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桜と雪
京都大学医学部ソフトテニス部のヘッドコーチとOB、OG会の会長をして長いのですが、学生の試合は大体いつも兵庫県の北の方にある神鍋高原にあるテニスコートで春の関西選手権、夏の西日本選手権、秋の近畿大会が開催されています。ここはテニスコートの面数がたくさんあって、周囲にホテルや民宿が多いので、大きな大会を開催するのが簡単になわけです。私が学生の頃はこれらの大会はいつもあちこちで行われていて、京都、奈良、熊本、長崎、山口、などなどもう西日本を走り回るというある意味旅行も兼ねて、みたいな楽しみもあったわけです。最近はテニスコートは大体どこも学生は学校にテニスコートがあるでしょうという考え方で、社会人優先という感じで、どこのテニスコートも抽選になっています。大きな大会などは国体級であれば、コートをおさえることができるのでしょうが、大学生の大会の開催はとにかく規模が大きいとコートの予約ができないという問題があるようです。この点神鍋はラグビーでもサッカーでもバスケットのなどの体育館が必要な大会でもここはとにかく広大なところなので、自由に大会が開催できるのはありがたいことです。
特にこの神鍋高原の春の大会の時は、周りの山には雪が残っていて、テニスコートの周囲には桜が満開というような時期になります。桜と雪を同時に見られて、温泉があり、さらに学生のテニスの楽しい応援もできるという私にとってはパラダイスなのです。コロナのために大会が開催できない状態がもう3年になります。あの景色が懐かしくてたまらないなあと思う今日この頃というわけです。
投稿者:megaclinic
フェイスリフト
フェイスリフトについて最近の国際学会での発表や論文を見ていると、大体近年の傾向としては糸のリフトについては講演や論文があまりなくて、多分リフト効果の持続がごく短期間になるという理由で、世界的にはあまり評価されていない方法なのかと思ったりしています。やはり人気のあるものは切開によるリフトで、最近の傾向としては、もみあげについてはもみあげの位置を変更しない方法がスタンダードになってきたと思います。以前は耳から上の頭髪内に切開を伸ばして、ここで顔全体のリフトを行ったので、もみあげが後方に引き上げられていました。結果としてキズが髪の中に隠れても顔の面積が広くなるという欠点があったわけです。今はもみあげの前を切開しても時間がたてば、キズがほとんど目立たないので、この部位の切開が通常の方法になってきたと思います。また法令線の処理として以前はほほのリフト方向が斜め上方向になっていました。指でこの方向に皮膚を引き上げると法令線のへこみがなくなるのがわかると思いますが、小鼻をよく見てください。この時に小鼻も横方向にひっぱられてしまいますよね。そうなると法令線の問題が解決しても鼻が正面から見て大きくなってしまうわけです。この問題を防ぐためにほほの引き上げはなるべく真上方向にして、法令線の小鼻の横付近は脂肪注入を併用してへこみを解消するという方法がよく行われるようになっています。
このように多くの美容外科の手術方法はいつも変化していて、また将来どのような新しい考え方が出てくるか、わくわくがずっと続いているという感じがします。
投稿者:megaclinic
サブシジョンについて
日本美容医療協会の相談室で回答も行っていますが、最近サブシジョンについての混乱があるように思います。サブシジョンという言葉は学会で正式に定義された治療方法という段階にはまだなっていません。もともとは皮膚のへこみの変形部分に対して、針で皮下の瘢痕を剥離して皮膚を薄く浮き上がらせて平坦にして、その直下の空洞になった部位に微量の脂肪を注入します。この形状を維持して固めるために、3か月間ピタシートや何重にも重ねてテープをはって平坦な皮膚に完成するという方法を意味すると思っています。ところが、日本美容医療協会の患者さまからの問い合わせを見ていると、針での剥離だけを行うとか、針で剥離をして直下にヒアルロン酸を入れるなどの方法を行っているクリニックがいくつかあるようなのです。針の剥離だけでは皮下に空洞があるので、皮膚がここに落ち込んで、元のへこみに戻ります。つまり針での剥離操作だけでは何も改善しません。ヒアルロン酸を入れる方法は脂肪を採取する手間がいりませんが、ヒアルロン酸は吸収性のものなので、半年くらいで吸収されてへこみが再発することになります。皮下直下には微量の脂肪を入れる必要があります。脂肪が生着すれば、これで平坦な皮膚がずっと維持されることになります。一部のクリニックでの治療方法は私は賛成できません。
投稿者:megaclinic
ピアスのトラブル
最近ピアスのトラブルで来院された方が4人おられます。たまたまなのだと思いますが、ピアスのトラブルも意外に多いものです。2人の方はピアスの感染です。友人にピアスをあけてもらったらしいのですが、膿が出てきて、かなり腫れて痛みも強いということで来院されました。本来はピアスをあける際は消毒をして、セイフティーピアスと言われるアレルギーが起きないタイプのピアスを使用して、これを1か月間は入れたままにします。また毎日1回はピアスを回してもらいます。消毒はいりませんが、ピアスと皮膚の接触部分を歯みがきに使用する糸などを使って、汚れを取ることが必要です。皮脂や汚れがピアスの穴から皮膚内に入ると感染が起きることがあります。またピアスの品質に問題があるとアレルギーなどでかぶれてここから感染が始まることもあるわけです。こういう注意を守れば、感染は起きません。他の方のトラブルはピアスが大きい輪のようになっていて、これが何かに引っかかったためにピアスで耳たぶが裂けてしまったという方です。この場合は、縫合をして耳の変形を治す必要がありました。治ってから3か月してから再度ピアスをあける必要があります。もう一人の方はピアスが皮膚に食い込んで埋まってしまったという珍しいトラブルです。なぜこんなことが起きたのか、理由はよくわかりません。局所麻酔をして引き出しました。いろいろトラブルがありますよね。
投稿者:megaclinic
メキシカンカリブ
最近は海外になかなか行けないので、海が大好きな私は時々世界の美しい海を思い出したりして、また行きたいなあと涙を流したりしています。
私が世界で感動的に美しいと思う海はエーゲ海とメキシカンカリブです。エーゲ海を楽しむのであれば、ギリシャのサントリーニ島が絶対に一番です。メキシカンカリブについては、メキシコのユカタン半島にあるカンクンという所が最高と思います。ホテルの部屋から海を見ていると、泳いでいる人の足先まで透けて見えるというくらい透明な海です。
延々と真っ白のビーチがどこまでも続いていて、淡いブルーの海が果てしなく広がるという素敵なところです。半島はほぼジャングルで、マヤの遺跡もところどころにあって、どこに行っても楽しめるところです。ここで私の大好きなホテルが二つあります。フィエスタアメリカーナコーラルビーチというホテルとリッツカールトンカンクンです。
メキシコはメキシコシティーのような大気汚染と治安の悪さが気になるところかもしれませんが、ユカタン半島にあるカンクンは治安もよく、空気も新鮮で素晴らしいところです。
リッツカールトンカンクン
フィエスタアメリカーナコーラルビーチホテル
投稿者:megaclinic