ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、20代から高齢者まで、幅広い年齢層に支持されています。
その人気の理由は、年齢とともに失われる肌のハリや弾力、シワやたるみの改善に効果的だからです。
ヒアルロン酸注入を行う際は、年齢や肌の状態、目的に応じた適切な注入方法を選ぶことが大切です。
医師とのカウンセリングを通じて、自分の肌の状態や治療の必要性を確認し、最適なヒアルロン酸注入を受けるよう心がけましょう。
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
ヒアルロン酸注入とは
ヒアルロン酸は、私たちの体に自然に存在する保水成分で、肌に潤いを与える役割を果たしています。
皮膚や関節、目など、さまざまな場所に存在する大切な成分です。
このヒアルロン酸は「ムコ多糖類」と呼ばれる、少し粘り気のある物質で、1gで約6リットルもの水分を保持できる高い保水力があります。
しかし、ヒアルロン酸は20代をピークに、年齢とともに減少していき、赤ちゃんのヒアルロン酸量を100%とすると、60代にはその半分以下にまで減ってしまうと言われています。
肌にとってヒアルロン酸は、ハリや弾力を保つために欠かせない存在です。
これが不足すると乾燥肌やしわ、たるみの原因になってしまいます。
だからこそ、ヒアルロン酸を定期的に補うことが非常に大切です。
注射だけで行うため、施術時間は短く、ダウンタイムもほとんどありません。
注入直後からその効果を実感できるのが大きな魅力です。
内側からボリュームをアップさせることで、たるみやしわを解消する効果があります。
表情を作っていない時でもできるしわに特に適しています。
また、目を大きく見せたり、唇をふっくらさせたり、鼻を高くするなど、魅力的なパーツを形成するためのプチ整形にも広く利用されています。
施術後すぐに変化を感じられ、ダウンタイムもほとんどないため、忙しい方にもぴったりです。
持続効果は注入部位によりますが、6ヶ月から2年ほど続きます。
ヒアルロン酸はもともと人間の体内に存在する多糖類の一種であるため、安全性も高いとされています。
こんなお悩みにおすすめ
ヒアルロン酸注入は以下のようなお悩みを持つ方におすすめの美容治療です。
- ほうれい線のしわが目立ってきた
- マリオネットラインが深くなった
- 口周りのしわが目立ってきた
- 目の下や額のくぼみ、へこみが気になる
- 目の周りがくぼんで表情が暗く見える
- コメカミや横顔のへこみをなんとかしたい
- 若い頃のような自然な顔立ち・表情に戻したい
- ダウンタイムが短い若見え治療を試してみたい
- 頬のトップの位置が下がってきた
- 頬が痩せて老けて見える
- 頬やフェイスラインがたるんで見える
- ぷっくりとした唇、丸いおでこに憧れる
- 涙袋のボリュームを出したい
- 鼻や顎などのパーツの形を整えたい
- 年齢に伴う老けた印象を改善したい
- ナチュラルな仕上がりにしたい
- 切らない治療がいい
- 周囲に気づかれずに若返りたい
- すぐに結果を実感したい
- 自然にフェイスリフトしたい
期待できる効果
ヒアルロン酸注入の仕組みは、ヒアルロン酸が体内にもともと存在する物質で、皮膚や関節に多く含まれるため、注入することで皮膚を持ち上げてシワやほうれい線などを改善したり、ボリュームを出すことで輪郭を整えたりできることです。
ヒアルロン酸は高い保水力を持つため、水分を保持し、組織を膨らませる効果があり、即効性もあります。
この仕組みによって、以下のような効果を得ることができます。
-
シワ・たるみの改善
肌の内側に直接注入することで、シワや溝を埋めてくれます。
その結果、肌の表面が滑らかになり、若々しい印象になります。
ほうれい線や目元のシワ、眉間のシワなどが目立たなくなるほか、加齢によって生じたたるみを改善します。 -
ほうれい線の改善
ほうれい線とは、鼻の両わきから左右に口元に向かうハの字型のしわのことです。
鼻唇溝とも言われます。
加齢に伴って肌の弾力・ハリが低下するとしわが目立つようになり、徐々に深いしわ(ほうれい線)へと進行していきます。
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線などの深くできたしわ(ミゾ)の溝を持ち上げて、ボリュームを与えることで改善する治療方法です。 -
マリオネットラインの改善
マリオネットラインは、加齢に伴って支えられなくなった皮膚と頬の脂肪のたるみによって生じます。
口元は、日常生活でもよく動かす部位のため、シワが形成されやすい部位でもあります。
ヒアルロン酸注入は、マリオネットラインの溝を埋めることでシワを目立たなくします。
顔を支える支持靭帯にヒアルロン酸を注入することで、リフトアップ効果も期待できます。 -
ゴルゴラインの改善
ゴルゴラインとは、目の下から頬の中央に向かって、斜め下方にできるしわ(溝)のことです。
ゴルゴラインは、主な原因は目まわりの筋肉(眼輪筋)・頬の筋肉(下眼瞼筋・上唇挙筋・小頬骨筋・口角挙筋)の衰えによって下垂することによるたるみが原因となります。
老化によるたるんだ部分にヒアルロン酸を注入しボリュームアップすることで、しわが目立たなくなります。 -
