院長ブログ
ハワイのマウイ島
ニュースでよく見かけますが、ハワイのマウイ島の山火事がすごいことになっていますね。ハワイは行った方も多いかと思いますが、私自身はいくつかある島の中でマウイ島が一番好きなのです。特にマウイのリッツカールトンホテルが一番好きなホテルで、このあたりからサトウキビ列車というのでしょうか、かわいい列車がラハイナの町まで続いています。このラハイナがハワイで一番好きな街なのです。ところがニュースで見るとラハイナは山火事で悲惨なことになっています。どうしても信じたくない光景です。何度もここには遊びに行きましたし、ラハイナもよく歩き回っていました。私が生まれて初めてピナコラーダを飲んだのもこの街です。ふらっと立ち寄ったお店で、ピナコラーダを見つけて飲んで感激していたのを覚えています。
この南の島によく似合っているカクテルはかなり以前映画だったか、テレビだったか、覚えていないのですが、逃亡者っていうのがありましたよね。その映画を英語の聞き取り練習で聴いていた時に、どなたかのセリフで、メキシコのカンクンでピナコラーダを飲んで、、、、っていう言葉があって、それ以来ピナコラーダってどんな飲み物?っていう疑問が心のどこかにのこっていたのですねえ。ラハイナのある店に入った時にメニューの中にピナコラーダがあったので、それを頼んだわけです。なんとなくハワイではこういう飲み物は定番ですよねっていう感じの飲みやすい甘いおいしいお酒でした。あの店も焼けてしまったのかもしれません。ラハイナの街が全滅したなどどうしても信じたくありません。早く火事がおさまって、すこしでも早く街が元の美しい姿に戻ることを祈っています。あんなに美しい景色がなくなるのは寂しすぎます。
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京大ソフトテニス部の合宿
久しぶりに京都大学医学部ソフトテニス部の合宿に行ってきました。もうすぐ西医体と言われる医学部の西日本総合体育大会が開催されます。
ラグビーや柔道、野球、サッカー、バドミントン、卓球、水泳、バスケット、などなどもうすごくたくさんの種目の試合があるわけです。その中にソフトテニス部門というのがあって、この大会に毎年出場しています。団体戦はベスト4、個人戦はベスト16に入ると、東日本で同じ出場資格をとった大学や個人と再度全日本選手権が開催されるわけです。
まず西日本選手権です。その準備として大会前に合宿を行っています。合宿は春と秋の2回行っています。これも長い間コロナのためにできなかったので、今年は本当に4年ぶりくらいになると思います。部員の半数以上は今年初めての合宿を経験したわけです。夏合宿は和歌山の日置川(ひきがわ)テニスコートというところで行ってきました。3日間の合宿ですが私は仕事の関係で一日だけ参加してきました。初めて行ったところなのですが、和歌山県の白浜よりまだ南にあるJRの駅で言うと紀伊日紀という駅で、駅員もおられないような駅でした。新大阪からは特急と普通に乗り継いで、合計4時間くらいかかる遠いところです。でも旅館の目の前は太平洋で、海の色が本当にきれいでした。旅館は温泉で、なかなか素敵なところでした。学生は私とは別の民宿のようなところに泊まっていたのですが、この宿舎のお風呂が小さくて部員全員で60名くらいいますので、男子は私が泊まっている旅館が日帰り入浴も可能という温泉になっていましたので、夜は男子学生と同じ温泉に入っていたわけです。まあ、仕方がないというか、、。彼らも海が見えるきれいな温泉だったので、これはすごく喜んでいました。
テニスコートはあまり期待していなかったのですが、面数もたくさんあって、実に美しいコートでした。ちょうど天皇一家が利用されていた有名な軽井沢テニスコートのようにきれいなコートでした。世の中にはたくさんのテニスコートがあるわけですが、コートが完全に平坦になっていて、すこしくらい走りまわっても全然こぼこにならないコートというのは珍しいのですが、国体が開催できる条件はこのようなテニスコートなのです。なかなかこの基準に合格するテニスコートではテニスをすることができないわけです。でもここは聞いてみると過去に国体が開催されたこともあるそうで、きれいな海が見えて、温泉もあって、こんなところで大きい試合ができるとうらやましいですね。
