東洋美容外科学会(OSAPS)事務総長からの電話
昨日東洋美容外科学会(OSAPS)のSecretary-General(事務総長)であるフィリピンのフロレンシオルセロから私に電話がかかってきました。またベトナム美容外科学会(VSAPS)の前会長であるレハーンからも本日私にメールが届きました。お二人からの話は同じ内容で、今年の4月にベトナムのハノイでベトナム美容外科学会が東洋美容外科学会と併設開催になるそうで、この学会に来て、講演とライブサージャリーを担当してくれないかというものでした。
特にフィリピンのルセロからの電話では4月は日本形成外科学会と日程が近いので、私自身は日本形成外科学会にも参加するつもりなので、私を含めて日本の先生方はかなり引き受けてくれないのではないかと伝えました。それでも、なんとか、私だけでもぜひ、ぜひ、、、。みたいな調子でした。かなり以前からの仲良しの先生なので、最後は押し切られて、ベトナムに行くことにしました。押しにはすごく私って弱いんですかねえ。
ベトナムでは過去にも国際美容外科学会(ISAPS)の講習会がホーチミンでベトナム美容外科学会と同時開催されたことがあり、この時にもいくつかの講演とライブサージャリーを担当したことがあります。この時の記憶として、私自身は二人の患者さんの手術をして、手術室と学会会場をつないで、学会会場からたくさんの質問に答えながら、手術を進行させるという方法をとるわけです。ただ、この時の二つの手術ともあまり大きい声では言いたくないのですが、手術の介助でついてくれた看護師さんが二人ともなぜか英語の理解力に少し問題があったことと実際に手術室のナースとしてのレベルの問題があり、二つの手術のどちらもすごく手間取って大変な思いをしたことがあります。たとえば眼瞼の手術の止血の装置としてこんな大きいものはまぶたにはダメでしょうとか、出血をしている時に創部をガーゼでこすって血液をふくとさらに出血するのですが、こういう技術レベルの問題などがあり、本当に大変な思いをしました。こういう思い出があるので、ライブサージャリーは日本から自分のクリニックの私の手術に慣れた看護師さんが参加できることと、いくつかの自分の手術器具を持参できないとライブサージャリーはやらないと回答しておきました。やんわりとライブサージャリーについては今回はやりたくないと断ったつもりですが、どうなるでしょうね?
さらに私に日本や他のアジアの国々からファカルティー(講師)として講演やライブサージャリーを担当できそうな医師を推薦してもらえないかということでした。これも何人も頭に浮かびますので、それぞれの先生方に日程と講師になることを了承してもらえるかという連絡を送っています。今だにあちこちの国から声をかけてもらえるのはありがたいことなのですが、自分のクリニックである程度私の患者さんの一部の方々には迷惑をおかけすることになりますので、その点については申し訳ないことと思っています。すみません。ご理解ください。
写真は順番にベトナムのレハーン先生、次の写真の一番左がフィリピンのフロレンシオルセロ先生です(以前ベトナムでISAPSのライブサージャリーを担当した時の写真です。他のナース二人と医師はベトナムの方々で私とルセロの手術の介助に入ってくれました)。
どうでもいいことですが、ベトナムの学会で好きなこと。ここではビールでの乾杯が多いように思いますが、乾杯の際は全員で大きな声で、「ワン、トゥー、スリー、ヨー!」と叫んで乾杯をします。それから宴会が始まるわけです。これですね。私はかなり好きなんです。京大のテニス部でもたまに、ハイ今日はベトナム式でヨーっ!ってやっています。