小鼻縮小について
日本人の場合、小鼻の幅が目立つという方も多いように思います。いくつか方法がありますが、基本的に鼻の穴を小さくしてもいいのかどうかという点が問題になります。鼻呼吸という問題があり、鼻の穴は小さいのに、小鼻のカーブが大きく、鼻の幅が大きくて目立つという気の毒なケースもあります。このような場合は鼻の穴の大きさを変化させずに小鼻の溝に沿って皮膚を切除することで小鼻のカーブを小さくして幅を狭くすることができます。キズは小鼻の溝に沿ったキズになるので、最終的には溝のしわか傷かわかりにくいという状態になり、目立つことはありません。最初の数か月は化粧で赤みを隠す必要があるかもしれません。鼻の穴が大きくて、小鼻の幅も目立つということが多いのですが、この場合は鼻の穴の中の皮膚も切除して、小鼻の幅を狭くできます。鼻の穴も当然小さくなります。この手術は上記の溝での皮膚切除を併用することも可能で、患者さんの状態によって対策が異なってきます。どれくらいの幅に仕上げるかということもご希望を聞いて調整が可能です。なお、皮膚を切開せずに糸を入れて、これを縛るだけで小鼻を狭くするという方法を行っているクリニックがあるようですが、これは最初の数週間くらいは幅が狭くなりますが、以後は糸が内部の組織を切ってしまい、すぐに緩んでくるので、1か月後くらいには完全に元に戻ります。この方法は全く効果がないということはわかっていますので、詐欺のような手術をしているクリニックがあるのは残念なことです。