院長ブログ
翔んで埼玉を見てきました。
以前に見た翔んで埼玉の映画があまりにおもしろかっったので、今回第二作目になる関西編を見てきました。たしかにみなさんがよく言っておられるように、あまりにばかばかしくて感動するという評価に納得です。よく関西のことも調査されていて、京都に生まれ育った私には、そうそうその通りというような話もよく出てきました。私自身は滋賀県を田舎などとは全く思っていませんが、そいういう人はいるよねえと映画の中でも心当たりがあるなあという話がよく出てきました。
埼玉の人もどこにお住まい?と聞かれると東京って返事をする人が多いのだそうですが、今回の映画でも山科は京都じゃないでしょう、、、とか洛中、洛外などの話もよく調べてこの映画を作ってるなあと感心します。京都の人は本音を語らないというのもよく聞く話で、本音のわかる装置が出てきて京都の人の会話の本音が解説されたり、なかなかの出来でした。 関西人ならよく知っている吉本新喜劇のドリルせんのかーい?の場面も出てきますし、最後に出てくる和歌山の女神がとらわれの身から解放されて、もとの女神の姿に戻るのですが、これが何というか、戻らない方が良かったよね、、、という場面も笑い転げてしまいました。なかなか楽しい映画でした。ひまな方はぜひ見に行ってください。
投稿者:megaclinic
ハイフの治療を始めます。
顔のたるみについての相談は常にかなり多いものです。従来私のクリニックでは若返りの大きい効果が確実に得られることから、切開によるフェイスリフトや脂肪注入、あるいはこれらの併用という方法を主な治療として行なってきました。ダウンタイムが必要で、人前に出られるまでに早くて1週間、腫れが強く出たりする場合は10日程度をみてもらう必要がありますが、その分効果が確実でその持続も長いという利点があるためです。
ただそこまでの効果がなくてもできれば切らずに今よりたるみが改善すればそういう方法でもいいという方も多かったわけです。レーザー治療でたるみ対策として最も効果の高い方法がハイフです。当院では今までレーザー治療としてはキュースイッチルビーレーザー、ジェネシス、ライムライト、またこれらと併用してイオン導入などを行なってきました。今までは手術を主体としていて、それ以外にこれらのレーザー、フォトフェイシャルなどの治療だけでスタッフがかなり多忙になっていたという状況があり、それ以上患者様のご希望にお応えすることができませんでした。今回ハイフを導入し、その治療に熟練した看護師もそろいましたので、当院でもハイフの治療をスタートします。
ハイフは超音波で熱エネルギーを皮下の目的とした層に当てて、熱エネルギーにより皮下組織の収縮を起こすことでたるみを引き締め、リフト効果を起こす方法です。小顔効果も得られることになります。私はレーザー治療によって顔の引き締め、たるみ改善、小顔効果などを期待できる方法としてはハイフがベストの治療と考えています。もとより切開リフトほどの効果は得られませんが、それ以外の方法では最も効果の高い方法と思っています。
投稿者:megaclinic
アメリカン航空はかなり嫌いです
先日テレビで見た方もおられると思います。アメリカン航空のマイアミ空港でのあり得ない光景です。車椅子で旅行をしている方もあるわけですが、この車椅子の損傷がアメリカン航空ではあまりに多いという問題です。旅行者のどなたかが、マイアミ空港で見かけた光景をビデオに撮られていたのです。その光景は2階から滑り台のようなとこでアメリカン航空の職員がそのスロープに車椅子をすごいスピードで滑らせて下ろしているのです。1階ではスロープに終点の壁があり、ここに車椅子が激しくぶつかって、その壁を乗り越えて、何回も転がって止まるのです。それを別の職員が取り上げて、運んでいたのです。このような扱いをすれば、もうほとんど毎回車椅子が壊れると思います。実際に車椅子の損傷の報告はあり得ないくらい突出して多いそうです。
