ルーマニア美容外科学会
国際美容外科学会(ISAPS)には、Visiting Professor Program というのがあります。ISAPSからこの医師という人を世界の各国に派遣して、その国の学会や特定の大学で、講演を行ったり、ライブサージャリーと言って、実際に現地で手術をしてその国の美容外科医に実際の手術を見てもらって勉強をしていただくというプログラムです。
この派遣要員になっているのがISAPSの教授の資格を取っている医師たちです。一年に4〜5人くらいの教授が世界に派遣されて、その国の学会、または派遣要請をもらった大学病院で4日から1週間滞在して、その間たくさんの講演をしたり、患者さんの診察や手術を担当するというプログラムです。私もこれを担当したことがあり、派遣先はルーマニアの美容外科学会でした。その時はたまたま私がISAPSの会長だったので、学会での活動以外に国営ラジオのインタビューがあったり、ルーマニアの厚生省の大臣との面会など、本来の担当以外の仕事もさせられました。
学会のあとはルーマニア美容外科学会の会長がせっかく来たので、ここは見ておいてほしいと言われて、ルーマニアで有名な湿原、ドナウデルタに連れて行ってくれました。学会会場からはかなり遠かったので、1泊して広大な湿原をボートに乗ってあちこちを見てまわりました。一面にハスが広がっていたり、ハクチョウやペリカンの群れ、時には野生の馬たちに出会えたり、こんなに美しい広い湿原は見たことがなかったので、ちょっと感激でした。
ドナウデルタのはす
ルーマニア国営ラジオ出演
ドナウデルタの野生の馬たち
ドナウデルタボートツアー