院長ブログ
腫れぼったいまぶたの対策
まぶたの悩みの中に腫れぼったいので脱脂をしたいという方がよくおられます。たしかに見た目ははれぼったいのですが、脱脂ではよくならない方も実はわりに多いのです。日本人のまぶたの皮膚はかなり厚みのある方も多く、こういう方の場合、まぶたが多少でも垂れていたり、二重のラインにかぶる皮膚が多いとかなりはれぼったいまぶたになっていることがあります。こういう方の場合脱脂をしてもほとんど効果はありません。むしろ眉下で皮膚を切除して、分厚い皮膚を眉下で切除して減量するとすっきりしたまぶたになることも多いわけです。
簡単な見分け方は鏡の前で眉を上に引っ張ってみてください。たとえば二重の方であれば、これで見かけの二重の幅は広くなります。つまり二重にかぶっている皮膚が少なくなるわけです。これによりまぶたの腫れぼったい印象がなくなる方は眉下切除で、腫れぼったり目つきが変えられるわけです。こういう方の場合、脱脂は効果はほとんど効果がないので、治療方法の選択はとても重要な問題というわけです。
投稿者:megaclinic
国際美容外科学会(ISAPS)の正会員という資格
最近美容外科の広告は本当にすごいことになっていて、本来は手術前や手術後、あるは治療前後の写真の掲載は法律で禁止されています。それでも何となくお構いなしで、あちこちでたくさん見かけるというのが現状です。要するに患者さんから広告にだまされて被害にあったということについて、保健所や警察に届けがないとこのような広告が放置されているという状況のようです。実際に日本美容医療協会の相談室や、私たちのクリニックに修正を求めて来院される患者さんの話を聞くと、医師としてはあり得ない診療を行っていたり、実際には医師でないオーナーがいて、院長はこのオーナーに雇われていてただ給料をもらっているという状況のところもあるようです。診療のレベルも患者さんに深刻な後遺症が残ったりして、治療や手術後に苦しんでいる方もたくさんおられるわけです。
最近私たちがよく質問されることの一つは、安心な美容外科医はどうやって探すのがいいのか?ということです。大手のクリニックだから安心して行ったのに、、、という話もよく聞きます。要するに大切なことは担当する医師の知識、経験、技術がしっかりしていて、診療における倫理面も正しい姿勢で行われているということの確認です。こういうことを知るための情報としては、大手のクリニックだからとか、テレビなどでの派手な広告ではありません。私が一番お勧めしたいのは、国際美容外科学会(International Society of Aesthetic Plasitc Surgery )、通常ISAPS(アイサップス)と言われている世界最大の美容外科と形成外科領域の国際学会の正会員という資格です。日本にも多くの会員がおられますが、皆さん優秀な美容外科医です。この正会員になるためには、まずその国の形成外科学会の専門医の資格が必要です。さらにその国の美容外科学会の専門医資格があることが条件になっています。その上で、すでにISAPSの正会員になっている医師2名の推薦が必要になります。これらのステップの段階で、おかしなクリニックや治療後の後遺症が異常に多い医師は除外されています。また一度正会員資格が得られても、その後診療内容や治療後の患者さんの深刻な問題が多発しているような医師は、ナショナルセクレタリーという各国のISAPS会員の代表の医師、あるいは美容外科学会会長などが、ISAPSに報告をすることになっています。報告があると、会員資格を確認する委員会のチェックが入るようになっていて、問題のある医師は除名されるというシステムになっています。このISAPSの正会員という資格をとっている医師は本当に安全で、まじめに診療をされていて、治療結果も優れているという保障がついているわけです。
どういう医師が安全かという確認のためには、単純にISAPSの正会員であることを確認してもらえば、その国の優秀な医師がどの医師かということが、広告などにたよらなくても簡単に確認できるわけです。
投稿者:megaclinic
一部の美容外科
大手のクリニックの一部や、大手ではない一部のクリニックの中にはかなりこわい所があります。具体的に名前を出すわけにはいきませんが、、。でもいくつかの美容外科はやっていることがとても変です。こういう問題のある所は、私たちの美容外科学会でも論文発表などでも、医師の名前を聞いたことがありません。広告などでは出ているようなのですが、、。
