ノーベル医学賞
今年もノーベル賞の季節になりました。毎年日本からどなたがノーベル賞を取るのか、気になりますよね?特に私たち医師は医学賞のことがとても気になります。私たちの臨床系、つまり毎日患者さんの診療をしている医師はノーベル賞はいくら頑張ってももらえません。臨床系の賞もあれこれたくさんありますが、やはり研究系のノーベル賞はその価値がすごいと思います。人類の発展に貢献したということですもんね。あ、ちなみに私自身が今までにもらった医学系の賞ということになると、ヨーロッパ美容外科学会のヒンデラー賞くらいしかありません。
ここ数年ですが、毎年日本からのノーベル医学賞の候補としては最有力とされているのが坂口志文教授です。坂口教授は現在は大阪大学の教授をされていますが、もともと京大の出身で、私の所属する京都大学医学部ソフトテニス部の後輩なのです。京都大学卒業後も長い間京都大学で免疫に関する研究を続けておられました。途中から大阪大学に移られて、そちらでも研究を続けておられたようです。ここで言うのは少し失礼なのですが、ソフトテニスのほうはあまりお上手ではなくて、学生の頃私が先輩としてテニスを指導したり、私が卒業後もコーチとして指導を続けていましたので、コートではいつも、こらー坂口、、、と怒鳴ったりしていたわけです。こういう後輩がノーベル賞を取ったりすると楽しいですよね。
京大という大学はやはりとんでもない学生もたくさんおられます。医学部ソフトテニス部ではたとえば、高校生の数学オリンピックの世界大会で金メダルを取った部員とか、卒業後京大を含めて国内や海外のどこかの大学の教授になった部員などは本当に何人いるかわからないくらいたくさんそういう卒業生がいます。ただノーベル賞ということになると、京大の硬式テニス部では本庶教授というすごい人がいるわけですが(以前ここでもお話したダースベーダーと一部の人には言われている教授です、ここだけの話ですが、、)、わがソフトテニス部の卒業生にはまだノーベル賞を取った人がいません。もし、今年坂口教授がノーベル賞を取ってくれると、やっと硬式テニス部と肩を並べられるなあと思ったりしているわけです。もうすぐ発表がありますね。ワクワクしながら待っている日々というわけです。もし彼がノーベル賞を取ったりすることがあれば、坂口教授に学生の頃は何度も怒鳴ったりしてすみませんでした、、って謝ったほうがいいですかね?