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国際美容外科学会の美容医療統計調査

国際美容外科学会(ISAPS)では毎年世界の美容外科医がどのような手術や治療をしているのかという統計調査をしています。私は最近の4年間は、この統計調査委員会のメンバーでもあるのです。この委員会は世界各国でどのような美容外科関連の手術や治療が行われているのかという調査を行い、さらにそれらの合併症などの調査やそれぞれの国や地域の傾向の分析などを行うのが仕事になっています。調査委員会のメンバーは世界で12人が活動しています。委員長は現在はノルウェイのアミンカラージュという医師です。本当に彼は熱心な方で、統計調査は世界のメディアに発表する重要なデータなのに、この調査に非協力的な国や医師が多すぎると一年中怒っているような先生です。
 そのためにどうしたらよりたくさんの回答が世界から集まるのかという議論がいつも行われています。最近のこの委員会からの提案は調査が英語だけで行われるので、特に英語圏以外の国からの回答数が少なするので、調査を各国の言語に翻訳をしてから調査の依頼を届けるとか、回答をしてもらった医師は次回の国際学会の参加費を安くするとか、年会費を安くするなどの案が出てきています。これらの案が実際に施行されるためには理事会の承認がいるわけですが、今はこれらの案を理事会に提出するという段階になっています。先月東京で開催された学会に
ノルウェイのアミンカラージュ先生が来日された際に、プログラムに私の名前が載っていたので、私が学会に出ていることは知っておられました。彼はこの委員会のメンバーである私がISAPSの会長経験者なので、もうどうしても私にいろいろ委員会に対するアドバイスがほしいと何度も何度も会場のどこかで捕まってしまい、あれこれ長時間何度も話し会うことになってしまいました。本当にどんだけー、、みたいな先生で、そこまでのめり込まなくても、、、とつい言いたくなるほど頑張り屋さんです。まあ、こういう方がISAPSを動かす力になっているわけです。私も会長の時はこんな感じだったのかなあとつい思ってしまいました。委員会のチェアとか学会の理事とか会長などはもう本当にISAPSのために人生をかけているというくらいの方々なのです。今はもう理事会を降りてしまったので、あー自分も理事会にいた時や、会長をしていた時はこんな感じだったのかなあと、、、時間が経つと多少記憶が薄れていくのでしょうかねえ。
 つい先日、昨年の統計調査結果が世界のメディアに公表されました。特に今回は韓国、中国、日本、中南米の一部の国などからの回答がかなり遅れたためにこんなに遅い時期になっての昨年度の結果公表ということになりました。調査委員会の委員である私が日本にいながら、集計が遅くなり申し訳ないことでした。この調査の集計は各国ナショナルセクレタリーである某大宇形成外科教授の仕事なので、私は何度も早く回答するように彼にせかしていたのに遅れてしまい、なんとも委員会で申し訳ないことでした。カラージュ先生にも謝っておきました。
 今回公表された統計調査の主なものとしては世界の手術のベスト5は、脂肪吸引、豊胸、まぶたの手術、鼻形成術、腹部のたるみ形成術です。また最も人気のある非外科的治療のトップ5は、ボツリヌストキシン注射、ヒアルロン酸注射、脱毛、スキンタイトニング、痩身でした。
いつも思うのですが、世界中ではやはり豊胸手術がとても人気のあるもので、これは日本での傾向とは少し異なっていますよね。もちろん日本でも豊胸手術は多く行われている手術の一つではありますが、とくに欧米ほどすごい人気とは思えません。文化の差という感じです。日本ではやはり目と鼻がすごい手術件数になっています。世界的傾向としてはこの5−6年は非手術による治療が増加傾向で、手術が減少傾向だったのですが、今回はこのいずれもが増加傾向になっているというのが昨年の特徴になっています。写真は今年の9月に東京での国際学会に来日されたISAPSの統計調査委員会のチェアであるノルウェイのアミンカラージュ先生です。

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