ネックリフト
メイクでは隠すことができない首は、エイジングサインが顕著にあらわれる部分です。
頬よりも皮膚が薄い場合があり、加齢によるたるみやシワが一気に目立つことがあります。
どんなに美しくメイクを施していても、首元のラインがたるんでいると老けて見えてしまいます。
ネックリフトは、加齢に伴う首元の皮膚のたるみを「引き上げる」「切除する」ことで、顔の印象を大きく若返らせることが可能です。
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
ネックリフトとは
加齢によって生じる首元の皮膚のたるみやしわを解消するために効果的な手術がネックリフトです。
首のシワは、一度刻まれるとセルフケアではなかなか効果が出にくいため、どうしても年齢が出やすい場所です。
ネックリフトは、顎下やフェイスラインの皮膚および皮下組織を引き上げ、余分な皮膚を取り除くことで、首のたるみやしわを改善する手術です。
顔の前面ではなく後ろ側を切開するため、傷跡が目立ちにくく、髪の毛で隠しやすいのが特徴です。
こんな方におすすめ
- 首のたるみとしわを改善したい
- 顎の下のたるみが気になる
- 首元のたるみ改善の半永久的な効果を望んでいる
- 首の縦ジワや横ジワが気になる
- 顔のたるみは気にならないが、首のたるみが気になる
- ファッションで首元を隠しがち
- いつまでもオシャレを楽しみたい
- 若々しさを取り戻したい
- 首元の肌のハリを取り戻したい
- 二重あごが気になる
ネックリフトの仕組み
首にしわやたるみが出やすいのは、表情筋のある顔に比べて靭帯が少ないことが一因です。
また、顎下は重力に負けて左右の顔から落ちてきた皮膚がたるみがちな場所です。
そんな顎から首にかけてを引き上げるネックリフトでは、以下のような仕組みによりしわやたるみが改善されます。
- 髪の毛に隠れる耳の後ろから襟首の髪の生え際にかけて皮膚を切開する
- 切開した部分からテンションをかけ、皮膚と広頸筋(プラティスマ)という首の筋肉を引き挙げ、しっかりとリフティング固定する
- 余った皮膚を切除し、皮膚の内部を縫合する
- 筋肉のたるみが強い場合や二重あごが目立つ場合はあごを横方向に切開して筋肉を切除したり脂肪を切除して減量する
結果として、首元にハリを与え、フェイスラインに近いエリアもすっきりさせることが期待できます。
顔の正面ではなく後ろ側を切開するため、傷跡が目立ちにくく、カバーしやすいのが特徴です。
ネックリフトで期待できる効果
術後は首元にハリが生まれ、たるみが解消されることで若々しい印象を得ることができます。
顎下のもたついた部分がキュッと引き締まり、若々しいフェイスラインを取り戻すことができるだけでなく、深く刻まれたしわもピンと張り、美しい首元へと見た目がぐっと改善されます。
首を隠さずに済み、ファッションの自由度も上がります。
ネックリフトによって、首元のたるみやシワが改善されることで、外見だけでなく、内面的な自信を取り戻すことができるという声も聞かれます。
| ネックリフト施術の効果 | 説明 |
|---|---|
| 顎下のたるみ改善 | 加齢や重力によって生じる首のしわやたるみを引き上げ、若々しい印象を取り戻します。 |
| 首と顎の境目の改善 | 首と顎の境目がはっきりすることで、横顔がより美しく見えます。 |
| 二重顎の解消 | 顎下のたるみが解消されることで、二重顎が改善され、小顔効果も期待できます。 |
| 引き締まったフェイスライン | 余った皮膚を切除することで首のたるみが引き締まります。 |
ダウンタイムについて
首元を切開するため、どうしても一定のダウンタイムが必要になります。
個人差がありますが、手術後2〜4週間程度は腫れや傷あとが目立つことがあります。
まれに内出血や感染症を起こした場合は、腫れが長引くことがあります。
早い人では1週間ほどで腫れがやわらぎ、外出を再開する方もいます。
日常生活に復帰できるタイミングは施術後の経過次第ですが、術後のケアをしっかり行って回復を目指すことが大切です。
具体的なダウンタイムと経過については以下のとおりです。
| 術後直後 | 腫れたり、内出血が現れたりします。 圧迫:術後数日間は、圧迫固定を行うことがあります。 |
|---|---|
| 術後3~4日目 | かなり強い腫れとなるピークです。 |
| 術後1週間(7日目) | 腫れや内出血が目立つ状態が続きますが、徐々に引いていきます。 |
| 術後2週間 | 腫れや内出血はかなり落ち着き、日常生活に支障のない程度になります。 |
