前額リフト
「おでこのシワが深くなった」「目元のたるみが気になる」と、鏡を見るたびに年齢を実感することはありませんか?年齢を重ねることでシワやたるみが現れるのは自然な現象ですが、特に深いおでこのシワは老けた印象を与えやすいものです。これらの悩みを改善し、すっきりとしたフェイスラインを取り戻すことができれば、心も軽くなり、メイクやおしゃれをより楽しむことができるでしょう。
若々しいおでこを取り戻す「前額リフト」施術をご紹介します。おでこのシワやたるみに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
前額リフトとは

前額リフトは、加齢によってたるんだおでこの皮膚を「引き上げ」たり、「切除」したりすることで、若々しい印象を取り戻す施術です。額や眉間のしわを改善するだけでなく、上まぶたのたるみも軽減し、視野を広げる効果も期待できます。額のシワが深い場合や、眉や目元のたるみも気になる場合の改善に適しています。 施術は、髪の生え際や髪の中を切開して、たるんだ皮膚を切り取って縫合します。傷跡は髪で隠れるため、目立たないようにすることが可能です。
こんな方におすすめ
- 深くなってきたおでこの横じわを改善したい
- 額のしわと一緒に眉間のしわも解消したい
- 気になる眉毛やまぶたの下がりを改善したい
- 暗く疲れた印象を改善したい
- 眉毛と目の距離を広くしたい
- 額ボトックスで、瞼が重くなってしまう
- ボトックスを何度も受けることに抵抗がある・限界を感じている
- 一度の施術で効果を得たい
- 施術のためにまとまった休みを取れる
前額リフトで期待できる効果
額のシワを解消することで、顔の印象がぐっと若々しくなります。額をピンと張った状態に改善すれば、加齢で下がってきた眉や上まぶたをリフトアップでき、明るくぱっちりした目元も実現できます。年齢を感じさせない明るく華やかな表情を取り戻すことができるでしょう。
前額リフトで期待できる主な効果は以下のとおりです。
額・眉間・鼻根のシワの改善
前額リフトでは、おでこの余分な皮膚を取り除くとともに、前頭筋・皺眉筋・眉間筋を同時に切除することで眉間や鼻根のシワ改善にも期待できます。
前頭筋は、眉を上げるときに使われる筋肉です。視野を広くするために目を大きく開けようと眉毛をあげると、前頭筋が緊張することでおでこにシワが生じます。また、皺眉筋・眉間筋は、顔をしかめたり、眉を寄せたりするときに使われ、これらの表情を繰り返すことがシワの原因になります。前頭筋・皺眉筋・眉間筋を部分的に切除することで、前額リフトの施術後にはおでこのシワを防ぎつつ、眉間や鼻根のシワを改善することが可能です。
眉のリフト
余分な皮膚と筋肉を切除し、一挙に引き上げることで眉の位置を引き上げることが出来ます。眉が上がることで上まぶたのたるみが改善される場合もあります。
目と眉の間隔の改善
前額リフトは、毛髪の生え際を切開してリフトアップをおこなうため、眉毛の位置も一緒に引き上がることになります。そのため、加齢などの原因からまぶたがたるみ、眉毛と目の距離が狭くなってしまった方にも効果的です。また、おでこのたるみで眉尻が下がり、「ハの字」になってしまった眉毛も改善できます。
広い額の改善
「顔が長いことがコンプレックス」「生え際の頭髪が薄くなってきた」「もともとおでこが広い」といった悩みがある場合、皮膚の切除範囲などのデザインを工夫することで、額の面積を狭くすることができます。ただし、骨格やそのほかの条件により、希望する改善レベルを実現できないことがありますので、事前に医師に相談をしておきましょう。
ダウンタイムについて
前額リフトのダウンタイムは個人差がありますが、通常10日程度です。この期間中に腫れやむくみ、内出血などの症状が次第に改善されます。一般的に、抜糸は1〜2週間後に行われます。ダウンタイム中の主な症状とその経過は以下のとおりです。
痛み | 施術は麻酔下で行われるため、施術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔が切れた後には軽い痛みを感じることがあります。ほとんどの場合、鎮痛剤を服用することで痛みは抑えられ、時間とともに症状は改善します。 |
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腫れ・むくみ | 術後、多くの方に腫れやむくみが見られます。目立つ腫れは約1週間で収まりますが、むくみは1〜2ヶ月続くことがあります。 |
内出血 | 麻酔や施術の影響で内出血が起こることがあります。内出血はおでこや目の周りに現れ、1〜2週間で徐々に回復します。 |
傷跡 | 施術直後には赤みが見られることがありますが、赤みは1〜2ヶ月で治まります。その後、色素沈着が薄い茶色に変わり、最終的には白っぽい線に変化します。術後半年〜1年の間に、傷跡の色や周囲の硬さは自然な状態に戻ります。頭髪内に切開を入れる場合はキズは頭髪に隠れます。 |
皮下血腫 | 広範囲に皮膚を剥離するため、術後皮膚の下に血液が溜まってしまうことがあります。場合によっては、術後血腫を圧出したり、注射器で抜くなどの処置が必要になることがあります。 |
切開した部位に毛髪が生えなくなる | 一時的に傷の近くの毛髪が薄くなったり、生えてこなくなったりする可能性があります。施術後半年から1年くらいで回復することがほとんどですが、ごくまれに切開線に毛髪が生えてこないケースがみられます。そのような場合は、植毛を施したり、再度切開して縫い縮めたりすることで改善が見込めます。アートメイクで毛並みを描いたり色素を入れたりすることも1つの方法です。 |
頭頂部などの感覚障害 | 術式によっては前頭部〜頭頂部の感覚が鈍くなることがあります。 |
感染症 | どのような施術でも極稀に、傷口の炎症や感染が起こる可能性があります。 万が一感染症が起こった場合は、抗生剤や小切開排膿による治療をおこないます。 |
メスを用いて施術する前額リフトでは、腫れや赤み、痛みなどの生じるダウンタイムは避けることができません。ただし、傷跡は毛髪で隠せる場所にあるため、目や鼻などの施術よりも早く人前に出られる場合があります。額には3日程包帯を巻きます。
料金
前額リフト | 800,000~1,400,000円(税込) |
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施術概要
施術時間 | 3時間程度 ※施術内容により異なります。 |
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洗顔・メイク・入浴 |
シャワー:当日から可 シャンプー洗髪:術後3~4日目から可 傷周りを避けた洗顔やメイク:当日から可 傷口のメイク:抜糸の翌日から可 洗顔・シャワーで傷を洗い、清潔に保つことが重要です。ファンデーションなど、傷跡付近のメイクについては1週間程度控えてください。 |
リスク・副作用 | 施術箇所の一時的な知覚の麻痺、鈍さ、痛み、しびれ、色素沈着、仕上がりに左右差、感染、熱感などを生じることがあります。 |
術後の経過・注意事項
- 傷口が痛む場合は痛み止めを服用してください。
- 飲酒は一週間程お控えください。
- 治っていく過程で傷口に痒みを生じることがありますが、掻かないように気を付けてください。その場合冷やすと楽になります。
施術の流れ