とにかくこの暑さなので、無理をせず、なるべく口で指導するというような方針で、昔のように学生と全く同じように乱打、ランニング、素振り、試合などをするようなことは避けて、安全第一みたいな合宿にしておきました。普段から多少、運動不足みたいなところがありますので、炎天下で命がけでテニスをするのも危ないですよね。とにかく無事に帰ってきました。
今週の週末から岡山で西日本選手権です。京大が快進撃をしてくれるといいのですが、、、。コーチとしてはワクワク、ドキドキです。学生と一緒にいると、本当に自分が学生の時はこんな感じだったなあといつも懐かしく思い出します。
投稿者:megaclinic
ギリシャに行くためのフライト
ギリシャでの国際美容外科学会には行くことに決めたわけですが、とにかくフライトの予約が必要です。ホテルについては学会会場に近いホテルの部屋を多数学会が押さえてくれていますので、いつも学会を通じて簡単に予約できます。ホテルに関してはもうすでに予約完了です。ややこしかったのがフライトの予約です。以前はHISがあれこれすぐに手配をしてくれましたので、そう問題はなかったのですが、長期にコロナの問題があり、外国への旅行に行く方がなかったので、HISが担当部門をかなり縮小してしまったようです。そのためいつもお願いしていた方がおられなくなり、HISの担当部門もなくなっていました。代わりにJTBにお願いすることにしたわけですが、こちらも担当していただいた方が主に国内旅行についてはいろいろ慣れておられるようでしたが、外国旅行については手探りになっていることが多かったようで、なかなか希望が通りませんでした。ビジネスクラスでいつもあちこちに行っていますが、ギリシャについては日本から直接アテネに入る方法はありません。そうなるとどの航空会社でも行けるわけで、もういくつもいくつも方法があって、この比較ということになるともう大変なことになってしまいます。通常今までは電話かメールで済んでしまうようなことだったのですが、どなたに依頼しても研修生のような感じになっていて、私もとても不安になったわけです。仕方がないので、直接JTBのお店まで行って話をしました。これでもかなりあれこれ話に時間がかかってしまいました。私が好きな航空会社として、できればJAL,エミレーツ、カタール、ANA,アシアナ、などを希望したのですが、なかなかこれらの空き状況が出て来ないみたいなのです。どのような行き方であっても乗り継ぎが必要になり、乗り継ぐ空港での時間が長すぎたり、短かすぎたり、日本出発は席に空きがあっても、そのあとのフライトが満席になっていたり、あれこれ、あれこれ、、。担当の方が慣れていないと、もう恐ろしく時間がかかってしまうのです。こちらもずっと時間があいているわけではないので、初日はもう今日はこれで帰りますが、また予約をとって来店しますという結果でした。その次に行った時も同じような調子でしたので、もう私の希望はどうでもいいので、とにかくアテネに行けるフライトを予約してください!と泣き出しそうな感じになってしまいました。ひどい話です、全く。それで結果として自分の希望ではなかったのですが、関空からドイツのルフトハンザ航空でミュンヘン経由でアテネに行くことになりました。あまり好きでもないけど、まあ嫌いでもないというような航空会社なので、まあ仕方なく納得という感じでした。
でも本当は成田発のエミレーツが大好きなんですけどね。成田発の場合、エミレーツのビジネスクラスは後ろにバーがついていますし、席が広くてゆったりしていますし、とにかく映画などもあり得ないくらいたくさん見られますので、乗っていて楽しいですよね。それにドバイ空港でのビジネスラウンジが広くてシャワーもたくさんあって、寝たい人はベッドとしてお使いくださいというような場所もいっぱいあって、食事も飲み物もとにかくたくさんありすぎっていう感じで快適なんです。実はとっても乗りたかったんです、エミレーツ。
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次回のギリシャでの国際美容外科学会
