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軽度下垂乳房と豊胸
出産や加齢により、バストの下垂が気になりだした方もよくおられます。単純に下垂を修正する方法はいくつかあります。乳輪の上半分の皮膚を三日月型に切除してすこしバスト全体を引き上げる方法、他には乳輪の全周を切開して引きあげる方法、下垂の程度によっては乳輪全周と乳輪の下端から垂直に下に伸びる切開でバスト全体を引き上げる方法などがあります。
基本的に日本人のバストはキズが赤くなって目立つ期間が長くなるという点が問題になり、少しでも少ないキズでリフト効果が大きい方法を選択する必要があります。もし患者さんがバストを引き上げ、同時に大きくしたいという希望がある場合は、豊胸手術の小さいキズだけでバストの下垂の印象を消すことができます。乳房下縁をすこしだけ低い位置に移動して同時に豊胸手術をすると、バスト全体がリフトアップしたように仕上がります。この方法の際はバッグを入れる3-4センチのキズは新しい乳房下縁になる位置にする必要があります。ほとんどの場合、キズの赤みは1年から1年半程度で目立たなくなります。
投稿者:megaclinic
口角を上げる
口の形が気になるという相談も多いものです。への字のように口角が下がっていると、年齢を感じさせる顔つきになってしまいます。また健康的な印象も消えてしまいます。口角を上げたいというご希望の方も多いわけですが、方法として白人では唇の上側の皮膚を切除して上げたり、人中短縮で法令線まで皮膚の切除を延長すれば、唇の形は自由に簡単に引き上げることができます。ところが日本人は唇の上に接する部位やほうれい線にはみ出るキズは必ず目立って残ります。白人ではこのキズがほとんどわからないくらいになりますが、日本人の肌はそうではありません。この部位は絶対に切ってはいけない部位です。キズを消すような修正はできません。
対策の一つはボトックスです。口角の下の筋肉にこれを注射すれば4か月くらいは口角がすこし上がった状態を保つことができます。もう一つはフェイスリフトで顔のたるみを引き上げる際に口輪筋の口角の上の部分を強くリフトすると口角がかなり上がって長期にこの形が保たれます。この方法としてはMACSリフトが最適と思います。この部分の引き上げをねらって正確に仕上がりの形を調整できるからです。他のリフトは顔全体の引き上げの効果がありますが、口輪筋の口角部分の仕上がりを特に自由にコントロールするようなことができません。
投稿者:megaclinic