ここだけの話ですが、私はユナイテッド航空やアメリカン航空など、米国の航空会社は全部大嫌いなのです。デルタもユナイテッドもアメリカンも、もう何回もひどい目に遭っています。日本のJALやANAは大好きなのですが、アメリカ経由でどこかの国に行く場合、JALに乗っても米国のどこかで乗り継ぐとどうしても次はアメリカン航空になってしまうわけです。これは提携している関係でどうしてもそうなるわけですよね。例えば、来年の6月にコロンビアのカルタヘナというカリブ海に面したところで国際美容外科学会があるので、私はそこに行かなければならないのですが、JALで行こうとすると、そこまでは飛んでいないので、ダラスで嫌いなアメリカン航空に乗り換えて、コロンビアのボゴタまで行って、さらにそこでアビアンカ航空に乗り換えてカルタヘナに着くという方法しかないのです。
過去にこういう理由で何度もアメリカン航空に乗らないといけないことがありましたが、荷物が最終目的地に私と一緒に届かなかったことが3回あります。到着の翌日に荷物が届いたのが2回、もう1回は3日目くらいだったと思います。とにかく荷物がないのは困ります。下着なども買いに走りましたし、学会に普段着で出たこともあります。背広が届かなかったからです。もう色々迷惑なことがありましたが、アメリカン航空での私の経験した最大のトラブルは最終地で受け取った私のスーツケースが激しく壊れていたことです。普通四角い形ですよね。空港で出てきた私のスーツケースは大きなМ字型に変形していたのです。多分車椅子と同じような扱いをされたように思います。これもマイアミ空港でした。もうとにかく頭に来てアメリカン航空の職員と激しくケンカをしました。アメリカン航空の責任ではないと言い張るのです。とても話が長くなるので、結論を言いますが、私がアメリカン航空で預けたときは四角いスーツケースだったので、ややこしいことを言うと訴訟を起こすと言うとすぐに私のい言い分を認めて、処理の手続きをしてくれたのですが、もうとにかく全然親切ではありません。荷物を丁寧に扱うなどは全然考えてないですよね。スーツケースがこんなに変形することがあるのだなあと当時はびっくりしていたわけですが、先日の車椅子のテレビ放送を見て、あー、こういうことをやってるんだなあと理解した次第です。困ったことですよね。荷物は全部機内持ち込みで頑張るしかないのでしょうか?
投稿者:megaclinic
時々思い出します、、、ある病院の受付の女性
今までにかなり多くの病院に勤務した経験があります。大学を卒業後は京大病院、その後は大阪赤十字病院、九州の小倉記念病院、などに勤務をしていました。この間、他にもアルバイトで、救急病院で夜間の診療や当直勤務や土曜日の夜から月曜日の朝まで精神科の病院の当直、なども行なっていました。これらのアルバイトは当時、大学病院などでの研修医としての給与があまりに安くて、生活が成り立たないというくらいだったので、同じ学年の研修医たちはほぼ全員何らかのアルバイトをしていたわけです。
この中のある病院の受付にいた若い女性のことは今でも時々思い出すことがあります。とてもかわいい、明るい女性でしたが、何というかちょっと失敗が多かったわけです。ある時彼女が病院の待合室に飾ってあるお花や植木に水をあげていました。今日も頑張って咲いてね、と声をかけながら水をあげていました。とても優しい素敵な女性なのです。何となく心温まる光景だなあとちょっと見ていたのですが、すぐその後に看護師長さんから怒られていました。「あのね、このお花も植木も全部、造花、わかった?造花。水はあげなくていいの、年中全力で咲いてるからね。」 、、、、その後数人のスタッフがぶつぶつ言いながら、お花や植木の水をタオルで拭いたり、もう大変のことになっていました。ほかにも死亡診断書を取りにきた家族の方に、診断書を渡す際に、お大事に、、、と言ってしまったり、、、、。その時もまた怒られていましたけど。
投稿者:megaclinic
Wi-Fiについて
数日前、アメリカ在住のいとこと少し話をしていました。もう何十年もアメリカにいて、ある大きな会社の社長をしています。彼の話によると、Wi-Fiが5年以内くらいになくなるというのです。将来のことは私もよくわかりませんが、そういうこともありうるのだろうなあと思って聞いていました。それでどういうことになるわけ?と聞いたところ、Wi-Fiは要するにあちこちで繋がるわけですが、将来はもっともっと上なのだそうです。そういうことになるので、Wi-Fiはなくなるのだそうです。信じますか?