額リフトは、他のリフトアップ術との併用が可能です。
他の施術を併用することで、体への負担が大きくなり、ダウンタイム期間中の症状が強く現れる場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
カウンセリングの際は、患者様のご希望や治療を行う部位の状態に合わせ、治療方針、治療方法、リスク、麻酔方法など、医師が詳しく説明します。
少しでも疑問点があれば必ず解消しておきましょう。


切開部位からは前頭筋上で眉付近まで剥離します。

術後は患部が腫れるため、帽子やスカーフで隠すことをおすすめします。
抜糸は7~10日目に行います。術後まれにまぶたのむくみや内出血斑を来すことがあります。
縫合した傷は、約3ヶ月赤みを生じやすく、約6ヶ月で産毛が入り込んできます。
治療後の通院や診察が必要な場合、医師の指示に従ってアフターケアを行ってください。術後の腫れや経過などについて、不安なことやご不明点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
合わせて受けたい施術
前額リフトと一緒に受ける施術では、目元のシワやたるみ、ほうれい線など、他の箇所も気になる場合は、それらを一緒に改善することで、より自然で若々しい印象にすることができます。
前額リフトと併用しやすい施術例は以下のとおりです。
- 目元のシワやたるみ
ボトックス注射やヒアルロン酸注入などを併用することで、目元のたるみやシワを改善し、より引き締まった印象にできます。 - 頬のたるみ
頬のたるみやほうれい線が気になる場合は、リフトアップ効果のあるヒアルロン酸注入、脂肪注入、フェイスリフトなどを検討すると良いでしょう。 - 輪郭の改善
小顔効果のあるボトックス注射や、輪郭を整える施術などを併用することで、より立体感のある顔立ちにすることができます。
施術を組み合わせることで、よりトータル的な美肌効果が得られるだけでなく、施術後のダウンタイムや回復期間も短縮できる場合があります。ご自身の肌の状態や悩みをカウンセリングで医師に相談し、最適な施術プランを立てることをおすすめします。
よくある質問
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毛髪の生え際を切開する施術方法
毛髪の生ぎわを10〜20cmにわたって切開し、皮膚を引き上げる施術方法です。ジグザグに切開したり、斜めに切る(毛包斜切開)ことで、傷跡が生え際になじんで目立ちにくくなり、毛髪も再成長しやすくなります。生え際を切開する方法では、施術のデザインによっておでこを狭くすることも可能です。 -
毛髪内を切開する施術方法
毛髪の生え際ごとリフトアップするため、おでこを広くしたい方におすすめの施術方法です。 毛髪内を切開して皮膚を引き上げる施術方法は、傷が毛髪内にあるため、ほとんどの場合前髪をあげた状態でも傷跡が見えません。ただし、生え際切開よりもより広い範囲を剥離する必要があります。 -
内視鏡を使用した施術方法(内視鏡下前額リフト)
3つの方法のなかでもっとも傷が小さいため、傷跡を残したくない方に向いている施術です。 毛髪内に3〜5ヶ所、0.7〜1cmの小さな切開部をつくります。この切開した部分から内視鏡を挿入して、おでこの皮膚を引き上げます。ほかの2つの施術のように皮膚を取り除くのではなく、剥離した皮膚を全体的にリフトアップして頭側に固定する施術です。ただし皮膚切除を行わないので少し手術効果の後戻りが出てくるケースがあります。
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。