桜と雪
京都大学医学部ソフトテニス部のヘッドコーチとOB、OG会の会長をして長いのですが、学生の試合は大体いつも兵庫県の北の方にある神鍋高原にあるテニスコートで春の関西選手権、夏の西日本選手権、秋の近畿大会が開催されています。ここはテニスコートの面数がたくさんあって、周囲にホテルや民宿が多いので、大きな大会を開催するのが簡単になわけです。私が学生の頃はこれらの大会はいつもあちこちで行われていて、京都、奈良、熊本、長崎、山口、などなどもう西日本を走り回るというある意味旅行も兼ねて、みたいな楽しみもあったわけです。最近はテニスコートは大体どこも学生は学校にテニスコートがあるでしょうという考え方で、社会人優先という感じで、どこのテニスコートも抽選になっています。大きな大会などは国体級であれば、コートをおさえることができるのでしょうが、大学生の大会の開催はとにかく規模が大きいとコートの予約ができないという問題があるようです。この点神鍋はラグビーでもサッカーでもバスケットのなどの体育館が必要な大会でもここはとにかく広大なところなので、自由に大会が開催できるのはありがたいことです。
特にこの神鍋高原の春の大会の時は、周りの山には雪が残っていて、テニスコートの周囲には桜が満開というような時期になります。桜と雪を同時に見られて、温泉があり、さらに学生のテニスの楽しい応援もできるという私にとってはパラダイスなのです。コロナのために大会が開催できない状態がもう3年になります。あの景色が懐かしくてたまらないなあと思う今日この頃というわけです。