投稿者:megaclinic
同志社中学高校同窓会
先日京都で同志社中学と高校の同窓会があり久しぶりに参加しました。私は中学だけ同志社で、一度同志社に入学できれば、あとはよほど馬鹿なことをしなければ、そのまま同志社高校、大学と行けるわけですが、そういう道を通らなかったわけです。実は中学生の時に将来は医師になろうと決めていたので、このまま同志社高校に行ってしまうと、自分の性格からあまり勉強せずにフラフラとしていて、結果同志社大学でいいかーみたいな人生になりそうだと思ったわけです。それであとがないぞという状況にしておいたほうがしっかり受験勉強をするのではないかと思ったわけです。もし同志社大学に医学部があったのであれば、高校も同志社に進学したと思います。そういう理由で高校は京都の嵯峨野高校に行って、そこから京都大学医学部に進学したというわけです。京大に入学すると同志社高校からも医学部に入学してきた同級生がいたので、同志社高校からでも受験勉強をして頑張った人もいたのだなあと感心していたわけです。
同窓会に出席したのは本当に何十年ぶりかだったので、すぐに名前がわかったのは3人くらいでした。あとは時間がたってから次第に中学生のころの顔が浮かんできたりした人も多かったのですが、名前を聞いても全然思い出せない人も何人もいたりして、困ったことですよね。もちろん同志社高校から入った人は元々知らないわけで、面識がないという方もあったわけですが、、。同志社という学校はどうも京都で商売をされている方も多いようで、ずっと京都に住んでいる方もわりにあるようです。竹製品を作っているお店をもっていたり、着物を扱っていたり、代々続いているお店だとそのままそこで仕事をしているというのは理解ができるところですよね。他には同志社大学の学長や総長などを務めた同級生や京都大学の理学部の教授になって波動の研究で世界的に有名な人になった同級生、ワコールという有名な会社を背負って頑張っていた同級生などなどいろんな分野で活躍した人も多くて、懐かしい時間を過ごしていました。同窓会ってたまには行かないといけないですねえ。懐かしい人に会えてとても楽しかったです。
投稿者:megaclinic
国際美容外科学会の理事会での理事たちの英語
国際美容外科学会(ISAPS)(アイサップスと発音します)の理事会には合計12年間いたわけですが、この理事会は一年に2回会議がありました。大体1回は春にアメリカ国内で、アメリカ美容外科学会の開催時に合わせて、開催都市での2日間の会議になっていて、もう1回は12月にロンドンかローマでの2日間の会議になっていました。通常朝の8時か8時半から朝食を食べながら会議が始まり、昼食をはさんで5時くらいまで二日間行われていました。それほどいつも議論することが多かったわけです。会議はすべて英語なのですが、理事の合計15人すべてがネーティブのスピーカーではないわけです。特に私が会長をした2年間は理事会の二日間ずっと会長が司会をするので、すべての意見をよく理解して自分の意見を述べる必要があり、特に会長がどのような考えなのかということは、理事全員がしっかり聞いていますので、慎重に語る必要があったわけです。
問題は理事の一部に英語の発音のくせというか、要するに私から言うととても聞き取りにくい理事がいたわけです。南米の理事の一人は文法に多くの間違いがあり、最初はこれが気になってしまい、要するに何を言っているのか、聞き逃すという失敗がありました。これはすぐに慣れてしまい、後からは問題がなかったのですが、、。最大の問題は今だから言いますが、インドの理事の英語がどうしても聞き取れないのです。他の14人の理事の英語もかなりあやしい英語を話す人もいたわけですが、十分聴き取れて特に問題はなかったのですが、インドの理事だけは通常ではない発音の英語を話されるので、降参!お願いだから話さんといて!という感じでした。一部はなんとか言っていることがわかっても大事な部分がわからなかったりすると、とても困るわけです。でも他の理事たちはほぼみなさん理解されているような感じだったので、いつもすごいなあと感心したりしていたわけです。
