院長ブログ
台湾チャンガンメモリアル病院
今回の台湾出張は二つの目的があります。一つは台湾チャンガンメモリアル病院の客員教授としての講演、患者さんの診察。手術方針討論会への参加、病院医師たちとのディスカッション、などに出るためです。もう一つが台湾形成外科学会(TSPS)の招待で教育講演とノルドフレクチャーと言われる特別講演の二つの講演を台湾形成外科学会で行うことです。
台湾チャンガンメモリアル病院は台湾のどの大学よりも大きな病院で、台湾全体で7つ病院があるそうです。また中国本土にももう一つの病院があるそうで、特にこの病院形成外科での顔の骨切り手術は世界のトップレベルです。今回客員教授としてこの病院に行きましたが、日本のあちこちの大学から留学中の若い医師が4人も私に挨拶に来られて、日本からもこんなにたくさんの留学生を受けれているのだなあと驚きでした。またチャンガン病院の形成外科(台湾では形成外科は整形外科と表記されます。日本の整形外科は中国や台湾では骨科と言われます)の主任部長は教授と呼ばれていて、日本の大学の教授と同じ評価になっているようです。とても驚いたのはチャンガンメモリアル病院の形成外科は救急、火傷、マイクロサージャリー、骨切り、美容、などいくつものカテゴリーに分かれていて、ぞれぞれに教授がおられます。そのほとんどの教授がアメリカのデューク大学、スタンフォード大学、ニューヨーク大学、私が客員教授をしているジョンズホプキンス大学などあちこちに留学をされた方ばかりなのです。そういうわけで皆さん英語は普通に話されるので、この点は日本の大学形成外科の教授たちよりすごいなあと驚きました。日本の大学の形成外科の教授って、英語の会話の不自由な方もわりに多いのですよ、ここだけの話ですけど、、、。私は英会話は全く不自由はありません、、これもここだけの話。
チャンガンメモリアル病院での客員教授の仕事の前日から病院のすぐ前にあるホテルに到着しましたが、ホテルのエレベータ内やフロアのあちこちにも、さらに翌日到着した病院内のあちこちにも客員教授としての私をチャンガン病院が歓迎しますというようなポスターなどがたくさん出ていました。ジョンズホプキンス大学などは客員教授の私にはこのようなことはやりませんので、少し驚いたり、感激したりでした。
いくつかチャンガンメモリアル病院関係の写真を出しておきます。
- ホテルに出ていたアナウンス
- 病院内のポスター
- 病院での講演
- 教授からの感謝状贈呈
- 講演参加者全員の写真
投稿者:megaclinic
プロテーゼを抜いてからの鼻の短縮
Q. 以前鼻にプロテーゼを入れていたのですが、2年前にプロテーゼを抜きました。その後鼻全体が短くなってきて、特に最近鼻先が上を向いてきたので悩んでいます。これは治せるのでしょうか?もう鼻にはプロテーゼを入れたくありません。
A. 皮下の拘縮が起きて、その収縮のために鼻全体が短縮したのだと思います。対策は二つの方法が考えられると思います。一つは鼻中隔延長です。耳の軟骨を両方の耳から採取して、これを鼻先に入れて、一部を鼻中隔の下縁に縫合固定することにより、鼻先を下方向に延長することができます。この方法は延長の効果が大きいのですが、欠点として鼻先が動かなくなります。もう一つは片方の耳軟骨を採取して、これをオープン法で鼻先を開けて、ここに何枚か重ねて縫合固定をすることで少し鼻先を下方向の延長することができると思います。この方法は延長の効果が鼻中隔延長よりも弱いわけですが、利点として鼻先が動くことになります。どちらがいいかは診察をして相談する必要があります。
投稿者:megaclinic
明日から台湾です
当院の一部の患者様にはご迷惑をおかけしますが、明日より台湾に行く予定になっています。明後日は一日中、台湾の名門病院であるChang Gung Memorial Hospital での客員教授の仕事があり、40分の講義、回診への参加、病院において手術方針などについての討論会に出る予定になっています。またスタッフ医師たちとのディスカッションにも出るように要請をされています。その次の日から2日間、台湾形成外科学会の招待講演で学会初日は15分の眼瞼手術についての講演があたっていて、最終日は台湾形成外科学会のヌールドフレクチャーというのだそうですが、今回が第12回目で毎年世界から一人だけ医師を招待して開催される講演会の担当になっています。講演は私が世界の12人目らしいのですが、日本人では私が二人目なのだそうです。