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佐伯祐三ー自画像としての風景

昨日の日曜日に大阪中之島美術館で開催されている佐伯祐三ー自画像としての風景を見てきました。30歳という若さでパリ郊外の精神病院で亡くなった画家ですが、この短い人生の中でこれだけたくさんの素晴らしい作品を残されたのはすごいことだなあと思いました。同じ時に6歳の一人娘を同じ病気である結核で無くされたのはさぞ無念であったことと思います。いくつもの作品が有名ですが、何より驚いたのはこの美術館に来館されている方がとても多かったことです。こんなに有名で人気のある画家だったのですねえ。チケット売り場にも長い列ができていました。中でも郵便配達夫や靴屋、多数の自画像、下落合風景などは素晴らしい作品で、特に郵便配達夫などは病で体調のすぐれない時にこのような力のある作品を描かれたのはすごいですよね。またとても興味深かったのは自画像や郵便配達夫や下落合風景、広告のある壁など同じ題材をいくつもの視点や色調で異なる作品として描かれていたことです。同じものを見ていても光が違ったり、色調、見る構図の差などで、あれこれ本人の興味をそそったのだろうと思います。これはなんとなくセザンヌが同じ山を何度も何度も描いたという話にも似ていますよね。フランスに行った時にセザンヌが住んでいた場所、そこからよく描いていた同じ山を見に行ったことがありますが、画家とうのは一つの同じ風景を見ても光が異なったったり季節による景色が違ったりして、そのたびに見えるものが違って、それに心が引かれることがあれこれ出てくるのかなあと思ってしまいました。佐伯祐三という画家はとても力強い絵を描かれていて、特に色彩がすばらしいですよね。すごくたくさんの方が見に来られていたのは何となく納得でした。

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