小鼻引き下げ・引き上げ(鼻孔縁下降・鼻翼挙上術)
鼻の穴の形に悩む人は多く、特に美意識の高い女性は、鼻の穴の形を気にする傾向があります。
鼻の形や大きさ、左右のバランスに関する悩みは、鼻の骨格や軟骨の状態、鼻の高さ、小鼻の広がりなど、さまざまな要因によって影響を受けます。
鼻の悩みを解決する方法の一つとして、小鼻引き下げ術や引き上げ術、つまり鼻孔縁下降術や鼻翼挙上術といった美容整形施術があります。
鼻の整形には、理想の鼻の形に応じたさまざまな種類や術式があるため、自分に合った施術を選ぶことが重要です。

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 正面から見た時に鼻の穴がドーム状に大きく見える
- 鼻の穴が縦に切れ上がって三角形に見える
- 小鼻は上に上がっているが、鼻の穴が目立つ
- 小鼻が大きく厚ぼったい
- 短鼻ではないのに鼻の穴が目立つ
- 鼻の穴が正面から見て目立つ
- 鼻の穴の形に左右差がある
- 鼻の穴が大きく目立つ
- 鼻翼縮小術後の鼻の穴の形がいびつになった
- 鼻翼が下がっているのが気になる
- 鼻の穴が気になって正面を向くことに抵抗がある
鼻の引き下げ(鼻孔縁下降術)とは
正面から見ると鼻孔(鼻の穴)が目立つ一因として、鼻孔縁が上に引き上がっている状態(鼻孔縁後退)が挙げられます。
この鼻孔縁を下に引き下げて形を整える施術が鼻孔縁下降術です。この施術では、自分の耳介軟骨などを移植して鼻孔縁を引き下げます。
正面や側面から見た際に、鼻の穴がはっきりと切れ込んでいるように見えてしまう場合の改善に効果的です。
鏡で自分の鼻の穴が気になる方や、人と話す際に鼻の穴が気になって正面を向くのに抵抗を感じる方には、ぜひ検討していただきたい施術法です。
こんな方におすすめ
鼻孔縁下降術は以下のような方におすすめです。
- 正面から見て目立つ鼻の穴を目立たなくしたい
- 鼻孔の形に左右差があり直したい
- 鼻の穴を小さく見せたい
- 上品な印象の鼻になりたい
- 他院での鼻整形後に変形した鼻の穴を修正したい
- 鼻の整形とあわせて施術を受け、より理想に近付けたい
- 横から見ると小鼻の位置が高いので鼻の中がよく見えてしまう
施術内容
鼻孔縁下降術の施術内容

鼻の穴が強調されている場合は、鼻孔縁下降術で鼻孔縁を下げます。
耳などから軟骨を採取し、それを鼻孔縁に移植して継ぎ足すことで、鼻の穴の縦方向の面積が縮まり、鼻孔縁の位置は下方に移動します。
耳の軟骨のみを移植する場合と、耳の皮膚と耳の軟骨を同時に移植する場合があります。
施術概要
鼻孔縁下降術の施術概要は以下のとおりです。
施術時間 | 60~120分程度 |
---|---|
洗顔・メイク・入浴 |
洗顔:1時間後から可(ふき取り洗顔は直後より可) メイク:鼻以外は施術直後より可能 シャワー:翌日から首から下が可 |
ダウンタイム | ダウンタイムは7日程 抜糸は7日~10日 腫れのピークは、施術当日から翌日まで 時間経過とともにひいていきます。 |
術後の経過・注意事項
- 術後約1ヶ月は鼻のかみ方は指導した通りにしてください。
- 術後1週間は腫れが長引く可能性があるため、飲酒を控えてください。
- 術後1ヶ月は、激しい運動・サウナ・お顔のマッサージ・強く鼻をかむ、うつぶせ寝、強く鼻を触る・歯の治療を避けてください。
- 鼻の中に傷がありますので、花粉症やアレルギーで鼻水が出る場合は、内服薬を服用し、極力鼻水が出ないようにしてください。
- 術後3ヶ月は鼻の中にレティナ(鼻装具)を1日中ずっと、または在宅時のみ入れてもらいます。
リスク・副作用
鼻孔縁下降術には、いくつかのリスクや副作用があります。
鼻孔縁下降術は、鼻の穴の形を整える効果が期待できる施術ですが、傷痕や感染が起きる可能性もあり、施術を検討している際には、こうしたケースを把握しておく必要があります。
鼻孔縁下降術の主なリスクは以下のとおりです。
自分の組織である耳介軟骨などを使用するため、その部分に傷跡が残ります。
基本的に目立ちにくい部分を切開し丁寧に縫合するので、施術から時間が経過すれば傷跡はわかりにくくなりますが、傷そのものが無くなるわけではありません。
細菌感染が起こると化膿することもあるので、注意が必要です。
しかし、これによって鼻の機能に問題がでるわけではないので、過度な心配は不要です。
この鼻詰まりのような症状から、鼻呼吸がしにくくなる・口呼吸のしすぎによる喉の痛み・睡眠中のいびきが伴うでしょう。
これらは腫れが落ち着いてくる1ヶ月ほどの時間の経過で自然に解消されていきます。
鼻の引き上げ(鼻翼挙上術)とは
鼻翼挙上術は、大きく発達していたり、下方向に向かって垂れ下がっていたりする鼻翼(小鼻)を小さく見せるために最適な施術方法です。
鼻全体に重たい印象を与える大きな小鼻や下に垂れ下がった小鼻を改善できます。
この施術により、小鼻全体が持ち上がり、横から見ると鼻柱も目立ち、全体的にスッキリとしたバランスの取れた印象になります。
元々厚ぼったい小鼻やその大きさが気になる方に施術が行われますが、小鼻縮小術後に厚くなり、くびれが目立つ小鼻になった場合や、鼻の穴が狭くなった場合にも効果があります。
鼻翼挙上術では内側の鼻翼を切開しますが、類似した施術方法として、鼻翼の皮膚組織を切除して小鼻のかたちを整える鼻翼縮小術と呼ばれる術式があります。
小鼻の形状によっては、より美しく、小鼻を小さくするために、この鼻翼縮小術を併用して行うことが有効な場合があります。
こんな方におすすめ
鼻翼挙上術は以下のような方におすすめです。
- 重たい鼻の印象を改善したい
- 鼻翼(小鼻)を小さくスッキリさせたい
- 小鼻が長く鼻がアンバランスに見えるのを改善したい
- 小鼻の厚みを解消したい
- 垂れ下がった小鼻を改善したい
- 小鼻を小さくしたい
- 垂れ下がった小鼻を持ち上げたい
- 傷が目立たないように施術したい
- すっきりした小鼻にしたい
- 鼻の形を整えたい
- 自然な仕上がりの小鼻にしたい
施術内容
鼻翼挙上術の施術内容
1.切開のデザインを決定

