京大医学部ソフトテニス部の合宿
私がヘッドコーチをしている京都大学医学部ソフトテニス部には現在男女合わせて約70人の部員がいます。京大医学部構内には悲しいことに2面しかテニスコートがなく、これを硬式テニス部と軟式テニス部が共同で使用しています。簡単に言うとテニスコートの取り合いのような状況で、男子も女子もそれぞれ週に2回ずつ、毎回3-4時間くらいしか練習ができません。私が学生だったころは部員がもっと少なかったことと、軟式テニス部の専用コートが1面医学部構内にありましたので、天気がよければ、もういつでも好きなだけ練習ができていました。今の部員はかわいそうなことに、十分な練習をする場所がありません。これで強いテニス部を作るのって、どう考えても難しいです。
今回の合宿の場所は和歌山県の日置川テニスコートというところです。和歌山市や白浜などからまだはるかに南の方にあります。周囲には温泉も多く海もきれいですてきなところなのですが、今回の問題はテニスコートのすぐ近くにあったすてきなホテルが閉館になったことです。海が目の前にあって、温泉も素敵で、お料理もそこそこ美味しかったのですが、どうして閉館なのでしょうねえ。他には周囲には民宿ばかりで、もういっぱいで予約も取れません。それになんというか、民宿って、共同風呂、共同トイレですし、他のどこかの団体の学生などの合宿などと一緒のお部屋ってねえ。なんというか耐えられません、私には。
他のまともそうなホテルを探してもこのコートからはかなり遠くて、とにかくそこしか予約がとれませんので、面倒です。大体大阪から和歌山を超えてはるか南まで車で行ったりすると5-6時間くらいかかるかもしれません。あのあたりは道があまりまっすぐに走っていないのです。そうなると現地でタクシーがいるわけですが、聞いてみるとこのあたりにはタクシーが1台しかないそうです。それも日曜日はお休みなんですって。えー、なんですと?って思いますよね。それで和歌山市内のタクシー会社5つくらいに予約ができないか聞いてみたのですが、その場所は遠すぎて会社の範囲ではないとか、予約はできませんとか、もうとにかく不便なのです。学生のだれかが車で来ていないか聞いたのですが、京都からは遠すぎて、全員バスで京都から往復なのだそうです。ホテルの方にも相談したのですが、タクシーの代わりのような車の手配はできないと断られてしまいました。そんなわけで、とりあえず今は便利屋さんを捕まえてあって、この会社の方に日曜日はホテルとコートの往復をお願いしてあります。トラックなどで運ばれるんですかね?とにかくなんでもいいので、ありがたく思っています。こういう不便なところでの合宿はやめてほしいです。もー。