A術後の経過によりますが、およそ1週間後より可能です。ヒアルロン酸注入の場合も注入した部位に強い外力を加えると、中のヒアルロン酸が少し移動し、形が変わる可能性があります。施術直後2日間程度は鼻になるべく重みがかからないようにし、長時間着用は避けてください。

A術後の経過によりますが、術後1週間位より、軽いものであればしていただけます。その場合、鼻先を強く触るのは1ヶ月以降にしてください。

A腫れている1週間程度は人に気付かれる可能性はあります。腫れが収まれば気づかれることはないでしょう。

A鼻の穴の中や耳の穴の中、耳介の後面を切開するため、外側から人が見ても傷が目立ちにくい特徴があります。

A人間の体はもともと左右非対称になっているため、施術後もわずかな非対称が生じる可能性があります。

A隆鼻術で使用するプロテーゼは、医療機関でペースメーカー・人工関節・人工血管などに使用されている、体内に入れても害のない物質です。実際の軟骨と比べても硬さは変わらず、体内で変質する危険性も低いため、自然な形の維持が期待できます。

A鼻のシリコン製プロテーゼの形には、I型プロテーゼの他にL型プロテーゼがあります。以前は、L型がもてはやされていましたが、近年では、I型が主流になっています。I型プロテーゼは、鼻根部から鼻尖の手前までを覆うように挿入され、鼻筋を通す効果があります。L型プロテーゼとは異なり、鼻先には挿入されないため、鼻先に負担がかかりにくく、トラブルが少ないとされています。

A成長期の方は顔の形が変わる可能性があるため、おすすめできません。また、以下のような人は、手術のリスクが高くなったり手術の結果に満足できなかったりと、日常生活に支障が出る可能性が高くなります。

・鼻の皮膚が極端に薄い
・鼻に人工物を挿入したくない
・メスを使った手術に抵抗がある
・少ないダウンタイムを希望している
・お試し感覚で手術したい
・鼻の骨格や軟骨に異常がある
・日常的にうつ伏せ寝をする

A耳介軟骨単体または側頭筋膜単体での移植でも、鼻筋に高さを出すことはもちろん可能ですが、2つを組み合わせることで適切な高さに仕上げることができるのがこの施術法の利点です。筋膜の中に固形物（耳介軟骨）を入れることで、硬さを保ちながら高さを出すという考え方です。耳介軟骨が細切りや短冊の形状であっても、筋膜で包んでから移植するため、術後に凸凹が目立つこともありません。

A当院では、これまで機能的な問題が発生したことはありません。側頭筋膜に関しては、手術直後に切開部周辺の感覚が一時的に鈍くなることがありますが、時間が経つにつれて回復します。また、側頭筋は口の開閉に関与する筋肉であるため、その上にある筋膜を採取することで一時的に何らかの影響が出る可能性は完全には否定できませんが、ほぼ影響はないと考えられます。ただし、機能面には影響はないものの、切開ラインの部分でわずかに毛が薄くなることがあります。大腿部に関しては、傷跡が残る他、しばらくの間は歩行時に切開部分に多少の痛みが生じることがありますが、通常は1ヶ月程度で次第に落ち着きます。その他、肋軟骨採取部も傷跡が残る他、術後しばらくは痛みが続くことがあります。耳甲介から軟骨を採取した場合、痛みはそれほど生じませんが、皮膚面にしわやだぶつきが生じること、耳甲介付近にへこみができることが考えられます。