8月末から9月最初にかけてギリシャのアテネで国際美容外科学会(ISAPS=アイサップス)が開催されます。今年の1月頃には、この学会はコロナの問題のためにオンラインでの参加が可能と思っていました。そのため直接ギリシャには行く必要がないと思っていたわけですが、数か月前にオンラインでの講演は認めない、直接アテネに来た方だけが学会に参加できると連絡がありました。またギリシャの学会の会長から私がこの学会の会長経験者なので、絶対にアテネに来てほしいと連絡ももらってしまいました。通常会長経験者は必ず出席するということになっていますので、参加の手続きをしたのですが、問題は最近の熱波です。ギリシャはひどいことになっているようで、山火事も多発していて、エーゲ海のどこかの島も山火事で大変なことになっているというニュースもありました。昨日でしたか山火事の消化活動中だったギリシャの空軍の飛行機がアテネ近郊で墜落したそうで、本当にお気の毒です。火事の騒ぎがアテネ市内まで及んでいるのか、学会は無事に開催できるのか、本当に心配です。
過去に同じような経験があります。アメリカ美容外科学会がカリフォルニアのサンディエゴで開催されていた時に山火事が急に拡大してサンディエゴ周辺に迫ってきたことがあります。学会の開催中の大事件でした。空が暗く、変な色に見えて煙や灰が市内にも次第に目立ってきたので、学会の参加者がいろいろ怖い話を始めだしたのです。明日か明後日にはサンディエゴ空港が閉鎖になるとか、飛行機が飛ばなくなると、道路も大渋滞になるとか、今すぐにバスかタクシーかでロスアンジェルスかサンフランシスコに行って、予約できる飛行機で逃げたほうがいいなどなど、もう学会どころではなかったのです。みなさんが騒ぎ出した翌日には私も残りの学会に出ることは断念してサンディエゴ発の飛行機が飛んでくれましたので、とにかく山火事の被害には直接会わずに済みました。でも知り合いのアメリカの友人数人は学会に残ると言っていたので、無事ににげられたのだろうかとその時はとても心配しました。
後で話を聞くとやはり学会は途中で中止になって、その頃にはサンディエゴ空港が閉鎖となり、車でとにかく北に北に逃げて無事だったということでした。
同じようなトラブルがアテネであったらどうしようと、行く前から心配です。ギリシャの会長に問い合わせると学会までまだ1カ月あるので、大丈夫、大丈夫という返事でしたが、なぜそんなにのんびり構えていられるのでしょう?お国柄でしょうかねえ?
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佐渡裕指揮によるドンジョヴァンニ
佐渡裕の指揮によるオペラドンジョヴァンニを見てきました。とにかく素晴らしかったです。モーツアルトは偉大ですねえ、曲が美しすぎて、出演されていた方々の歌も感動でした。話の筋としては女たらしの人殺しの話ではあっても、曲にうっとりしてしまうくらい感動でした。特に今回はデヴィッドポルティーヨのテノールがすばらしかったです。騎士長である父親を殺されたドンナアンナの婚約者の役がこのすごいテノールの方でした。初めて見た歌手ですが、もう私としては世界のトップクラスと言いたいくらいの感激でした。特にドンナアンナにドンジョヴァンニに対する復讐を誓う場面の歌は圧巻で、まさにブラボー!です。久しぶりに美しいテノールを聞きました。みなさまも佐渡裕指揮のこのオペラのチケットがまだ買えるようであれば、ぜひおすすめしたいです。いろいろの方が交代で出演されていますので、プログラムをチェックしてもらわないといつこの歌手に出会えるか、私は知りませんので、、、。佐渡裕指揮、プロデュースのオペラは毎年あって、大体毎年見ていますが、特に今年のオペラはすごかったです。
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治安の悪い所でのISAPS講習会
国際美容外科学会(IAPS)では毎年大体20回くらい世界のいろいろの国で安全な手術や新しい手術などの講習会を開催しています。大体3日間の講習会で、講師としては世界から大体20人から30人くらいを選んで招待状を出し、これに応じてもらえる医師にその国まで来てもらって、自分の手術方法を講演してもらったり、実際に現地で選ばれた患者さんの手術を担当して、これを学会会場に中継して手術中に会場からの質問などを受けながら、指導を行うという方式で開催されています。
