小顔にするには
よく患者さんから顔を小さくしたいという相談を受けます。一人ずつ問題点が異なることが多く、また複数の要因がからんでいることも多いので、じっくり相談する必要のある方が多いように思います。対策としては実に多くの方法があります。脂肪が多ければ脂肪吸引、咬筋の厚みがあるような場合は、ボトックスや咬筋の部分切除という手術、骨の問題も多いように思いますが、この場合はほほの骨切りやエラの骨切り、また皮膚のゆるみがあるために大きい顔に見えるということもあります。この判断は自分では難しいこともありますが、簡単には手で耳の前あたりを押さえて、この部分を上に持ち上げた時に顔が小さくなるようなら皮膚のたるみが原因のことが多いと思います。この場合はフェイスリフトで顔が小さくなります。私自身の経験で20代の方であってもフェイスリフトで小顔になって喜んでもらえたという方も何人もおられます。また実際のケースでは複合的な要因の方も多く、たとえばフェイスリフトと脂肪吸引を併用して行ったほうが顔が小さくなるような方も多いと思います。また骨切りをした場合、年齢によっては骨切りにより顔にたるみが出て、結果として顔が小さくならないということもあります。このような場合は骨切りとフェイスリフトを同時にするとか、まず骨切りを最初に行って、3か月ほど待ってから次にフェイスリフトをして完成させるというようなこともあるわけです。