オペラさまよえるオランダ人
ワーグナー作曲のオペラってあまり知られていないと思います。ワーグナーの作品で知っている曲というとタンホイザーが有名かもしれません。今回佐渡裕プロデュースオペラというタイトルでさまよえるオランダ人というオペラの公演の案内を見つけてしまい、知らないオペラなので聞いてみたいと思って、行ってきました。
ストーリーは映画のパイレーツオブカリビアンの呪われた海賊たちに少し似ているような感じです。あまり話してしまうと、これからこのオペラを楽しみにされている方もあるかもしれないので、詳細はやめておきますが、いつも思うのはオペラの好きな人って本当に多いのだなあということです。今回も会場は満席で、あまり有名じゃないオペラだと思うのですが、それでもチケットが完売だったのですね。
外国だとオペラの場合、何割かくらいの方々はタキシードとか、ブラックタイなど、女性も正装で来られる方もよくあるわけですが、日本のとくにこのクソ暑い夏の公演だったということもあるのでしょうが、正装の方は一人も見かけることはありませんでした。でもみなさん、佐渡さんのファンの方も多かったようで佐渡さんがカーテンコールで舞台に上がられたときは拍手がとにかくすごかったです。彼の指揮はいつも素敵ですねえ。亡霊であるオランダ人のバリトンと、伝説に魅せられた女性であるゼンタのソプラノが圧倒的に素晴らしかったです。たまにいい音楽に包まれるのは幸せですねえ。