ニードルサクションの症例写真
成長因子を入れたり、脂肪注入で膨れ過ぎた部位は、通常の脂肪吸引、脂肪溶解注射、ケナコルト注射などで減量を試みても、ほとんどうまくいきません。ニードルサクションは成長因子で影響を受けた硬いしこりや異常に膨れた脂肪、あるいは脂肪注入で生着した脂肪を針で細かく破壊して吸引をして体外に出してしまう方法です。予定した範囲を正確に減量することが可能で、さらに新しいキズが残らない方法として効果のある方法と思います。手術後3日間のガーゼとテープによる圧迫が必要で、状態によってはその後2週間程度の在宅時の軽い圧迫固定を指示することもあります。また一度で予定どおりに完成するかどうかの調整は難しいことがあり、複数回の治療がいることもあります。3か月待って、ふくらみやしこりがまだ目立つようなら再度ニードルサクションを行うことも可能です。逆に万一へこみすぎたような場合でも脂肪注入で調整が可能です。つまりへこませることも膨らませることも自由に調整が可能です。このように最終的にはご希望の状態に仕上げることができる、当院で開発した新しい方法です。切開などのキズが残らないという利点が大きいと思います。症例写真をお見せします。
成長因子注入後の変形
手術前のマーキング
ニードルサクション後
脂肪注入後、膨れ過ぎた状態
手術前のデザイン
ニードルサクション後
脂肪注入後のしこり
術前のデザイン
ニードルサクション後
成長因子注入による凹凸
デザイン
ニードルサクション後