乳頭の縮小手術
乳頭の形や大きさで悩んでおられる方もあるようです。対策としては乳頭縮小手術というものがあります。方針としては二つのタイプに分かれます。今後授乳がありうる場合は授乳機能を温存する必要があります。この場合、乳頭の中にある乳管をすべて残す必要があります。したがって乳頭の高さは自由にご希望のものにできますが、乳頭の幅についてはいくらでも好きな形にできません。大体の見当で3分の2くらいの幅にはできることが多いと思います。一方今後授乳がないという方の場合は、ご希望の形にすることが可能です。高さや幅も形も自由に希望を言ってもらえばその通りになります。また切開のキズは20人くらいの中で19人くらいは見ても全くわからないくらいに仕上げることができます。20人に一人くらいの確率になりますが、傷が白っぽく脱色する方があります。このような方の場合は、後日傷に色素を注入して脱色の修正を行うことができます。ちょうど乳がんの再建で乳頭乳輪を再建して作った場合、胸の色のまま乳輪乳頭が完成しますので、後日色素を入れて乳頭乳輪の色にするのと同じ方法を使うわけです。