涙袋形成(ヒアルロン酸注入、脂肪注入、脂肪移植)
涙袋があると目元に立体感が生まれるため、目が大きく見え、あたたかい印象の目元を実現できます。
涙袋が大きく見えるようなメイクの工夫や、ヒアルロン酸注入を検討している方も多いのではないでしょうか。
涙袋をつくる涙袋形成には、ヒアルロン酸注入以外に脂肪注入、脂肪移植という選択肢もあります。
本記事では、涙袋形成について解説しています。
ヒアルロン酸注入と脂肪注入、脂肪移植の違いや、当院の施術の流れ、費用などを詳しく説明していますので、涙袋でお悩みの方はぜひご参考にしてください。

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
涙袋形成とは
涙袋とは、目の下にある膨らみのことで、眼輪筋と呼ばれる目の周りの筋肉が発達することによってつくられます。
涙袋の大きさや形は個人差があり、元々涙袋が大きい方もいれば、涙袋がほとんどない方もいます。
表情によっても涙袋の見え方は変わるため、笑った時に涙袋が強調される方も多いでしょう。
涙袋があると、目元が大きく見えたり、優しい目元になったりと印象が大きく変わってくるため「涙袋がほしい」と希望される方は多くいらっしゃいます。
このように「涙袋をつくりたい」という方には涙袋形成がおすすめです。
涙袋形成とは、ふっくらとした涙袋をつくる施術のことです。
ヒアルロン酸を注入する方法と、脂肪を注入する方法とさらに脂肪移植をする方法があります。
当院では、効果が半永久的に続く脂肪注入や脂肪移植による涙袋形成の施術も行っております。
こんな方におすすめ
憧れのアイドルや有名人に涙袋がある人が多いため、涙袋は近年の流行になっています。
さまざまな涙袋メイクもあり、挑戦したことがある方も多いのではないでしょうか?
メイクで簡単につくれる涙袋ですが「すっぴんもかわいい目元にしたい」「メイクだと不自然な仕上がりになってしまう」とお悩みの方もいるでしょう。
そんな方には涙袋形成がおすすめです。
そのほかにも、涙袋形成がおすすめなのは以下のような悩みがある方です。
- 可愛らしい目元をつくりたい
- 優しい印象にしたい
- 目を大きくみせたい
- 目に立体感がほしい
- 若々しい目元になりたい
- メイクで涙袋をつくるのが面倒
- 下まぶたの切開リフト後に涙袋がなくなった
涙袋形成(脂肪注入、脂肪移植)の特徴
脂肪注入、脂肪移植による涙袋形成の特徴は以下の3つです。
- 自然な仕上がり
- 半永久的な効果
- 定着には個人差がある
それぞれの特徴について詳しく解説します。
その結果、元々ある涙袋が強調されるような仕上がりになります。
自然な仕上がりになるため、失敗するリスクは少ないといえます。
脂肪移植はふくらみの大きい涙袋を作りたい場合や、下眼瞼の切開によるリフトを行った後に涙袋がなくなった方などに行うことがある方法です。
まつ毛の下1ミリの所を1センチ程切開して脇などから脂肪を採取し、移植します。
抜糸は3〜4日目になります。
キズは時間がたてば分からない程度になります。
何度も繰り返し施術を受ける必要がありません。
一般的には70〜80%程度の定着率といわれていますが、定着率は個人差があります。
そのため、医師は一人ひとりの体質を見極めた施術が必要です。
脂肪移植の場合は80〜90%の定着率が得られ、脂肪注入よりは大きい膨らみを作ることができます。
医師の技術や知識によっては、手術に物足りなさを感じたり、膨らみすぎたりすることもあるでしょう。
脂肪注入や脂肪移植による涙袋形成の経験が豊富な医師のもとで施術を受けることをおすすめします。
ヒアルロン酸注入との違い
涙袋形成には脂肪注入や脂肪移植以外にヒアルロン酸注入という選択肢もあります。
ヒアルロン酸注入は施術時間が短時間で、ダウンタイムもほとんどないため、気軽に受けやすい施術です。
費用も安価な傾向があるため「一度挑戦してみよう」と思う方も多いでしょう。
脂肪注入、脂肪移植とヒアルロン酸注入の主な違いは以下のとおりです。
- ヒアルロン酸は注入量が多いと青白く透けて見えることがあります。
以前に下まぶたのリフトなどの手術をしていると傷の癒着があり、ヒアルロン酸では膨らみません。 - 効果の持続期間がヒアルロン酸では半年程度と短くなります。