なりたいイメージや完成後のデザインを医師と相談していただきます。
一度切開すると元には戻せないので、慎重に決めていきます。
2.鼻孔縁を切除

決定したデザイン通りに切開します。
3.縫合

切除した部分を縫合します。
施術概要
鼻翼挙上術の施術概要は以下のとおりです。
施術時間 | 60~90分程度 |
---|---|
洗顔・メイク・入浴 |
洗顔:当翌日から可能 シャワー:翌日から可能 入浴:当日から可能メイク:固定除去後から可能 洗顔やシャワーで固定を濡らさないようにご注意ください。 |
ダウンタイム | テーピング:数日 抜糸:7日目 痛み:数日間 腫れ:3日~1週間 傷痕:術後暫く赤く、硬くなります。 変形:鼻翼や鼻孔の形、大きさは元々左右非対称であることが多く、左右差がわずかに残る場合があります。 ※どのような施術でも極稀に、傷口の炎症や感染が起こる可能性があります。 ※鼻の穴の中の傷跡のため、炎症が引いた後は傷跡は表面からは見えません。 1~2週間程度で落ち着きます。 |
リスク・副作用 | 腫れ、痛み、感染、傷跡の左右差、 術後1ヶ月程度は、患部がつっぱる違和感を感じることがありますが、時間の経過とともに軽くなります。 挙上した小鼻のわずかな差により、小鼻の形に左右差が生じることがあります。 |
術後の経過・注意事項
- 鼻の組織の安定には1ヶ月程度かかる為、サウナや激しい運動、飲酒等、血流を促す行為、顔のマッサージ、歯の治療、うつぶせ寝、喫煙は状態が完全に落ち着くまでお控えください。
- 特に施術後1週間は施術部位や傷痕が不安定な状態であるため、うつ伏せで寝ると鼻に負担がかかってしまう可能性があるので、注意していただく必要があります。
- また、大体1週間は強く鼻をかまず、控えめに鼻をかむようにしてください。
リスク・副作用
鼻翼挙上術にはいくつかのリスクや副作用があります。
鼻翼挙上術を検討している際は、こうしたケースを把握しておく必要があります。
鼻翼挙上術の主なリスクは以下のとおりです。
細菌感染が起こると化膿することもあるので、注意が必要です。
念のため抗生物質の内服をしてもらいます。
体質によって傷への反応の程度には違いがありますが、傷口がケロイド状に腫れてしまうこともあるため、注意が必要です。
腫れ具合によっては、しばらくの間は傷が目立ってしまう場合もあります。
料金
治療内容 | 料金 |
---|---|
小鼻引き下げ・引き上げ (鼻孔縁下降術・鼻翼挙上術) |
450,000~600,000円(税込) |
施術の流れ

診断結果や検査に基づいて適切な施術方法や合わせて行う施術について提案いたします。
希望のデザインや施術内容を詳細に確認し、鼻全体のバランスを考慮してデザインします。
鼻の形状や肌質などにより傷跡が目立つことがあるので、術前の確認が重要です。


他施術との組み合わせなどによって施術時間は異なります。

2~3日後に固定除去、1週間~10日後に縫合部の抜糸を行います。
よくある質問
他施術との組み合わせの場合主にオープン法となることがあり、鼻柱部を切開するかもしれません。鼻柱部は鼻の下部分のため、下から見るなどしなければ傷痕は目立ちません。
しばらくは傷の赤みが気になりますが、時間の経過とともにほぼわからなくなります。
鼻翼挙上術では皮膚切除は基本的に鼻の穴の中で行います。目立つ傷は残りません。
切開の場所や方法、縫合の方法などが適切でなく、デザインに誤りがある場合、鼻呼吸に支障をきたすことがあります。
例えば、小鼻縮小術と鼻孔縁下降術などと組み合わせて行うことで、鼻全体のバランスを整え、より自然で美しい仕上がりが期待できます。
個々の施術を別々に受ける場合に比べて、ダウンタイムも一度で済むため、全体の回復期間を短縮できるというメリットがあります。
複数の施術を同時に行う場合、それぞれの施術が互いに影響を及ぼす可能性があるため、事前にしっかりとしたカウンセリングが重要です。自分の希望や期待をしっかりと伝えることが大切です。
CONTACT
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。