くぼみ目、目の下のくまの改善
老化によって目の下がくぼむことで影ができると目の下のくまが目立つようになります。
くぼんだ目の下にヒアルロン酸を注入することで皮膚の下から持ち上げることでくぼみを目立ちにくくすることができます。
またボリュームを持たせることでハリ感のある若々しい目元に改善することが期待できます。 -
ボリュームアップ
頬や唇のボリュームダウンを改善し、注入した部位にふっくらとした感じを与えます。
これにより、顔の立体感が増し、自然な形で目立たせたい部分を強調できるのです。
頬や唇がより豊かになり、顔全体の印象が華やかになるでしょう。 -
輪郭形成
鼻筋を高くしたり、顎をシャープにしたり、額に丸みを持たせたりすることで、輪郭を整えることができます。
施術直後から効果を実感できる場合が多く、数日後には自然な仕上がりに落ち着きます。
注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていくため、効果の持続期間は数ヶ月から数年程度です。
ヒアルロン酸注入の特徴
ヒアルロン酸注入の主な特徴は以下のとおりです。
-
即効性がある
注入後すぐにその効果を実感できます。
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施術時間が短い
施術はわずか10分から30分で完了します。
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ダウンタイムが短い
ほとんどなく、または非常に短いです。
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自然な仕上がり
ヒアルロン酸は体に馴染みやすく、不自然な仕上がりになりにくいです。
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多様な部位に適用
ほうれい線、額のシワ、涙袋、唇、頬、輪郭など、さまざまな部位に対応可能です。
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繰り返し施術可能
効果を長持ちさせたい場合は、定期的な施術が必要です。
ヒアルロン酸注入とコラーゲン注入の違い
ヒアルロン酸とコラーゲンは、肌の美容と健康に欠かせない成分ですが、それぞれ異なる役割とメリット・デメリットがあります。
ヒアルロン酸は、肌の水分をしっかりと保持し、みずみずしい肌を実現します。
一方、コラーゲンは肌の弾力やハリを支え、肌の構造をしっかりと支える重要な役割を果たします。
肌に水分をしっかりと保持することで、乾燥による小じわや肌のくすみを改善する効果が期待できます。
また、細胞間の隙間を埋めることで、肌のハリや弾力を高めることにも寄与します。
年齢とともにコラーゲンは減少し、肌の弾力やハリが失われるため、コラーゲンの摂取やケアはアンチエイジングにおいて非常に効果的です。
ヒアルロン酸
メリット
- 高い保湿力で肌の水分をしっかりと保持し、しっとりとした状態をキープできる
- 乾燥による小じわや肌のかさつきを防ぐ
- 即効性のある保湿効果が期待できる
デメリット
- 注射による効果は一時的であり、定期的な施術が必要になる
- 腫れや赤み、まれに血管閉塞といった副作用が考えられる
- 肌の弾力やハリが気になる方には適さない
コラーゲン
メリット
- 肌の深層で弾力とハリを保ち、加齢によるシワやたるみの改善に効果的
- 長期的なケアを行うことで、肌の引き締まりを維持し、若々しい印象を保つことが可能
デメリット
- コラーゲン注射は、ヒアルロン酸注射に比べて持続効果が短い傾向にある
- 動物由来のコラーゲンを使用する場合には、アレルギーテストが必要
- 注入部位の痛み、腫れ、赤み、内出血、しこり、まれに血管塞栓(皮膚壊死、失明、脳梗塞)などの重篤なリスクがある
施術可能な範囲
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線などのしわの改善だけでなく、ボリュームアップ、リフトアップ、パーツ形成など幅広い治療が可能です。
肌の状態や希望に合わせて、さまざまな部位に注入できます。
顔では、額、こめかみ、涙袋、ゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットライン、唇、顎、鼻などが一般的です。
施術の際には、医師との相談や、適切な注入量、施術後の注意点などを理解しておくことが重要です。
料金
| 治療内容 | 料金 |
|---|---|
| ヒアルロン酸注入 | 治療部位により異なります |
ヒアルロン酸注入のダウンタイムについて
ヒアルロン酸注入は、手軽で負担の少ない美容整形ですが、ダウンタイムはあるということを把握しておきましょう。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムは数日から数週間程度です。
ダウンタイムの長さは個人差があります。
ダウンタイム中に生じる主な症状には以下のようなものがあります。
- 内出血
- 赤み・腫れ
- 痛み
特に、涙袋やほうれい線など、皮膚が薄い部分では内出血が起こりやすいと言えるでしょう。
