言葉の問題
JRのあちこちの駅でバスをよく見かけるのですが、一部気になる言葉がありました。新大阪駅などでもたくさんのバスが待っていて、ほとんどはどこかの修学旅行などのお迎えなので、学校の名前、クラスなどがバスに書いてあることが多いように思います。たくさんの学生がワイワイ、楽しそうに列でバスの乗り込んで行ったりしています。
先日学生ではないグループのバスを見かけた時に、バスに〇〇老人会という表示を見かけたことがあります。確かに年配の方々のグループでしたが、最近でも老人会という名称が使用されているのでしょうかねえ?例えば皮膚科では私が京都大学病院に勤務していた頃は、老人性色素斑だとか、老人性掻痒症など歳なんだからしみだとか、かゆいとかは仕方ないでしょうみたいな病名があったわけです。これが時には30歳台のかたにも見つかることがあって、このシミは老人性色素斑で、、、というとムッとされたりした経験もあるわけです。誰でも老人性とか言う言葉を言われるといやですよね、きっと。
皮膚科では少なくとも現在はそれぞれ乾燥性湿疹だとか、日光黒子とか肝斑とか脂漏性角化症など、とにかく老人性という言葉を病名に使用しないようになっています。バスの表示に文句はないのですが、そもそも会の名称に老人会ってどうなんでしょうねえ。みなさん喜んでその会に入っておられるのでしょうか?どうでもいいことかもしれませんが、少し気になってしまいました。ふと浮かんだのは、名称の変更です。私なら例えば、「元赤ちゃんの会」とか、「気分的には少年少女の会」などが浮かんでしまうですが、変ですか?