日本人で最初に講演をされた先生はすでにお亡くなりになっていますが、耳の形成外科では世界的に有名な医師である永田先生だそうです。小耳症に対する永田法と言われる手術の開発者です。わたしが選ばれたのは多分国際美容外科学会(ISAPS)の会長をしたのがアジアでは大森清一先生、その次が渡部先生と私の3人だけで、いずれも日本から会長が出たわけですが、アジアの他の国々からはまだどなたも会長にはなっておられません。そういう理由でISAPSがどのように運営されているかとか、理事会などではどういう会議が行われているのか、など、こういう話ができるのはアジアでは私以外にはどなたもおられないということが理由なのだろうと理解しています。もちろん私が開発したいろいろの手術方法なども講演の中には入れておきますが、台湾の先生方が聞きたいこともあれこれたくさんあるのだろうなあと思ったりしています。なるべく台湾の先生方のご希望にそえるような講義や講演をしてきたいと思っています。来週の月曜日の夜に帰国予定です。
投稿者:megaclinic
最近の医学部の試験
時々京都大学の医学部ソフトテニス部の練習の指導に行っているわけですが、今の時期ってそろそろ6年生は卒業が近いわけです。私が医学部6年生だった頃(医学部医学科は大学生活が6年生まであるわけです。通常は大学って4年間ですよね)は、1年間ほどはもう1−2週間ごとに試験、試験でもう真っ青というくらい勉強をさせられていました。卒業近くになると全科で卒業試験が行われ、とくに内科などは教授による口頭試験もあったわけです。困ったことには内科には内科1から内科3まで3人の教授がおられて、一人だけすごく合格率が異常に低い教授がいたのです。すごく学生をいじめるのが好きというか、だめだなあと連発するような嫌な教授ですね。学生の方ではこの教授はあまり世界的には大した業績がないので、学生をいじめて気晴らしにしているんだよとか、いろいろ言われていましたけど。
でもテニス部の最近の学生を見ていると、6年生が時々コートに来ているのです。彼らと話をしていると、6年生はもうかなり以前に全ての試験が終わっていて、10月くらいから後の今後の試験は卒業後の国家試験だけだというのです。えー?ですよね。この時期にテニスをする余裕があるのか、、とか思ってしまいました。私たちが6年生の今の時期ってもうへとへとでしたから。今は各科の卒業試験などもないのだそうです。
どうしてこんなことになっているのでしょうねえ。ある程度試験をやっておかないと学生って勉強しないような気もするのですが、、。
まあ腐っても京大って言いますよね。やる時はやるんです。国家試験など問題なくパスできるってことでしょうねえ。国家試験は満点を取る必要はないわけですから。私たちの時の医師国家試験は筆記と面接があったのです。国家試験の口頭試問というのは私たちの学年が最終の試験になった時なのです。来年からは面接はなしになるのかあって思ってましたね。
私たちの時の口頭試験は西日本の学生それぞれ1人の学生に対して、東日本のあちこちの大学の教授がそれぞれ2名担当になっていました。ドアを開けると二人の教授がおられて、この人たちが何科の教授かわからないまま試験が開始されるのです。私の場合、一人はいきなり心電図を読みなさいとずっといろいろの病気の心電図を見せられて、この所見、病名、治療などあれこれ、あれこれ、、、以上終わりという感じでした。もう一人の教授はいきなり、(一人の患者さんが来られました、、。腰が痛いって言うんですよね、、)から始まって、どうしますか?と果てしない質問が続きました。結果的に整形外科の教授でレントゲンの読影で質問攻めでした。
基本的には筆記試験があるわけで、口頭試問は医学生の医師としての人間性を見るということになっていたわけですが、まあなんと言いますか、素晴らしい教授もおられるわけですが、中にはハズレの教授っているわけですよね。どうしてこの人が?みたいな、、、。あんた自身が人間性に問題がありますがなあーって面接試験の時に言ってみたいような、、。そんな教授っていますよ、ほんとに。
投稿者:megaclinic
台湾形成外科学会での講演
