私の父親が京大病院に務めていた頃の話
私の父親も祖父も私も3代続けて京都大学医学部の卒業です。父はもう他界しましたが、父が大学卒業後に京大病院の小児科で研修医、医員だった頃の話はよくしていましたので、たくさんの話を覚えています。本当に白い巨塔の小説のままのような、今から思えばありえない時代だったなあと思います。外科の教授は電車を降りる時には「京大の〇〇だー」と言って、電車賃などは払わずに電車を降りたそうですし、内科の教授は外来の診察のときに患者さんに「話が分からん者は黙っとれー。」などとどなっていたみたいです。小児科教授の回診などの際は、1階病棟の回診が終わって、2階に移動する際、教授だけがエレベーターに乗って、エレベーターのドアが閉まるまで医局員は全員頭を下げたままにしていて、ドアが閉まった瞬間に、全員階段を全速力で走って上がり、2階のエレベーターの前に整列して頭を下げて、教授を待ったそうです。ホントにバカみたいですよね。でも誰も教授にバカって言えないような時代だったみたいです。あ、今もなかなかそんなことを言う人はいないですよね、多分。でも私は今の時代でもちょっとだけバカって言いたくなる日本の大学教授っているんですけど、、、二人ほど。どうしましょう?