でも会長になっていた2年間は何を言っているのか全然わかりませんなどのバカなことを言えないので、いつもインドの理事が話したあとには、他に意見は?コメントは?と全員に聞くことにしていました。直後に他の理事の意見を聞くことで、インドの理事が何を話していたかほぼ理解できるという方法を使っていたわけです。こうでもしないととんでもないことを会長がコメントしたねえなどの問題が起きてはまずいですよね。とにかく理事の皆さん全員が美しく正しい英語を話すというような状況ではないわけです。とんでもない発音で早口で話す理事もいたわけですが、これはこれで不思議に完璧に聞き取ることができて、インドの方だけが大問題でした。フランスの理事などの場合、例えばインフォメーションという単語ならインフォルマツイオーンというような発音でガンガン話すわけです。これも慣れですねえ。よく聞き取れるんです。何も彼の英語には問題はありませんでした。やっぱりインドです。ほかのインドの先生も時々学会などで会場から私の講演に対して、質問を受けたりすることもあるわけですが、あーまたこのタイプの英語かーなど焦ってしまうことがあったわけです。このような場合は質問が聴き取れないのでもう1回?と聞いたり、2回目も何を聞いているのかわからないときは、隣の医師とか座長に聞いたりして、回答していました。本当に世界中の誰もがきれいな英語を話すわけではないのです。これが国際学会の実際の状況だと思います。困ったことです。ネーティブスピーカーでも聴き取れない英語もあるので、そんな英語が出てきた時は本当にお手上げですよね。でもまあ、いつもなんとかなっています。
いつも不思議に思うことは、欧米の医師に聞くと日本国内で学会があって招待講演などを担当する時に会場から日本の医師から英語で質問を受けることもよくあるが、時々英語の発音が聴き取れない人があるので困るというような話を聞くことがあります。でも私たちには、日本人の英語って、どうしてこんなに聞き取りやすいのかなあって
よく思ってしまいます。本当に不思議です、なぜなんでしょう?
投稿者:megaclinic
当院でのアートメイク
以前アートメイクは医療分野ではかなり問題になったことがあります。要するにクリニック以外の場所でなんの資格も持たない人が一種のタトゥーを入れることが違法であったわけです。それによって皮膚のトラブルが起きたこともあり、警察が入って捕まった人もあり、このような事件がメディアに取り上げられていたことがあります。私にも過去に何人かの患者さんから眉のアートメイクで相談をされたことがあります。どこかいいところを紹介してもらえませんか?ということでした。私自身もそのようなところを全く知りませんでしたので、わかりませんとしか回答ができませんでした。
色素を入れるという方法は私自身は乳がんの再建を多数行ってきましたので、乳頭乳輪にはよくこれを行ってきました。乳がんの再建の場合、バストの皮膚を使用して乳頭乳輪を作るので、仕上がった乳頭乳輪はバスト全体と同じ色になっています。これではとても不自然なので、ここに色素を注入して、反対側と同じ色調の乳頭乳輪に仕上げるわけです。ただ実際には健康な側の乳頭乳輪とは全く同じ色にするのはとてもむずかしいことで、これはこれで專門のプロが必要なのではないかなあと自分でも悩んでいました。それくらい自然な色を入れるということが難しいわけです。色素は実際にはいろいろの色を混ぜて、健康な側の乳頭乳輪の色を作るわけですが、全く同じ色にできたと思ってもタトゥー後には肌の色によってやや青みがかったり、黄色っぽくなったり、多少変化が起こるわけです。この予想がとても難しく、どうしても色の差が残ることになっていました。すこし反対側とは色が違っていますが、すみませんねえ、白い乳頭乳輪よりはずっといいですよね、、、などの言い訳をして乳がんの再建を修了にしていたところがあります。患者さんには本当に申し訳ないことですが、どんなにがんばっても左右全く同じ色の乳頭乳輪にするということは多分だれもできないように思います。
当院に多数のアートメイクの経験のある看護師さんである川越ナースが入ってきてくれました。もう当院では何人も眉や目、唇などのアートメイクが始まっていますが、一度唇のアートメイクを川越ナースがやっているのを見せてもらったことがあります。1000例以上の経験があるようですが、さすがに上手です。やはり私と同じ経験があって、入れる前の色調が多少微妙に変化するということは眉や目、唇でもある問題のようですが、これが起きた場合、後日薄くしたり、濃くしたり、多少色調を変える方法があるようで、さすがに多数の経験があるといろいろのテクニックを持っているなあと感心したりしています。乳頭乳輪の再建のためにも彼女から習わないといけないことがありますよね。もっと日本形成外科学会や乳がん学会などで彼女はそのテクニックを指導してもいいように思っています。今までそういう講義って一度もありませんでしたから。乳房をどのように再建するかということは形成外科医であればかなり必死にやっているわけで、こういう論文も多数あるわけですが、仕上がった乳頭乳輪にどのように色素をいれるか、その具体的な色の調節方法は?などの論文は見たことがありませんし、ほとんどの医師がそういうアートメイクについて詳細なテクニックを理解していないと思います。患者さんにとっては大切な仕上げの問題なので、医師も真剣に取り組まないといけませんよね。やっと信頼できる看護師さんに出会えたので、学会でも彼女には活躍してもらいたいと思っています。