この会場の選択は教育委員会のチェアが委員会の委員と相談して決めています。また講師陣の選任もこの委員会の仕事になっています。私自身はこの委員会の委員として14年、そのうち2年間はチェアとして仕事をしていました。そのため多い時は一年間に14-15回くらい世界のどこかの国に行って、講演をしたり、手術をしたりしていたわけです。あちこちの国々に行っていたわけですが、もともとそれぞれの国の美容外科学会などからぜひうちの国で講習会を開催してほしいという依頼がISAPSに届いて、これを引き受けて準備を始めるというようなことになってます。問題はどの国も治安がいいとか、安全とは言えないわけです。でもこれを断るとその国から国際学会へのクレームになったことが過去にあり、それ以後ほぼすべて喜んで受け入れるようになっています。でも実際には私自身も個人的にはあまり行きたくないなあと思っていた国もあるわけです。いくつかあるわけですが、最初にトラブルがあったのはレバノンでした。講習会の日程、場所、講師陣の選任、プログラムの準備などがすべて整ってから内戦が始まったのです。レバノンの学会の会長から延期の依頼が届き、ところであなたや家族の方は無事なのか?と聞いたところ、山の中の別荘にいるから安全というような回答で、それから1年くらいして、再度講習会の依頼がまた届いたわけです。仕方なくレバノンに行きましたが、街は砲弾のあとがたくさん残っていたり、海はとてもきれいでしたが、街がかなり気の毒な状況でした。
他にはチュニジアも困った問題がありました。もともと治安が悪かったので、講師陣が世界から行くことになるが、安全対策はどうなっているか?と聞いたところ、学会に世界から講師陣の医師たちが来る時と帰る時は、空港からホテルまでの道路は軍が警備を担当するので大丈夫などの回答で、実際に軍の皆さんが銃を持って道路に多数あちこちにおられて、私たちを守っていただきました。また学会期間中は絶対にホテルから出てはいけないというルール付きで、これも息苦しいものでした。幸いホテルはチュニジアの最高のホテルで、前はホテルのプライベートビーチで、地中海が美しく、ホテルもとても大きく美しいホテルなので、いろいろルールがありましたが、大きなプールもあり、ビーチもホテル滞在の人以外は入ることのできないビーチだったので、それなりに講師陣の医師の皆さんは楽しんでおられたように思います。でも学会が終わって、たしか2か月後くらいだったと思いますが、同じホテルで銃の乱射事件があり、やはり怖いところなのだなあと思ってしまいました。まあ、いろいろたくさんの思い出のある国際学会の仕事でしたが、今となってはあれもこれも楽しい思い出になっています。
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コロンビアでの国際美容外科学会
以前にもお話しましたが、今年の国際美容外科学会(ISAPS,アイサップスと発音します)の総会は8月末から9月のはじめにかけてギリシャのアテネで開催されます。この学会にも私は講師(ファカルティー)として招待されていますが、この国際学会総会の来年の学会は来年6月にコロンビアで開催されます。この学会からも私はファカルティーとしての招待をもらっています。現在の会長がコロンビアのリナトリアナという女医さんで、彼女が会長として、コロンビアのカリブ海に面したリゾート地であるカルタヘナというところでこの学会を開催するそうです。
コロンビアと聞くと麻薬やマフィアという印象が強く、ビーチリゾートがある事を知っておられる方はあまりないように思います。コロンビアでは4-5年前に国際美容外科学会の講習会がカリというところで開催されたことがあり、この時も講師の一人として招待されたので、来年で2回目の訪問になります。カリの学会では毎晩恒例の講師陣と参加者のためのパーティーがあって、とにかくこの国ではサルサを毎晩踊らなければならないくらい皆さんサルサ好きです。ちょうどブラジルのサンバと同じですね。音楽がなるとみんな踊るという感じです。そのため夕食が始まるのが10時からとか、11時からになったり、日本では考えられない状況になります。来年のカルタヘナでの学会もまた皆さん狂ったように踊るのだろうなあと覚悟をしています。カリブ海はとにかく美しい海で、特に私はメキシコのユカタン半島にあるカンクンから見るカリブ海(メキシカンカリブ)が大好きです。白い砂浜がずっと続いていて、海も透明でホテルから見ていると海で泳いでいる人の足まで透けて見えるくらいの透明さです。コロンビアのカリブ海はまだ見たことがないので、どんな海の色なのか、ちょっと楽しみです。ISAPSは世界中に家族がたくさんいるというような学会で、多くの親しい友人があちこちにおられて、久しぶりに世界中の家族に会えるような楽しい学会です。昼間は皆さん熱心に学会の講演をしたり、聴いたり、会場での議論など、よく勉強されて、夜はみんなで食べて飲んで踊って、夜も思う存分楽しむというような、実に楽しい学会なのです。