以前にもここでお伝えしましたが、12月5日から9日までは台湾形成外科学会の招待講演と、台湾の有名な病院であるChang Gung Memorial Hospitalの客員教授としての招待のためにクリニックは休診になります。一部の患者様にはご不便をおかけしますが、ご理解ください。5日に台湾に到着して翌日の朝7時から私の40分の講演が予定されています。アメリカと一緒で台湾の病院の開始もとても朝が早いのですねえ。7時っていつもまだ寝ている時間なんですけどねえ。頑張って起きますけど。アメリカではたとえばデューク大学や私が客員教授をしているジョンズホプキンス大学などでは朝の6時とか6時半くらいから毎日その日の予定手術についての討論会議、教授回診、論文の読書会などが行われています。通常ドーナツなどを食べて、コーヒーを飲みながらやっていることが多いのですが。アメリカは皆さん朝に入浴されるので、髪の毛が乾かないままドーナツを食べてるようなドクターもよくおられます。台湾では朝の病院での私の講演が終わった後は、私が病院の回診を部長などと一緒に行うようなスケジュールになっています。患者さんの治療予定のディスカッションなども予定されているようです。まあどんな患者さんがおられるのか楽しみですね。
その翌日からは台湾形成外科学会に参加予定になっています。次の日の私の講演は私の眼瞼の手術の過去と現在のようなタイトルをもらっています。最終日の講演が台湾形成外科学会のいわゆる特別講演と言われているもので、これも40分の講演予定で、いただいているタイトルはリーダーシップと美容外科技術の習得というような難しいもので、さあ何を話せばいいでしょうか?みたいなタイトルですよね、これ。なんとなく国際美容外科学会での私の経験を講演して欲しいのかなあと思って、そういう内容で準備をしてあります。
台湾にも親しい友人のドクターも多数おられるので、何人かから、ぜひ一緒に夕食でもとお誘いをもらっていますが、どうしても4回しか夕食がないわけなので、そのうち2回は公式の夕食会なので、欠席するわけにもいかず、到着した日と最終日だけ久しぶりに会える友人のドクターたちとの夕食を楽しむことになっています。世界中にたくさんの友人がいるって本当に楽しいことです。ISAPSでの活動がなければこういう楽しいこともないわけで、会長という名誉な仕事をさせてもらえたのは本当に幸せなことです。すごくきつい仕事でしたけど。
投稿者:megaclinic
ISAPSニュース
国際美容外科学会(ISAPS、、アイサップスと読みます)の活動の一つに毎月発行されるISAPSニュースという新聞のようなものがあります。時々私もこのニュースに登場しているわけですが、最近では私の意見としてISAPSの理事会のメンバーがほとんどヨーロッパと北米、南米の理事ばかりになっていることについて、もっとアフリカ、中近東、アジアの理事を入れるべきという理事会に対する私の批判の意見が載りましたし、もう一つは日本で私が3人目のISAPSの会長であるわけですが、二人目の会長であった渡部先生が亡くなられたのですが、その報告と彼のISAPSへの貢献などについての記事なども書いています。
このISAPSニュースの中でコーヒーブレークという記事が毎回あって、その中で私へのインタビューを記事にしたいという編集長からの依頼が届いていました。いいですよと回答していたのですが、大体のインタビュー予定の内容が昨日送られてきました。こんな話を聞きたいのかなあと思ったりしていたのですが、みなさんどう思われますかねえ?さらに私の方からこういう話をしておきたいというようなことがあれば、追加で質問項目に入れますが、、とも聞いてきています。どんな話が世界のISAPSの会員が興味があるのかよくわかりません。
とりあえず、いくつか送られてきた質問予定事項はこんな感じです。1生まれ故郷はどこですか?そこでの一番の思い出は?2いつ頃形成外科や美容外科を目指そうと思ったか?また研修はどこで受けたか?3今、働いている場所について、どうしてその場所を選んだか?世界のほかの場所との差は?4日本の美容外科の特徴、世界との差について5仕事以外のときは何をしてリフレッシュしているのか6日本の武道は世界でとても人気があるが、それはなぜだと思いますか?7来年シンガポールでISAPSの学会が開催されますが、どういうセッションが楽しみですか?8現在までISAPSとは多くの関わりがあったわけですが、どんな思い出が残っていますか?楽しかったことは?将来のISAPSに望むことは?などが質問の案をして届いています。
