他院でのポテンツァのトラブル
ポテンツァは肌のくすみやたるみ、はりの減少、赤ら顔、毛穴、にきびあとの凹凸などの治療には有効な方法ですが、最近お二人の患者さまですが、他院でポテンツァでの注入治療を受けて、いつまでたってもかゆみが出るとか、細かい凹凸がブツブツ残って、治らないなどの悩みで相談を受けた方があります。これらの問題はおそらく成長因子が入っているのではないかと思います。通常かゆみがずっと残るようなことは成長因子以外では考えられませんし、細かい凹凸がブツブツ半年以上も残っているということは他の注入物ではありえない問題です。
元来成長因子(FGF)は体内に入れるということはメーカーである科研製薬が禁止しているものです。安全ではないので、やめてくださいと記載されています。ポテンツァの会社自体が注入可能なものとして販売をしていることも問題と思います。これから裁判が多く起きてくるような気がしていますが、ポテンツァの会社がどういう方針でこのような注入物を販売しているのか理解ができません。またちゃんと学会に出て勉強をしている医師であれば、成長因子によるトラブルがどれほど深刻な問題になっているかをよく理解されているはずです。でも学会に出席しない医師も多くおられて、こういう問題が出た場合、確実に治療する方法が今はないので、その点がとても気になっています。当院ではもちろんこういうものがとても危ないものと知っていますので、ポテンツァを購入した時に、注入物として付属品のように購入を求められましたが、もちろん断っています。ポテンツァの会社、あるいは日本の代理店(?)って変かもしれないと思ったりしているのですが、、。どうなんでしょうね?