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よくある質問

目の下のクマ

Q.  本日目の下のクマの件で診察を受けたものです。注入系に関してはでこぼこしたとか、一度注入系で失敗すると修正が難しいと聞いたり。特にPRPやFGFはやめた方がいいとかネットでありました^^; 今回の脂肪注入で心配なのはでこぼこしたり、しこりができたりしないか、何年後かにクマがもっと膨らんで、さらに注入した脂肪の膨らみ、2つの膨らみにならないか数年後にまた何らかの施術をしないと、バランスがおかしくなるんじゃないかなど考え出すとキリがないのですが、やはりあれこれ考えてしまいます。また最後に心地よい診察をありがとうございました。

 

A.  まずPRPは効果がありません。やめてください。成長因子はかなりこわい合併症があります。しこりになったり、痛みが出たり、変色、硬化、凹凸など困っておられる方はたくさんおられます。もともと成長因子はメーカーが体内に注入してはいけませんと言っているもので、これを注射で入れた場合、安全性が確立していませんともメーカーは言っています。裁判も多発している方法なので、成長因子は絶対に入れてはいけません。

脂肪注入でしこりができる可能性はあります。ほとんどの場合、万一しこりを触れても外観上は問題がないので、そのままにしている方が多いと思います。また注入後1か月くらいは血流の再開が起きませんので、この間は必ずしこりのように硬い状態が続きます。1か月してから血流が入ってきますので、それ以後柔らかくなっていきます。

  しこりによるふくらみが表面に見えてしまうというトラブルも報告されています。万一このような問題が出た場合は、治療方法としてはケナコルトの注射を3週間ごとに4-5回繰り返したり、針でこわしながら吸引をして、しこりを小さくするとか、最悪の場合切除をして除去するという方法がとられると思います。万一のことがあっても技術があれば修復できるということです。

バッグによる豊胸

Q.  バッグを使った豊胸を考えています。いろいろバッグの種類があるようなのですが、メガクリニックではどこのメーカーのバッグを使用されるのでしょうか?乳腺下に入れますか?あるいは大胸筋の下に入れるのでしょうか?

 

A.   インプラントについてはモティバ社のものを使っています。世間に出ているバッグの中で一番柔らかいと思います。また品質や流動性の点でももっとも優れていると思います。乳腺下に入れるのがいいか、大胸筋の下がいいのかは、もともとのバストの大きさ、皮膚の厚み、皮下脂肪の厚み、皮膚の伸展性、ご希望の形やサイズ、使用するバッグの大きさ、乳腺の量などを検討して決めています。乳腺下のほうが手術後の痛みが楽なのですが、状態によっては乳腺下に入れるとバッグのエッジが体表に浮き上がって見えてしまう場合があり、大胸筋下に入れる必要がある場合があります。

 

PRP

Q.   ほうれい線にPRPをしようと思っているのですが、貴院ではこの治療をしておられますか?
A.   へこみに対する治療ということですか?そうならPRPは無効です。脂肪注入を行うのが安全です。ただし、いい結果を得るためには医師の高度の技術が必要です。PRPはふくらみを出すという効果はほとんどありません。そのため成長因子を入れるクリニックが出てきたりしたわけです。成長因子は多くの合併症が報告されていますので、入れてはいけません。脂肪の注入が当院では一番多く行っている方法になります。翌日までテープをはりますが、翌日にはテープをはずすことができ、洗顔も化粧も入浴も可能です。他にはレディエッセやヒアルロン酸などの吸収性の物質の注入も当院で可能です。

逆まつ毛

Q. 逆まつげで悩んでいます。上は他の院で二重埋没をしてかなりマシなのですが、下まつげの逆まつげが酷いです。蒙古襞があることも理由なのかなと考えています。下の逆まつげの手術を行うとして、目頭切開は保険適応になりますでしょうか?

 

A.  下まぶたの逆まつ毛は当院では保険診療で行っています。通常上まぶたの逆まつ毛は切開法で行います。埋没法では多分将来ゆるんできて、逆まつ毛が再発すると思います。もうこひだが原因の一部になっていることもあり、この場合、目頭切開が必要かもしれません。目頭切開については保険の適応の項目がありませんので、自費診療になります。ご了承ください。

ほくろを取ったあとのケロイド

Q. 半年ほど前に顔にあるほくろを2コ、あるクリニックでレーザーで取ってもらいました。そのあとが真っ赤になって盛り上がっています。これってケロイドなのでしょうか?治す方法がありますか?そのクリニックでは軟膏を塗るように言われて続けていますが、よくなりません。むしろ盛り上がってきたように思います。治るんでしょうか?心配です。

 

A. 本当のケロイドなのか、肥厚性瘢痕なのかがわかりません。同じように赤くなって盛り上がるのですが、治療方法が異なります。これは診察をすれば判断できます。肥厚性瘢痕であれば、今すぐにレストンというスポンジとテープで圧迫を開始するのがいいと思います。内服薬も必要かもしれません。まれには光治療を併用することもありますが、これでいずれ必ずきれいになります。ただ完璧に周囲の肌と同じ色になるのではありません。白っぽい平坦な目立ちにくいキズにできるということです。ケロイドの場合は、治療に抵抗する状態なので、上記のようなスポンジとテープの固定の他に定期的に盛り上がっている部位へのステロイドの注射を繰り返すとか、まれには表在性の放射線照射が必要になることもあるかもしれません。