大体はなんとか回答できますが、日本の武道がなぜ世界でなぜ受け入れられているか?なんて、はっきり言ってそんなこと知らんがなって回答してもいいですかねえ?多分私が国際学会を京都で会長として開催した時のことを覚えておられるのだと思います。この時はオープニングセレモニーとして、少林寺拳法、茶道のお手前、ノーベル賞を受賞された京大の山中教授の講演などを企画して大好評でした。ISAPS京都の会議でのオープニングセレモニーの写真をいくつか出しておきたいと思います。これらの写真の一部はISAPSニュースにも掲載したいと思います。まあ、私にとっては大変でしたがとても楽しい思い出です。この時は当院の看護師がいろいろ能力が高い人なので、日本側の事務局長として国内関係のすべてを取り仕切ってくれました。全くミスもなく全てうまく行きましたが彼女の貢献には本当にとても助けられました。優秀なスタッフは本当に宝物ですよね。
投稿者:megaclinic
他院でのポテンツァのトラブル
ポテンツァは肌のくすみやたるみ、はりの減少、赤ら顔、毛穴、にきびあとの凹凸などの治療には有効な方法ですが、最近お二人の患者さまですが、他院でポテンツァでの注入治療を受けて、いつまでたってもかゆみが出るとか、細かい凹凸がブツブツ残って、治らないなどの悩みで相談を受けた方があります。これらの問題はおそらく成長因子が入っているのではないかと思います。通常かゆみがずっと残るようなことは成長因子以外では考えられませんし、細かい凹凸がブツブツ半年以上も残っているということは他の注入物ではありえない問題です。
元来成長因子(FGF)は体内に入れるということはメーカーである科研製薬が禁止しているものです。安全ではないので、やめてくださいと記載されています。ポテンツァの会社自体が注入可能なものとして販売をしていることも問題と思います。これから裁判が多く起きてくるような気がしていますが、ポテンツァの会社がどういう方針でこのような注入物を販売しているのか理解ができません。またちゃんと学会に出て勉強をしている医師であれば、成長因子によるトラブルがどれほど深刻な問題になっているかをよく理解されているはずです。でも学会に出席しない医師も多くおられて、こういう問題が出た場合、確実に治療する方法が今はないので、その点がとても気になっています。当院ではもちろんこういうものがとても危ないものと知っていますので、ポテンツァを購入した時に、注入物として付属品のように購入を求められましたが、もちろん断っています。ポテンツァの会社、あるいは日本の代理店(?)って変かもしれないと思ったりしているのですが、、。どうなんでしょうね?
投稿者:megaclinic
ハイフの効果
当院ではハイフによる肌のたるみに対する治療を行なっています。ハイフは皮膚の表面には影響が出ないようにしながら、皮下に熱を与えて、皮下組織を収縮させようとする治療です。顔のたるみ対策として、メスで切らない方法としては一番効果の大きい方法と思います。もちろん切開を伴うフェイスリフトほどの効果は得られませんが、メスを使わない方法としてはこれが一番おすすめです。顔がたるみ始めたとか。軽症のたるみに対してはとてもいい効果があると思います。たるみがとても目立つという場合は、、ハイフでもリフト効果が出ないこともあります、これは診察をすれば判断ができます。たるみがかなり目立つというかたはやはりメスを使ったフェイスリフトが劇的な効果のある方法です。
エステサロンにもハイフによる治療を行なっているところもあるようですが、クリニックで行う医療機器よりはるかに出力が低いので、あまり効果は期待できません。また正確な顔の解剖を知っていないと、神経損傷などもありうる問題なので、優秀なナースのスタッフがそろっているクリニックでの治療が安全です。
投稿者:megaclinic
国際美容外科学会の美容医療統計調査
国際美容外科学会(ISAPS)では毎年世界の美容外科医がどのような手術や治療をしているのかという統計調査をしています。私は最近の4年間は、この統計調査委員会のメンバーでもあるのです。この委員会は世界各国でどのような美容外科関連の手術や治療が行われているのかという調査を行い、さらにそれらの合併症などの調査やそれぞれの国や地域の傾向の分析などを行うのが仕事になっています。調査委員会のメンバーは世界で12人が活動しています。委員長は現在はノルウェイのアミンカラージュという医師です。本当に彼は熱心な方で、統計調査は世界のメディアに発表する重要なデータなのに、この調査に非協力的な国や医師が多すぎると一年中怒っているような先生です。
