お酒について納得できなかった話
たびたびあちこちでお酒を飲んでいるわけですが、日本酒の価格については納得できなかった話があります。もう今はこういうことがあるということはわかっていますので、失敗しないのですが、かなり以前のことです。大阪のとても有名な高級ホテルでお寿司を食べていた時に、そのお店に日本酒の十四代の本丸が置いてあるのを見つけてしまったのです。これはもうなかなか扱っているお店の少ない日本酒で、知っている方はわかると思いますが、とにかくおいしいのです。
大阪でこれを大体おいているお店は梅田の阪急にある串の坊という串カツのお店です。メニューには載っていませんが、ここに十四代の本丸があることを私はよく知っていますので、このお店で食事をする時は絶対にこの日本酒を頼みます。このお店では1合が1800円くらいです。この値段が頭にあったわけです。これがいけなかったのです。この有名な高級ホテルのお寿司屋さんで調子に乗って値段を確認しないで十四代の本丸をかなり飲んでしまったのです。
お店を出る時にお支払いをお願いして、その請求金額があまりに高額で驚いてしまいました。串の坊では1800円くらいだった同じお酒がそのホテルでは同じ1合で2万円以上だったのです。本丸ですよね?と確認をしましたが、ハイその通りですと言われてしまい、価格も間違っていないのですよね?と聞いてもメニューを持ってこられて説明を受け、なんともみっともないことになってしまいました。
後で知ったことですが、この高級ホテルではなかなか十四代が入手できないので、ホテルにこのお酒を入れるためにかなりのお金を払う必要があるのだそうです。一方串の坊はこの会社の社長と十四代を作っている高木酒造の社長がお知り合いのようで、この入手しにくいお酒が簡単に普通に入ってくるので、この価格でやっていますということでした。なんともこのような事情で同じお酒の価格がびっくりするくらい違ってしまうのですね。その時は本当に酔いがさめてしまうやら、高級ホテルでぼったくられたような気分になったり、もう、、、。わかってもらえます?