投稿者:megaclinic
同じ体育会系であっても向き不向きが、、、
以前は運動神経がある人というのは大体何をやってもすごいなあと思うことが多いように思っていたのですが、必ずしもそういうことでもないなあという経験があります。私自身は大学を卒業後ずっと京都大学医学部のソフトテニス部のコーチをしていますので、実にたくさんの部員を指導してきたわけです。過去に高校時代にある県の柔道大会で優勝したことがある学生が、一年生からソフトテニス部に入部してきたことがあります。彼のいた高校の柔道部はその県では強豪校として知られていて、彼は一度その県の高校チャンピオンになったそうです。どうして京大の柔道部に入部しないのかと聞いたところ、全国大会に出場してみると全国には自分よりはるかに強い人がたくさんいて、これは大学で戦っても絶対に勝てないと思ったそうです。それくらい実力に差があると思ったのでしょう。その時に柔道は高校でやめようと決めたということでした。なんとも複雑な話ですよね。彼はとにかく柔道は高校でやめると決心していたので、それ以上のことは言えませんでした。その後テニスの練習は彼なりに頑張っていたと思います。とても力強いのですが、ラケットを持った時は力を抜いて、、、というのがどうしてもできないのです。サーブも強くラケットを振る必要がありますが、手首は柔らかく、しなるように、ラケットを強く握らないで、、ということもできないのです。サーブを見ていてるとどこから見ても背負い投げ?というようなすごい光景で、力が入りすぎて、結局ボールが飛ばないというのがどうしても、どうしても治らないのです。これはかなりあれこれ指導したのですが、余分な力を抜くのが困難というか、、、、そういうことの繰り返しで柔道ならおそらく京大のエースになっただろうと思える人がテニスでは京大の医学部のクラブのレギュラーにさえ入れませんでした。こういうことってあるのですねえ。最近は入部してきた部員を見ると、最初から育てるのは難しいなあと思う子と絶対に強くなるなあと思う子と、すぐに見分けがつくようになってしまって、、。これも実はかなり困ったことですよね。運動部の指導も実はいろいろあって、苦労が絶えません。
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ギリシャでの国際美容外科学会について
8月末から9月の最初までギリシャのアテネで国際美容外科学会(ISAPS、アイサップスと発音します)が開催されます。本来国際美容外科学会は2年に1回の総会が会長の出身国で開催されるのが原則でした。私がこの学会の会長をしていた時にも2年に一度の開催のままでいいのか、あるいは毎年開催したほうがいいのかという議論がありました。この頃は理事会の意見として2年に1回の開催のままでいいだろうということでしたが、私が理事会を辞任してから以後の理事会の議論で毎年開催に変更になったようです。そのため今年はギリシャ、来年はコロンビアなどのように国際美容外科学会の総会が毎年開催になったようです。
ここ数年はコロナの問題のために、毎回の総会がオンラインで開催されていて、参加者はすべて自宅や自分のクリニックからオンラインで講演をしたり、いろいろの発表を視聴したりするような方法がとられていました。私もこの間は日本から深夜などにオンラインで学会講演をしたりしていたわけです。今年の8月末のギリシャでの学会はもともとコロナで多分直接行くことができないと思っていたのですが、数か月前にギリシャの学会会長から参加者は全員ギリシャに来てもらって学会を開催すると連絡がありました。通常過去にこの学会の会長を経験した医師は学会に参加してなんらかの講演を担当したり、いろいろのセッションで座長(司会)を担当するのが慣例になっています。