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顔の脂肪注入の論文を発表しました
PEPARS (ペパーズ、全日本病院出版会)という医学誌に顔面における脂肪注入というタイトルで論文を出しました。この医学誌からの依頼で書いた論文です。特集が組まれていて、美容外科:抗加齢医療(基本から最先端まで)という項目での依頼原稿です。論文の目的は顔面に対する脂肪注入の基本的な手技、注意点、美しい結果を得るために大切なポイントを記載するというものです。症例の写真とともに一応医学誌の要請に十分こたえることのできた論文と思っています。
投稿者:megaclinic
コロナワクチン接種の加速のために
日本はやっとワクチンがたくさん入ってきたようですが、問題はワクチン接種の体制ができていないということだと思います。私のクリニックにも医師会から再三、ワクチン接種の問診や注射の打ち手として手伝ってほしいという依頼が来ています。早く国内のより多くの人にワクチンを打ってもらうことが必要と思っています。医師や看護師さんが日本中で総動員されているように思います。まさに戦争のような状態で、早くしないと助かる命も助からないと思いますし、最前線で頑張っておられる医師や看護師の方々もそろそろ限界ではないかと心配しています。そのようなわけで、医師会からの依頼にこたえて、当院の看護師と私たち医師も7月からは参戦します。注射の方は医師でも看護師さんでも可能と思いますが、問診も実はかなり大変な作業で、医師による判断を求められています。ワクチンを接種しても安全かどうかという判断は、人によっては難しいケースがあると思いますし、なんらかの事故があれば、判定をした医師の責任が問われることになります。一応ガイドラインはあるわけですが、こういうものだけで判定できないややこしいケースが多分出てくるように思います。それを考えると今まで経験したことのない仕事なので、プレッシャーもありますが、とにかくたくさんの人が来られることになりますし、たくさんの医療関係者が頑張らないと日本という国が暗いトンネルの中からいつまでたっても出られないということになります。当院もクリニックをあげて頑張りたいと思います。
なお、ワクチンは当院で接種を行うのではありません。大阪の淀川区の集団接種会場で協力することになります。また日曜日の協力なので、当院の診療は通常通りで変更はありません。
投稿者:megaclinic
フランス美容外科学会
フランスの美容外科学会はこの10年くらいはほぼ毎年、初日に国際美容外科学会の講習会であるISAPSコースを開催しています。初日の講演はフランス以外の国から招待した20人くらいの医師だけに講演をしてもらい、あとの2日間の期間中にも、さらに招待講演としてたくさんの講演や時にはライブサージャリーを担当してもらうという方法を取っています。
そのため特にISAPSとフランスの学会はいつも本当に仲良しという感じになっています。私自身もここ5-6年は毎年フランスから招待を受けていますので、パリ、ニース、カンヌ、マルセイユ、トゥールなどフランス各地を訪問する機会をもらっています。それぞれ都市によって景色も異なり、毎年たくさんの講演や現地での手術などは楽なことではありませんが、それでもいろんなところを訪問できるので、フランスの学会はとても楽しみにしています。
昨年はこの学会がコロナのために今年に延期になっていて、次の学会はボルドーでの開催なので、今年の秋はぜひ学会を開催してほしいと願っています。フランスのワインはどの学会でもとてもおいしいですね。
レオナルドダヴィンチの眠るお城から見たトゥールの景色
フランス美容外科学会のリーダーの皆さん
投稿者:megaclinic