患者さんからよく聞く話は、レーザーや肌の相談などで受診したところ、カウンセラーという方が出てきて、あれこれ手術を勧めるということです。とにかく簡単に帰宅させてくれないという問題があって、もう全力で当日の手術を勧めるようです。腫れない、痛くない、自分も受けているなどなど、もうあの手この手の話が続くようです。要するにそこで働いている、あまり技術のない医師でもできる治療、たとえば埋没法、糸のリフトなどに患者さんを持ち込むようにしてあるわけです。当日なら安くなるとか、もうあれこれ話があるようで、結局高額のなんらかの治療を当日受けてしまう方が多いわけです。またこの結果に問題があり、腫れないと言っていたのにすごく腫れたとか、結果が思わしくないなどトラブルも多いわけです。
こういうクリニックになぜ行かれるのかよくわからないのですが、内情を知らない方は素敵な広告を信用したり、大手だから安心などと思われるのでしょうね。とにかくカウンセラーという人は医師でもなく、看護師でもなく、自分が勧めた治療の額によって収入が決まるので、患者さんがどうすればきれいになるかなどはどうでもいいわけです。要するに高額の治療に持ち込めば、自分の給料が上がるというようなシステムになっているようです。こういう方が診察をしていたり、治療の相談をしているのはどう考えても違法です。
こういう所はクレームにも慣れているので、クレーム対応の専門の人がいて、これはこれで話し合いをすると、かなりこわいということも聞いたことがあります。どうすればいいのかというと、医師でない人がカウンセラーとして出てくるところは普通ではないということ、もしこういう人が出てきたら、すぐに帰ること、決して、当日にどのような治療も受けないこと、帰宅させてくれない場合は、その場で警察を呼ぶこと、などなどでしょうか。こういうクリニックが今も存在しているのは本来あってはならないことなのですが、どうすれば、こういうところがなくなるのでしょう?とにかく被害にあった方も多いわけですが、被害にあった方は泣き寝入りをせず、警察に届けを出すとか、地区の保健所に事情を話すとか、弁護士さんと相談するなど、自分以外に新しい次の被害者が出ないように頑張ってほしいと思います。
見分けるためには医師の資格を確認することが一番だと思います。日本美容外科学会JSAPSの専門医であり、日本美容医療協会の適正認定医であり、さらに国際美容外科学会ISAPSの正会員という資格のすべてを持っておられる方は皆さん優秀で、広告にもうそがなく、倫理面でも問題がなく、こういうおかしな診療はされていません。これらの資格のすべてをもっている医師の数はあまり多くないのですが、本来とても優秀な美容外科医というのはこれくらいしかおられないように思います。
投稿者:megaclinic
別荘の話
軽井沢などに行くとたくさんの別荘がありますよね。見ていると素敵だなあと思う所も多いのですが、皆さん別荘を持ちたいと思われているのでしょうか?実は私の母方の祖父が親戚のみんなのために別荘を建てたことがあります。京福電鉄という会社が福井県と京都にあるのですが、この会社の社長とか会長をしていた人です。さらにその父に当たる人が北前船のオーナーの一人だったそうです。北前船は今で言うと商社のようなもので、北陸から神戸あたりまで船でいろいろのものを運んでいた会社ということになります。この北前船という組織はいくつかって、そのオーナーの一人が私の先祖の方の一人ということになります。西出孫左衛門という人だそうで、後日この人は函館に引っ越して、カムチャッカに漁場をいくつか持っているような富豪になったわけですが、この人が北陸に住んでいた時に石川県のある海岸に住まいがあったそうです。この場所が海のそばで美しいところなので、祖父が気に入って、ここに別荘を建てたようです。別荘を建てた時は何回かここに行って親戚たちと一緒に海で泳いだり、食事をしたり、楽しかった思い出があります。