数日経つと、これらの症状は次第に収まり、気にならない程度になります。
施術中に麻酔を使用していても、麻酔が切れた後にジンジンとした痛みが現れることがあります。
ヒアルロン酸注入のリスク・デメリット
ヒアルロン酸注入には、内出血、腫れ、まれに感染、アレルギー、血流障害など、様々なリスクと副作用があります。
これらのリスクは、注入量や部位、個人の体質、施術者の技術などによって影響を受けます。
また、ヒアルロン酸の持続効果は永久ではなく、徐々に吸収されていくため、定期的なメンテナンスが必要になることもあります。
主なリスク・デメリットは以下のとおりです。
- 持続期間が短いためコストがかかる
ヒアルロン酸の注射は一度の施術で高い効果を得られますが、その効果は永久には持続しません。
ヒアルロン酸は体内に少しずつ吸収されてしまうという特徴を持っているため、時間が経つと再びシワなどが目立ってきます。
持続期間は長くても1年ほどで、早ければ3ヶ月ほどで完全に体内に吸収され消失します。 - 注入の際に刺激を伴う
ヒアルロン酸の注射は、注射器を顔に刺しますので刺激を伴います。
針を刺した直後、チクッとした痛みがあり、人によっては施術後も注射器を刺した部分にしばらく痛みが残ることもあります。 - しこりが残る
しこりは、注入したヒアルロン酸が皮膚の中で集まり固まった状態です。
通常であればそのまま体の中に浸透していき目立たなくなりますが、そのまましこりの状態で留まってしまうこともあります。 - 注入した部分が目立つ
ヒアルロン酸注入により、施術箇所が青く透けて見えるなどのトラブルもあります。
これはチンダル現象といい、経験不足な医師による施術で起こりやすい事例と言えますが、技術力がある医師が適切に処置をしたとしても、体質により生じてしまう場合もあります。
施術概要
| 施術時間 | 5~20分程度 施術内容により異なります。 |
|---|---|
| 洗顔・メイク・入浴 | 入浴・シャワー・洗顔は当日から可 ※長時間の入浴やサウナは避けてください。 メイクは出血がなければ当日から可 |
| 効果的な頻度 | 3ヶ月~1年程度に1回 1回でも効果を実感できますが、3ヶ月〜1年に1回のペースで続けていただくとより効果を実感できます。 個人によってヒアルロン酸の吸収速度や代謝が異なるため、効果の持続期間も異なります。 医師と相談し、適切な頻度で施術を受けるようにしましょう。 ヒアルロン酸の種類(硬さ、粒子サイズなど)によって持続期間が異なります。 医師と相談し、効果と持続期間のバランスを考慮して最適なヒアルロン酸を選びましょう。 |
| 痛み | ジンジンとした鈍痛 ヒアルロン酸製剤に局所麻酔が含まれている場合、施術後数時間で麻酔が切れてじんわりとした鈍痛を感じることがあります。 通常、2〜3日で痛みは落ち着きます。 |
施術の流れ
お客様のご希望を伺いながら注入箇所や注入量など最もベストな状態を決めていきます。
痛みに弱い方には、麻酔クリームなどを使用することも可能です。
内出血が出る場合もありますが、お化粧で隠せる程度です。
個人差もありますが、2〜3ヶ月ほど効果があります。
- 術後は、注射した部位をマッサージしないように心がけてください。
詳しくは医師の指示に従ってください。 - かゆみや圧痛を伴う炎症反応(赤み、むくみ、紅斑)が起こることがありますが、通常は一時的で、1週間ほど続くことがあります。
- 注入後、まれにアレルギー症状が現れることがあります。
- 血腫や感染、注入部位の色の変化、神経圧迫、塞栓、膿疹形成、肉芽腫、過敏症などのリスクも考えられます。
- 注射針によって内出血が生じることがあります。
- 効果が予想以上に感じられない場合や、修正効果が弱いこともありますので、ご了承ください。
よくある質問
吸収されるまでの期間は個人差があり、生活習慣や体質などの影響によって異なります。
ただし、この効果は一時的で、徐々に体内に吸収されてしまいます。
ほうれい線を完全に消すことはできませんが、定期的に注入を行うことで、目立たない状態をキープすることができます。
また、個人の体質や健康状態によって、ヒアルロン酸注射が受けられない場合があります。
不安な場合は、事前に医師に相談しましょう。
・妊娠中、妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・自己免疫疾患のある方
・ステロイドや抗凝固薬を使用中の方
・ヒアルロン酸や局所麻酔薬、薬剤にアレルギーのある方
・治療部位に皮膚疾患や開放創がある方
・ケロイド体質の方
・糖尿病の方 等
組み合わせて効果の高い施術
ヒアルロン酸注入と他の施術を組み合わせることで、より高い美容効果が期待できます。
特に、HIFU(ハイフ)との併用は、たるみ改善に効果的です。肌質改善に効果的なヒアルロン酸との組み合わせもおすすめです。
施術の順番や間隔は、個人の肌質や施術内容によって異なるため、カウンセリングで確認することが大切です。
ヒアルロン酸でボリュームを補いながら、たるみ改善効果を高めることができます。
ヒアルロン酸注入と併用することで、静的シワ(ほうれい線など)と動的シワの両方を改善し、より自然な仕上がりになります。
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。