鼻のメッシュ : 再質問

Q.   お忙しい中ご回答いただきありがとうございます。鼻尖部のメッシュについては鼻の高さを出すために硬い素材で補強する必要があるので使用すると言われました。また、吸収されるとの説明は一切されておりませんし、持続性のない素材だとも言われませんでした。鼻に入れても特に問題のないものです。とだけ言われました。医者のいうことを信用しすぎずに自信でしっかりと調べてからオペしてもらうべきだったと後悔しています。除去手術によってよりリスクを高めてしまうことがあるのですね。鼻の中に爆弾を抱えているような感じがしてとにかくはやく除去したい、という気持ちだったのですが、一旦落ち着いて経過を見守ってみようと思います。一点気になるのが、今回の手術によって鼻の穴が見るからに左右非対称になってしまいとても目立っていて気になるので、そこだけは再手術したいと思っています。その場合やはりメッシュが入っていることで再手術のリスクは大きくなるものでしょうか…?

 

A.  本来鼻の手術でメッシュを入れるという方法はほとんど行われていない手術になります。どういう目的で補強がいるのか理解できません。他にいい結果が得られる方法がいくつもありますので、メッシュを使用する理由が理解できませんが、鼻の穴の非対称は、メッシュに関係なく修正手術をすることができます。多分手術後3か月間は在宅時にレティナという鼻装具を使用して、鼻の形の微調整を行う必要があるように思います。

鼻のメッシュ

Q.  3ヶ月ほど前に鼻中隔延長・鼻尖形成・鼻翼縮小・耳珠軟骨及び耳介軟骨移植移植をしました。鼻中隔延長と鼻尖形成にはメッシュを使用しています。執刀医からは特にリスクはない素材であると説明をされ、何も調べずにそのまま手術を受けてしまいました。後になってメッシュは持続性がなく数年後には鼻が崩れてしまう可能性があるとの情報を得て、このまま放置するのが不安です。メッシュはなるべく早めに除去した方が良いのでしょうか?
また、メッシュ除去は困難な手術になるとの情報も見たのですが、除去すると鼻の形が崩れてしまう可能性が高いのでしょうか?整形後、鼻が高くなりすぎて少し不自然な印象があるので高さがなくなることについてはあまり気にしていないのですが、折角のばした鼻柱がまた引っ込んでしまうのはできるだけ避けたいと思っています。

 

A.  メッシュを入れる理由がわかりません。私自身使用経験がありませんし、なぜメッシュを使う必要があるのでしょうか?どういうタイプのメッシュを使用されていますか?吸収性のものですか?あるいは非吸収性のものでしょうか?これを入れている場合、心配なのは異物なので、感染ということになりますが、現状で特に何も問題がなければ、あえて除去する必要はないように思います。除去手術により不要な合併症が起きるという可能性もあるように思います。

脂肪吸引後のキズ、しこり、色素沈着

Q.   1年前に太ももとおなかの脂肪吸引をしました。カニューレの跡の様な点々が赤くなっていて、他にアザのようなものがうっすらあちこちに出ています。一部の皮下はしこりのように少し固くなっています。このままこの状態が残ってしまうのでしょうか?
 

A.  考えられるものとしてカニューレによるキズあと、もう一つは出血や血種による色素沈着です。前者はずっとあとが残ります。後者であれば、2ー5年くらいで消えると思います。診察をすれがわかります。対策としては前者は再切除、軟膏療法、内服薬などで経過を見る必要があります。後者はレーザー治療、軟膏、内服薬などがいいのかもしれません。しこりに対してはマッサージを続けるとか、ステロイドの注射を3週間ごとに4-5回繰り返すと改善するように思います。

成長因子

Q.  3年ほど前に東京のあるクリニックで目の下とほほにPRPとFGFを混ぜたものを注射しました。その後しこりができて、凹凸が目立ってきました。最近になって赤みも出てきて、痛みもあります。切除するしかないのでしょうか?

 

A.  いろいろつらい状況ですね。実際の状態を拝見してどういう対策がいいかを判断する必要があります。成長因子が原因だと、確実にこの方法というものがないわけですが、改善させる方法もいくつかありますので、来院された際に相談しましょう。

アクアフィリング

Q.   4年前にアクアフィリングの豊胸をしました。最近痛みがあり、両方の胸にしこりができています。また右のバストがすこし小さくなって、その分おへその右側にふくらみが出てきました。これはアクアフィリングが流れて移動したのでしょうか?おなかのふくらみは痛みはありません。手術で治りますか?

 

A.  胸の痛みはアクアフィリングのためだと思います。腹部のふくらみも一部が流れて移動したものと思います。通常アクアフィリングは液状、ジェル状、硬いしこりが混じって入っています。もともとしこりになっても生理食塩水で溶けてなくなるというような広告が出ていたと思いますが、これはうそで、生理食塩水では分解されません。しこりになっていたり、ジェル状のものは切除が必要です。吸引で出せるのは液状のものだけです。ほとんどの場合、切除が必要になると思います。もともと液状のものを注射で入れていますので、体内では広く拡散しています。すべてのアクアフィリングの除去はできませんが、かなりの部分の除去はできることが多いと思います。バストについてはどの部位に、どれくらいの長さの切開を入れる必要があるかは診察をして相談になります。長いキズは残ることになります。できればバストの下縁にそったキズが目立ちにくいのでいいかもしれません。腹部については吸引でも可能なのかもしれませんが、膨れている部位の直上を切開して切除する必要があるかもしれません。これも診察をして相談になります。

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