でも不便なのは自分たちで食事の準備をしないといけないこと、掃除なども自分でやらないといけないこと、などなど、あれこれあったわけです。問題は祖父が亡くなったあと、親戚一同でこの別荘を共同で管理していこうということになったわけですが、誰もここに住んでいるわけではなく、管理する方にお願いして、週に1回程度、家の掃除、そのほかの管理をお願いしていました。親戚の誰かがある程度順番にここに泊まりに行って夏を快適に過ごそうなどと思っていたのですが、実際にここに行くと、掃除をするところから始まり、布団がすこし湿っていたり、どこかカビの臭いがしたり、食事も周りにレストランなどがなく、食料の買い出しも遠いところまで行く必要があり、あれこれわずらわしいことも多いわけです。景色はまあいいとして、別荘に来て何をしているかというと、掃除、買い出し、食事の準備などなど、これならホテルとか旅館に行くほうが楽しいよねえということになってきたわけです。また海のそばに家がある方はわかると思いますが、潮風で家のあちこちにサビが出てくるんですよね。これで次第に汚い家になってきて、結局親戚のみんなで相談の結果、この家を売ってしまいました。祖父が亡くなってからは別荘については楽しい思い出がありません。
そういうようなことがあって、別荘は面倒だなあと思ってしまいます。毎回好きなように新しいところに行って、ホテルや旅館に滞在して、掃除もせず、食事の準備もせず、快適に過ごしているのが楽しいよねえと思っているわけです。
投稿者:megaclinic
日傘サプリシャインホワイトプラス
当院では体の中から紫外線対策をして同時に美肌を育てるという目的で内服薬である日傘サプリシャインホワイトプラスの販売をしています。シトラス果汁とローズマリー葉に含まれるポリフェノールを主成分に紫外線防御剤であるケルセチンの他に美肌効果のあるビタミンC、Lシスチンを配合しているものです。1本で1か月分になり、価格は17600円になります。当院に来院していただいて購入していただくか、電話06-6303-7722でお申込みください。
投稿者:megaclinic
肌の相談
最近肌の悩みの相談がとても多いように思います。とにかくいろいろのタイプのものがあって、こちらもびっくりします。ただ最近思っていることは、女性の場合、化粧という問題もあり、さらに日焼けなどにも敏感な方もとても多く、紫外線対策なども女性の視点で考えて判断するということが必要と思います。また肌の一部の問題については日常生活ですこし工夫をすると解決することもよくあることです。そのようなことから、女性の肌の悩みについては女性の視点から指導することも大切と考えています。このような理由で、当院では中川ヘッドナースによる相談を行っています。詳細はお知らせを確認してください。そちらに詳しい情報を載せています。
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眉下切除の目頭側のコツ
眉下切除はまぶたのたるみを取る手術として人気のあるもので、二重のラインで皮膚切除をしてたるみを取るより、はるかにきれいに仕上がります。この手術の問題点の一つは目頭側で切開線の端に小さいふくらみが出ないかということと、眉間側に余分なしわがでてしまわないかということです。皮膚の切除幅が広いと、切開線の端にドッグイヤーと呼ばれる小さいふくらみが出ることがあります。これは切開線を長くすれば起きないトラブルですが、眉の目頭側で切開線を延長するとキズとして目立ってしまうことになり、この部位で切開線を延長できません。こういう場合の処理としては切開線の断端で皮下を円形状にくりぬいて地盤沈下が起きるような処理をしておくと平坦になり、ふくらみが残りません。これで手術中に不十分と判断できる場合は、切開線の断端で直径2ー3ミリの丸い穴を皮膚にあけて、ここは縫合をせずに皮膚表面に穴をあけたまま手術を終了する方法があります。手術後にここに皮膚ができてきて、平坦な皮膚として完成します。このいずれかの方法で、ドッグイヤーを防止することができ、眉間に余分のしわが出たりすることを防止できます。これでもごくまれに小さいふくらみが残る方もあるわけですが、こういう場合は後日ふくらみの頂点だけをすこしだけ焼灼(熱凝固)するとふくらみが収縮して平坦になります。ホクロの除去方法を応用した修正方法というわけです。熱凝固のあとはほとんど目立つことはなく、わからないくらいに仕上がります。
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イルカにかまれた人の話
最初にイルカにかまれた方、ごめんなさいと謝っておきます。これは私個人の独り言のような、妄想のような話なので、、、。