さらにPast Presidentの会議やパーティーもあって、ギリシャの会長から急に直接参加という決定になって申し訳ないがぜひギリシャに来てほしいという連絡をもらったわけです。もともとコロナの問題のために、ギリシャの学会もオンラインで参加でいいと思っていたので、ギリシャには行かなくてもいいのだろうと思っていたわけです。でも先日このような連絡をもらいましたので、8月末から9月初旬の私が学会に行っている間は休診にすることにしました。当院の患者様にはご迷惑をおかけすることになるかと思いますが、このような事情なので、ご理解をお願いします。
過去にギリシャではアテネで2回国際美容外科学会の講習会があり、そのほかミコノス島で1回、ロードス島でも1回開催されたことがあり、さらに過去に国際形成外科学会の理事会にも私が入っていたことがありますので、この理事会がアテネで開催された時にもアテネに行っていて、ギリシャは多分今度で6回目になると思います。いつもギリシャの先生にはよく言われることですが、アテネまで来たら、エーゲ海の島々には絶対に行かないとね、、という話があるようにエーゲ海は本当に美しいところです。中でもサントリーニ島は最高で、たくさんあるエーゲ海の島の中で個人的にはサントリーニが一番好きです。今回も学会が終わった後、時間があれば、ぜひサントリーニにも行ってみたいと思っています。特に島の端にあるイアは、ヨーロッパ中で夕日が一番美しい場所として有名です。とにかくこの島はどこで写真をとってもそのまま絵葉書になるようなところです。
投稿者:megaclinic
当院で外国からの患者さんが多い理由
当院に来院された方は多分通院中に外国から来られている患者さんが多いのに気づかれているかもしれません。コロナの前は当院の患者さんの半数以上が外国からの方という時期もあったくらいです。昨年までの数年は外国からの患者さんはコロナのために完全に止まっていましたが、今年になってからは、またすこしずつ外国からの患者さんが戻ってきているように思います。
この理由は私が長い間国際美容外科学会、ISAPS(アイサップスと読みます)の理事会で仕事をしていて、その中の教育委員会(Education Council)という手術指導の委員会でも仕事をしていたりしていたことと関係があります。理事会では合計12年間仕事をしていましたし、教育委員会ではほぼ10年くらい毎年5-10回くらい世界のどこかの国に行って、安全な手術や最新の手術について講演をしたり、実際にその国の患者さんの手術を行って、その病院から学会会場に手術をライブ中継して指導するような仕事をしていました。このように世界中を走り回っていたわけですが、理事会在籍中は2年間この国際学会の会長もやりましたし、教育委員会のチェアも2年間やっていました。ISAPSは今でも毎年一年間に20回くらいこのような世界の美容外科医に対する手術指導である講習会や学会などを開催しています。これはとても有名な講習会や学会活動で、私自身も世界中の国々に行きましたが、その際にその国のラジオやテレビでこのような活動を紹介されることもよくあって、私が会長をしていた時や教育委員会のチェアをしていた時はテレビやラジオに出演するということもとても多かったわけです。またまれにはその国の厚生労働省の大臣などと面談があったり、一般の方が私を見る機会もよくあったわけです。特にアジアの患者さんは、自分の手術はアジア人の手術をたくさん経験しているISAPSの講師陣に入っているような医師の手術を受けたいということで、そういう医師のいるクリニックを探して受診されるわけです。特に私自身もアジア各国での講演や現地での手術を担当したこともよくあり、こういうことがあって、アジア各国から私のクリニックに診察に来る方が多くなっているわけです。実際に中国や台湾、韓国、シンガポール、フィリピン、香港などから来られる患者さんが多いので、当院に来られている方は時にはこのような患者さんと出会ってしまうこともあるかもしれません。当院で外国からの患者さんが多いのは、上記のような背景があってのことなので、事情をご理解いただきますようによろしくお願いします。
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