| 術後の経過・注意事項 | 痛み:術後数日間は痛みを感じることがありますが、痛み止めを服用します。 傷跡:時間の経過とともに目立たなくなります。 圧迫固定:内出血を抑えるために、専用の圧迫フェイスバンドをつけて固定します。 |
料金
| ネックリフト | 760,000~1,520,000円(税込) |
|---|
施術概要
| 施術時間 | 60~120分程度 |
|---|---|
| 洗顔・入浴・シャワー浴 | 基本的には3日後より可能 洗顔:手術当日から3日間は、なるべく傷跡は濡らさない 洗顔フォームや石鹸の使用は可能 メイク:切開した傷以外の部分は、手術翌日から可能 入浴:創部以外は可能 創部を濡らすのは1週目頃より可能 |
| その他の生活・注意事項 |
サウナや岩盤浴:手術後7日目からある程度可能 あまり身体が温まり過ぎると痛みや腫れが強くなることがあるため、異常を感じるようでしたら、無理しないで中止してください。 毛染め:術後は念のため1ヶ月間くらい毛染めをしないのが無難 激しいスポーツや顔への強いマッサージ:1ヶ月間はお控えください。 |
リスク・副作用
| リスクと副作用 | 詳細 |
|---|---|
| 腫れ、内出血、痛み | 手術後、腫れや内出血、痛みが現れることがあります。 個人差がありますが、通常は数日から数週間で改善します。 |
| 傷跡 | 耳の周りや襟足の生え際、顎の下などに傷跡が残ります。 時間とともに目立たなくなりますが、体質によっては肥厚性瘢痕やケロイドになることがあります。 |
| 感染 | 手術で切開した部位に感染が起こる場合があります。 感染を防ぐために術後の適切なケアが重要です。 |
| 血腫 | 術後に皮膚の下に血液が溜まってしまうことがあります。 血腫ができた場合は、圧出や注射器で抜くなどの処置が必要になります。 |
| 後戻り | 加齢や皮膚の状態の変化により、時間の経過とともに効果が薄れて後戻りすることがあります。 |
| 左右差 | 元の顔の骨格や筋肉のつき方によって、仕上がりにわずかな左右差が生じる場合があります。 |
| 感覚鈍麻 | 術後、傷跡周囲の皮膚の感覚が鈍くなることがあります。知覚神経は再生するため、半年ほどで感覚は必ず回復します。 |
| 顔面神経麻痺 | まれに顔面神経麻痺が起こることがあります。 顔の表情筋を動かす神経を損傷すると起こる場合があります。当院でのこの事故は一度もありません。 |
施術の流れ
この際に施術の流れや注意事項も説明します。
診察の結果と患者様のご希望・症状に合わせた施術プランのご案内も含まれます。
術後は専用の圧迫フェイスバンドをします。
合わせて受けたい施術
ネックリフトは、他の手術と組み合わせることで、より効果的な若返りが期待できます。
複数の手術を同時に行うことで、傷跡の回復も同時に進むため、傷跡が目立たなくなるまでの期間を短縮できるメリットもあります。
どの施術を組み合わせるかは、医師とよく相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ネックリフトと合わせて受けると効果的な施術は以下のとおりです。
よくある質問
ネックリフトは首の部分のたるみ取りを狙って行う施術のため、施術範囲が比較的限定的です。
切開範囲及び剥離範囲が異なります。
カウンセリングでは、患者様お一人お一人のたるみの原因を究明し、それぞれに合ったたるみを解消する方法を探ります。
必要に応じて併用すると効果の高い施術もご案内いたします。
顎の下を切開する手術が必要になることがあります。
首元の皮膚が薄い方や、若い頃から紫外線を多く浴びていた方や将来的なたるみを予防するために30代で受ける方もいます。
60代以降の方もフェイスリフトを受ける方は多くいますが、年齢に関係なく綺麗なネックのラインが得られます。
患者様の骨格や筋肉の発達具合によっては別の施術も検討が必要です。
カウンセリングで医師と相談すると良いでしょう。
主に以下の場合は、ネックリフトが向いていない、または受けない方がよいケースと言えます。
- ・現在治療中の疾患があって手術のリスクが高い
- ・妊娠中または授乳中
- ・施術部位の皮膚に炎症や感染症がある場合
しかし、皮膚や筋肉の状態は日々変化しており、ネックリフトを施術した皮膚や筋肉、筋膜も影響を受けます。
時間の経過とともに後戻りが起こる場合があります。
ネックリフトを受けた直後から後戻りが始まるわけではなく、経年によって新しいたるみが現れる場合があるということです。
なお、ネックリフト単独での手術よりも、フェイスリフトや脂肪吸引などの施術と組み合わせることで、新たなたるみができにくくなります。
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。