そのためにどうしたらよりたくさんの回答が世界から集まるのかという議論がいつも行われています。最近のこの委員会からの提案は調査が英語だけで行われるので、特に英語圏以外の国からの回答数が少なするので、調査を各国の言語に翻訳をしてから調査の依頼を届けるとか、回答をしてもらった医師は次回の国際学会の参加費を安くするとか、年会費を安くするなどの案が出てきています。これらの案が実際に施行されるためには理事会の承認がいるわけですが、今はこれらの案を理事会に提出するという段階になっています。先月東京で開催された学会にノルウェイのアミンカラージュ先生が来日された際に、プログラムに私の名前が載っていたので、私が学会に出ていることは知っておられました。彼はこの委員会のメンバーである私がISAPSの会長経験者なので、もうどうしても私にいろいろ委員会に対するアドバイスがほしいと何度も何度も会場のどこかで捕まってしまい、あれこれ長時間何度も話し会うことになってしまいました。本当にどんだけー、、みたいな先生で、そこまでのめり込まなくても、、、とつい言いたくなるほど頑張り屋さんです。まあ、こういう方がISAPSを動かす力になっているわけです。私も会長の時はこんな感じだったのかなあとつい思ってしまいました。委員会のチェアとか学会の理事とか会長などはもう本当にISAPSのために人生をかけているというくらいの方々なのです。今はもう理事会を降りてしまったので、あー自分も理事会にいた時や、会長をしていた時はこんな感じだったのかなあと、、、時間が経つと多少記憶が薄れていくのでしょうかねえ。
つい先日、昨年の統計調査結果が世界のメディアに公表されました。特に今回は韓国、中国、日本、中南米の一部の国などからの回答がかなり遅れたためにこんなに遅い時期になっての昨年度の結果公表ということになりました。調査委員会の委員である私が日本にいながら、日本の調査の集計が遅くなり申し訳ないことでした。この調査の集計は各国ナショナルセクレタリーである某大学形成外科教授の仕事なので、私は何度も早く回答するように彼にせかしていたのに遅れてしまい、なんとも委員会には申し訳ないことでした。カラージュ先生にも謝っておきました。
今回公表された統計調査の主なものとしては世界の手術のベスト5は、脂肪吸引、豊胸、まぶたの手術、鼻形成術、腹部のたるみ形成術です。また最も人気のある非外科的治療のトップ5は、ボツリヌストキシン注射、ヒアルロン酸注射、脱毛、スキンタイトニング、痩身でした。
いつも思うのですが、世界中ではやはり豊胸手術がとても人気のあるもので、これは日本での傾向とは少し異なっていますよね。もちろん日本でも豊胸手術は多く行われている手術の一つではありますが、とくに欧米ほどすごい人気とは思えません。文化の差という感じです。日本ではやはり目と鼻がすごい手術件数になっています。世界的傾向としてはこの5−6年は非手術による治療が増加傾向で、手術が減少傾向だったのですが、今回はこのいずれもが増加傾向になっているというのが昨年の特徴になっています。写真は今年の9月に東京での国際学会に来日されたISAPSの統計調査委員会のチェアであるノルウェイのアミンカラージュ先生です。
投稿者:megaclinic
クリスマスですね、ロンドンはきれいでした。
そろそろ年末でクリスマスのシーズンになりますね。以前私が国際美容外科学会(ISAPS)の理事会に入っていた時、一年に2回理事会が開催されていて、一度は4月か5月にアメリカ美容外科学会の開催時に米国のどこかの都市で1日だけの理事会、もう一度は毎年12月にロンドンで2日間の理事会が開催されていました。12月の理事会は朝8時くらいから5時くらまでランチをはさんで、2日間の会議になっていました。どうしてこのようにたくさん相談しないといけないことがあるのかなあと思うくらいたくさんの議題がありました。ロンドンでは2日間の会議があるので、どうしても私の場合は3泊しないといけない状況になっていました。そうなると夜のロンドンでどうしても多少出歩いてしまうということになります。もちろんミュージカル大好き人間なので、チケットが取れれば必死で何でも見に行っていました。ロンドンとニューヨークはもういくつもミュージカルが毎日見れますので、こんな楽しい街はありません。
12月のロンドンのもう一つの楽しみは街のクリスマスの風景です。寒くて、たまに雪がふったりするので、天候は多少苦手でしたが、街のクリスマスの景色は素敵です。写真のように空を見上げると傘とかサンタさんが浮かんでいたり、ビルもきれいな色にライトアップされていたり、通りによって色合いが違ったり、こういう景色はとても楽しいです。懐かしいロンドンの思い出です。
投稿者:megaclinic