脂肪注入や脂肪移植の場合は、元々ある涙袋の本体の眼輪筋に相当する部位が膨れるのでふっくらとした自然な仕上がりとなります。
また、ヒアルロン酸は体内に吸収されるものであるため、脂肪注入や脂肪移植のように長期間の効果を期待できません。
ほぼ半年程度しか効果は持続しないでしょう。
そして、ヒアルロン酸注入は、目の下のたるみやチンダル現象の原因となることがあります。
皮膚の浅い層に注入することで光が反射して起こる現象です。
涙袋がある場所は皮膚が薄いため、ヒアルロン酸の注入量が多いとチンダル現象が生じやすいでしょう。
ヒアルロン酸注入にはこのようなリスクがありますが、脂肪注入にも脂肪の定着率によって仕上がりが左右されるなどのリスクはあります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮してどちらの施術が自分に適しているか見極めることが大切です。
【脂肪注入とヒアルロン酸注入の違い】
脂肪注入 | ヒアルロン酸注入 | 脂肪移植 | |
---|---|---|---|
施術時間 | 1時間程度 | 20分程度 | 2時間 |
注入・移植場所 | 眼輪筋 | 皮下 | 皮下 |
効果 | 半永久的 | 効果の持続は半年程度であるため、半年に1回の頻度で施術を受けることをおすすめします。 | 半永久的 |
リスク | 脂肪の定着率によって仕上がりに差が出る。 | 目の下のたるみやチンダル現象が起こることがある。 | 傷が目立つことがある |
料金
ヒアルロン酸注入 | 80,000~120,000円(税込) |
---|---|
脂肪注入 | 180,000~360,000円(税込) ※追加注入は初回の半額となります。 |
脂肪移植 | 280,000~550,000円(税込) |
脂肪注入・脂肪移植施術概要
施術時間 | 注入40分程度、移植1時間半程度 |
---|---|
メイク・入浴 |
入浴・シャワーは施術の翌日から可能です。 メイクは当日から可能ですが、アイメイクに関しては注入の場合、施術の翌日以降〜可能です。 移植の場合は抜糸、翌日から可能です。 |
ダウンタイム |
腫れ・痛み・違和感・内出血などの症状が出る可能性があります。 施術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはありません。 施術後数日は軽い痛みが生じる可能性があります。 |
リスク・副作用 | 脂肪の生着率には個人差があるため、左右で仕上がりの差が出ることがあります。
また、思っていたよりも膨らみすぎたり、物足りなかったりする可能性もあります。 脂肪注入や脂肪移植による涙袋形成が膨らみすぎた場合は、取り除く際には切開を伴う施術、またはニードルサクションが必要です。 さらに過去に下眼瞼のリフトなどの手術を行なっている場合、脂肪注入の際に針で注入部分の皮下の癒着の剥離を併用しないと脂肪が生着しません。 脂肪移植の場合は必ず剥離を行いますので、充分な生着が得られます。 |
施術の流れ

お話をじっくりお聞きし、患者様一人ひとりに適した施術計画をご提案します。

脂肪を注入したり移植する部位にマーキングし、患者様と仕上がりのイメージについて最終確認を行います。

静脈注射を併用して行いますので麻酔の痛みはありません。

施術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることがありません。
施術時間は脂肪注入なら1時間、脂肪移植なら2時間程度です。

脂肪を注入あるいは移植した場所はテープを貼りますので、剥がさないようにしてください。
よくある質問
注入した脂肪の1~2割程度は吸収されてしまうため、すべての脂肪が定着するわけではありません。
そのために「1回では効果が十分に出ない」と思われる方もいるでしょう。
しかし、近年では医療技術の進歩から80%程度の定着率が期待できるようになっています。
1回で満足される方が多くいらっしゃいます。
そのため、切開などの処置は行いません。
静脈麻酔を使用し、寝ているような状態で麻酔を行いますので麻酔の痛みを感じることはありません。
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子

京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。