サブシジョンという手術について
サブシジョンという新しい手術方法はまだ世界でも日本でもほとんど行われていない手術だと思います。へこみのある傷などの修正には新しい
傷を残さずに修正ができる方法なので、当院ではもうかなりの症例の経験があります。基本的に行うことは細い注射用の針の先端を使用して
へこみのある傷の直下を剥離します。うすいペラペラの皮膚がこれで浮き上がります。へこみが平坦になるわけですが、その直下は空間になる
わけです。その空間に脂肪をすこし入れて支えにするわけです。手術後は3ヶ月間、できれば一日24時間ずっとテーピングを続けてもらいます。
この管理がとても大切な管理になります。これができないという方もありますので、そういう場合は、在宅時のみなるべく長い時間テーピングを
してもらいます。3ヶ月後が仕上がりになりますので、この時点でまだわずかのへこみがあるようなケースは再度微調整をすることがあります。
このような方法を行うことで永久的にへこみが平坦になって治るわけです。今までに当院で行ってきたケースは目頭切開によるへこみ、ニキビあとの
へこみ、ほくろの除去後の陥没、水ぼうそうのあと、二重まぶたの切開法のラインの食い込み、下まぶたリフトの傷のへこみ、他院での顔のなんらか
の手術の傷、鼻のプロテーゼの感染によるへこみのある傷などです。新しくメスをいれたりしないで修正ができますので、余分な傷が全く残らない
方法としてとてもいい方法だと思っています。皆さまがよく理解できるように目頭切開でできたへこみの修正例の写真を出しておきます。
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術前
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術後