投稿者:megaclinic
当院での肌質改善
私自身は今までどちらかというと手術に全力を注いできたところがあります。形成外科出身なので、手術という力にたよるところがあって、これこそが患者さんに夢を与えることのできる最強の方法と信じてきたわけです。今も根底にある考えは同じなのですが、たとえばフェイスリフトの手術でたるみがなくなり、しわもなくなり、これで完成なのかというと、実際にはシミやくすみなど色調や肌質の問題が残っていたり、リフトによる効果をいかに持続させるかなどは少し私自身無関心であったような気がします。やはり患者さんには肌質も含めてすべての面ですっきりしてもらうとか、せっかく手術をしたその効果が長く維持できるような管理などもとても大事なのではないかという気がしています。
そういうこともあって、かなり以前から美容皮膚科などにも、もっと力を入れるべきと思って患者さんの肌を気にかけるようになってきました。多くの患者さんは女性なので、治療については化粧や洗顔などの日常生活における指導なども必要と思います。そういう理由でどうしても女性による肌質の治療や管理の指導なども大切な問題と思います。当院ではそういう理由で、ナースが担当する方法で、以前から肌質改善のためにゼオスキンによる治療の指導や、ジェネシス、ライムライトなどのフォトフェイシャスによる治療、イオン導入などを行うようになっています。シミなどについては私がキュースイッチルビーレーザーでの治療を行っていますが、ゼオスキンについては当院の中川ナースがディプロマを取っていますので、中川ナースが担当してこの治療の指導を行っています。さらにジェネシスやライムライト、イオン導入なども中川ナースがずっと担当してくれていますので安心して任せています。肌質については細かい行き届いた治療が必要で、中川ナース自身が自分でもいろいろ使用して治療の手ごたえをよく理解していることから、彼女が担当するほうがあとの経過などの説明や実際の洗顔や化粧などの方法の指導にも安心感があると思います。
今後は手術までは考えたくないがたるみやしわをすこしでも改善したいという方のために、この効果が大きいとされるハイフを導入する予定です。安全にハイフの治療を提供できるようになった時点で皆様には再度お知らせします。
投稿者:megaclinic
目頭切開や下まぶたのリフトなどのキズのへこみ
私のクリニックに来院される患者さんで、目頭切開や下まぶたの切開のキズのへこみの修正がとても多いのが最近気になっています。切開したキズにへこみができてしまうと化粧をするとかえってへこみが目立つことになります。細かいしわやキズのへこみなどは化粧をするとかえって目立ってしまうのです。修正はサブシジョンという方法でへこみを修正することができます。針でへこんだキズ直下を剥離して浮き上がって平坦になった皮膚の直下に微量の脂肪をいれておくと平坦に仕上がるわけです。術後の管理が必要なこともあり、時には複数回の手術が必要になることもありますが、最終的には新しい切開を入れることもなく、平坦に仕上がります。
問題はなぜこのようなへこみのあるキズになったかということです。これはほとんどのケースで医師の技術不足だと思います。メスを入れる方向がまずいのです。まつ毛の下を切開する時はメスの先を眼球から遠い方向に向けて切開をする必要があります。この時にメスが皮膚に直角に当たったり、眼球側に向いていたりするとへこみが必発します。要するに切開した直下に真皮が残るようにメスを入れておけば縫合したライン直下に皮下組織の厚みが残るわけですから、キズはへこみません。目頭切開の場合も同じで、メスが入る方向を間違わなければへこみが残らないわけです。とても細かい技術ですが、どの教科書を見ても、切開のデザインはあれこれ記載されていますが、メスを入れる角度についての記載は見たことがありません。とても基本的なことであり、よく考えてみればだれでも理解できることだと思うのですが、、、。
投稿者:megaclinic