月別アーカイブ
目の周囲の若返り
まぶたの付近の加齢現象は、どうしてもよく見えてしまう部位なので、気になる方が多いと思います。小じわやたるみ、くま、凹凸、しわなど多くの問題を抱えている方もあるわけです。基本的な考え方は皮膚の下垂傾向があるかどうかですこし対策が分かれると思います。下垂傾向があまり目立たないという場合は、問題として小じわや笑った時のしわなどが問題になると思います。このような場合は、若返るためには筋肉の動きを弱くするか、皮膚の厚みを再建するという方針が正しいと思います。
加齢により皮膚の厚み、弾力がへってきますので、皮下にある筋肉の動き、収縮が昔より直接に皮膚に伝わってしまうということになります。対策としては皮膚を厚くするか、皮下の筋肉の動きが皮膚に強く伝わらないようにするという方針が取られています。皮膚を厚くして直下の筋肉の動きが皮膚に出てしまわないようにするには、ヒアルロン酸やコラーゲンを皮膚に注入して、皮膚の厚みを以前の状態に戻すのも対策の一つです。ただ、まぶた周囲の皮膚はとても薄いものなので、粒子の大きいヒアルロン酸などを入れると皮膚に凹凸が目立ってしまいます。これは化粧をしてもわかってしまうような問題なので、私のクリニックでは粒子の小さいベロテロや1~2%のコラーゲンなどを使っています。いずれも吸収性のものなので、4ー6ヶ月ごとくらいに定期的な補充が必要になりますが、皮膚にはりができるので、小じわや笑った時のしわはかなり改善が期待できます。
もう一つの考え方は皮下の筋肉をすこし動きにくくすることです。筋肉の強い収縮が起きないようにすれば、小じわや笑った時のしわを防ぐことができます。特に下まぶたの小じわや目尻の笑いジワなどはボトックスが有効になります。効果の持続が4ヶ月くらいになりますが、効果のいい安全な方法と思います。
目尻などのしわが深い方は、最初にボトックスを使って、1週間から10日後くらいにまだ残っている浅いしわがあれば、ここにヒアルロン酸やコラーゲンを入れて、さらにしわを平坦にきれいに仕上げることも可能です。
下まぶたや上まぶたにへこみが目立つ方もあります。こういう方の場合は脂肪注入を行うのもいい方法です。上まぶたのへこみがかなり深い方は脂肪の移植を行えば、脂肪注入の3-4回分くらいの多量の脂肪を入れることが可能です。特に脂肪注入は翌日までテープをはるだけでよく、翌日から化粧も洗顔も入浴も可能になります。また注入のための針穴はすぐに消えてしまいますので、キズののこらない簡単な方法になるわけです。一度生着した脂肪はずっと残りますので、定期的な補充もいりません。
問題なのは下垂傾向がある場合です。これはどうしても皮膚と筋肉をすこし切除して、たるみをとってしまわないと改善できません。下まぶたではまつ毛の1ミリ下を切開して皮膚と筋肉を引きあげます。凹凸が目立つというケースではハムラ法が適していると思います。私はハムラ本人から習った方法をそのまま行っていますが、これはとてもいいアイデアで結果も素晴らしいと思います。
上まぶたのたるみがある場合は多くの場合、眉下切除が最適です。眉下での皮膚切除のデザインを相談することで、どういう二重に仕上げるか、どの部分でたるみをたくさん取りたいかということも鏡の前で詳しく相談ができます。皮膚を切除する方法はしばらく腫れが目立ちますし、キズの赤みも続くわけですが、時間がたてば、とても自然に馴染んできます。特に上まぶたの場合、二重のラインで皮膚を切除すると腫れぼったい仕上がりになることがほとんどで、あまりきれいな仕上がりにはなりません。二重のラインであまり切除幅の広いたるみ取りをすると、不自然な結果になり、なかなか修正が難しいことになります。
さらに眼瞼下垂で悩んでおられる方もあります。目が小さくなった、目の黒目があまり見えない、上が見にくいなどの悩みがあります。こういう方の場合は、眼瞼挙筋の短縮が最適です。挙筋を短縮することで目がぱっちりして若い頃の目つきに戻ります。これは二重のラインを切開する必要がありますが、効果のいい若返り方法として、はっきりした効果が得られます。まぶたの皮膚のたるみが多い方の場合は、最初に眉下切除を行って、3ヶ月たってから眼瞼挙筋の短縮を行うのが安全です。たるみがあるまま挙筋の短縮を行うと、ほとんどの場合、にらんだような怖い目つきになりますので、注意が必要です。
投稿者:megaclinic