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ノーベル賞を取った京大の二人の教授

京都大学医学部でノーベル賞を取った教授というと、多分皆さん山中教授と本庶教授が浮かぶと思います。お二人とも私と同じ大学であり、いろいろ縁があってよく知っています。山中教授は京大のiPS細胞研究所のトップとして今も大活躍中です。また本庶教授は免疫の研究では世界のリーダー的な方です。ニボルマブという抗体を作ることに成功し、これによりそれまで手術でしか治せなかったメラノームや腎臓がん、肺がんなどを免疫作用のある薬を使用してガンを治すことができるようになったという世界がひっくり返るような研究成果を出した方です。

本庶教授は京都大学医学部硬式テニス部に所属されていて、卒業後もこの部のOBのお一人として、いろいろ硬式テニス部の活動にもかかわっておられます。私自身は医学部軟式テニス部の現在ヘッドコーチであり、OB,OG会の会長もしています。この10年間くらい京都大学構内では、新しい建物がどんどん建てられていますが、その前におなじ土地に何があったかというと、ほとんどがテニスコートでした。つまり京都大学構内のテニスコートがどんどん減っているわけです。そういうトバッチリが医学部のコートにも起きていて、医学部構内のテニスコートが減ってしまったために、硬式テニス部と軟式テニス部で少ないテニスコートをどのようにして合同で使用して練習するかということが何年ももめてきました。その中で私も交渉に出て、硬式テニス部の交渉担当で出てこられたのが、本庶教授だったわけです。この方は大学内では、一部の方はダースベーダーと呼んでいたのですが、こういう交渉の場ではすごい威圧感で、ごちゃごちゃ言うんじゃないというような調子でした。軟式テニス部のコートがつぶされたからと言って、硬式テニス部のコートを使わせてくれとはなんだ!みたいな、、、。はっきり言ってとても手ごわかったです。

その点山中教授はとても温厚で親切で、腰の低い方で、とても好感の持てる方です。私が京都で会長として国際美容外科学会を開催した際に、特別講演を依頼しようと思っていたわけです。山中教授のお仕事は簡単に言うと皮膚の細胞を初期化して、髪の毛でも心臓の筋肉でも自由に作れるということなので、これはもう美容外科も形成外科もその将来の治療がこの研究で激変することになったということです。現状ではこういう細胞がガン化しないかどうかがわからないので、まだもうすこし時間がかかるのでしょうが、確実に将来の治療が激変することになります。そういう理由で特別講演をお願いしたかったわけです。でも国内の皆さんのご意見は山中教授はとてもご多忙な方なので、学会の招待講演などはほとんど断られていると言われていて、まだ問い合わせてもしていないけれど、無理だろうなあと思っていました。その頃アメリカ形成外科学会に参加したことがあり、知り合いのカリフォルニア大学のブライアントスという教授が私が京都で会長として、国際学会開催を準備中ということを知っておられたので、準備は整ったのかと聞かれたことがあります。その時に京都大学の山中教授を特別講演に招待しようと思っているが、周りのみんなが絶対に無理というので、だれか他を探しているのだと答えました。そうすると彼は山中教授はカリフォルニア大学でも研究をしていて、2か月に1回くらいのペースでこちらに来るよ、よく一緒にランチも食べてるから、私から聞いてみるというような調子でした。その後山中教授から私に直接喜んでお引き受けしますというような夢のような回答をもらい、国際美容外科学会の歴史上、初めてノーベル賞を取った医師の講演を京都でお願いできたわけです。とにかくこの講演はとても難しい話を分かりやすくされて、大好評でした。私は山中教授はにこやかな方で、大好きです。一方本庶教授はどうしても好きにはなれません。ここだけの話です。

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