてもらう必要があるわけです。でも実際に久しぶりに別荘に行くと、布団が湿っていたり、草があちこちに生えていたり、掃除があまり丁寧にされていなかったり、食事を作ろうとすると、皿が汚れていたり、冷蔵庫に入れるものを買い出しに行くというような面倒なことが多いわけです。本当のところ、初日は掃除、買い出し、そのほかあれこれでぐったりというわけです。こういうことが繰り返されると、別荘に行くより、自分で好きなところに行ってホテルに滞在するほうがずっと楽だなあという意見が親戚の中でも多くなって、最終的にはみんなの同意のもと、この別荘を処分してしまいました。
別荘をあちこちで見かけますが、最近はこういう経験から特にあこがれもなく、別荘をもっていると、どうしてもここに縛られて、他にあちこち行けないよなあなどと考えたりしてしまうわけです。私自身はもう二度と別荘なんていらないと思ってしまうわけですが、みなさんは別荘が欲しいですか?僕は絶対そんなものより、自由に今回はここに行ってみようというように、あちこちを飛び回るほうがずっと好きです。ホテルや旅館に滞在すれば、掃除もいりませんし、買い出しに行く必要もなく、皿がよごれていて、洗ったりすることもいりませんので、とにかく快適で、のんびりできますよねえ。
投稿者:megaclinic