最近北陸の海岸でたくさんのイルカが近くまで泳いでくるっていう話がありました。テレビのニュースで、イルカを触った方があり、そのイルカが触った人の足を噛んだということでした。イルカが人を噛む?ある意味怖いような話で、噛まれた方が重症でなかったようでよかったのですが、、。この話を聞いた時に、ふと想像してしまったのは、触られたイルカが女の子で、触った人がおじさんだったのでは?などとふと思ってしまったわけです。知らない男の人に触られたら女の子は怒るよなあ、、、って。妄想です。
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とにかく顔を小さくしたい
時々来院される患者さんで顔の大きさのことが悩みになっている方もあります。中にはそんなに大きくないのになあと思う方もありますが、たしかにすこし大きいかも、、というような方もあって、相談に乗ってあげています。実際には顔の大きさは一つの問題だけでないことが多いと思います。顔の大きさは実際には皮下脂肪、筋肉の厚み、骨格以外に、たるみや筋肉のゆるみなどが複合的な問題として顔の大きさになっていることが多いと思います。特にある程度の年齢からは皮膚や筋肉、脂肪などの下垂、緩みという問題が出てくるので、四角い顔になってくる方が多いわけです。中にはこういう問題が20歳台でも起きている方もあります。簡単には指で耳の前付近の皮膚を上に引き上げてみて、顔がとても小さくなる場合は、フェイスリフトが確実に顔を小さくできる方法と言うことになります。時にはリフトと脂肪吸引を併用したほうがもっと顔が小さくなる方もあるわけですが、、。
これは診察をすれば簡単に判断ができるので、顔を小さくするためにはフェイスリフトが必要ですと判断できる方もよくあります。ただ一般的に、複合的な要因になっている方も多いので、最初から手術を考えるより、まず簡単なボトックスでエラの筋肉が薄くなって、顔が小さく見えるのであれば、これが一番簡単な方法です。4か月ほどしか効果が持続しませんが、注射をして20分ほどすれば化粧も洗顔も可能であり、通院も不要なので、楽な方法ということになります。これで効果があまり感じられない場合は、脂肪吸引、フェイスリフト、などを検討するか、骨切りを検討する、などの対策を相談することになります。やはり骨切りは腫れも大きく、出血もある程度続く方法になるので、骨切り以外の方法をまずいくつか試みるという方針のほうがいいように思っています。
投稿者:megaclinic
大学医学部の夏の体育大会が中止になりました
全国の医学部の夏の大会である西日本医学部総合体育大会と、東日本医学部総合体育大会が中止になりました。これで3年連続で大会が開催されないことになりました。大学の運動部は通常は学連という組織に入っていて、医学部だけはこれと別に活動をするということになっています。京都大学でもたとえばソフトテニス、卓球、サッカー、バレーボール、ラグビーなど多くの運動部で医学部だけのクラブと医学部を含めてすべての学部の学生が所属できる学連のクラブの2種類の部活動が行われています。これは医学部が6年在籍になることと、医学部は一年中、実習や試験などがとても多いので、学連の大会などの日程で活動ができないという理由からです。そのため医学部だけのクラブがいくつもあるわけです。
京都大学でも、ソフトテニス部については、全学のソフトテニス部(体育会)と私が指導している医学部だけのソフトテニス部の2種類のクラブがあるわけです。この医学部の大会は私たち京都大学は春に関西選手権、夏に西日本選手権、秋に近畿選手権と3つの大会があるわけです。もちろん社会人のチームとして一般に登録もしているので、京都の社会人のチームなどとの試合に出場することは可能です。
コロナの感染のために2年続けて医学部の大会が中止になっていました。直前まで夏の大会が開催予定であり、ソフトテニスは兵庫県の神鍋高原で8月3日から3日間の予定で試合日程も、組み合わせもすべて決まっていたのです。学生は本当に楽しみにしていたと思います。練習も頑張ってきたのに、直前になって試合の中止が決まってしまいました。医学部の学生の多くは患者さんに直接接する実習などもあるため、万一感染が医学部で拡大すると、接触することになる患者さんにも迷惑がかかることになるので、賢明な判断であったと思います。それでもずっと学生といっしょに練習をしてきたものとしては、本当に学生のがっかりした顔を見るのがつらいです。このままだと大学の運動部で入学から卒業まで公式戦を一度もしたことがないまま大学生活が終わってしまわないか、などなど気の毒なことを想像してしまいます。本当に早く終息してほしいと祈るような気持ちです。
投稿者:megaclinic