メガクリニック | 大阪市淀川区の美容外科・形成外科・美容皮膚科【公式】

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ある美大の試験

友人から聞いた話ですが、ある美術大学のデッサンの試験の話を聞いたことがあります。ギリシャの人の顔の彫刻のデッサンらしいのですが、普通は顔の彫刻を見ながら、これをデッサンに描くという練習はよくされていると思います。この試験では彫刻の顔に包帯が巻いてあって、そのデッサンを仕上げるというのが試験だったそうです。包帯で顔の全体を巻かれると、輪郭として目立つのは鼻筋、頬の高さ、眉骨の高さ、顎と額の形ということになりますよね。まぶた周囲、小鼻周囲の凹みは包帯で隠れてしまいます。この通常の顔ではないゆるやかな凹凸、カーブをデッサンに仕上げるというのが試験だったそうです。

普通は学生さんたちは顔のそのままの凹凸のデッサンは慣れていると思うのですが、顔全体を包帯で巻かれると、経験のないなめらかな凹凸のデッサンを仕上げることになりますよね。こういう試験問題を考えた先生もすごいなあと思ってしまいました。どこから包帯を巻くという発想が出たのか聞いてみたいところです。この包帯で巻いても目立つ輪郭は骨によるもので、鼻筋、ほほ、顎、眉、額など直下にはすべて骨の張り出しがあります。美容外科ではこの輪郭のバランスを考えることも多いわけですが、美大の先生もこのラインに興味があったのでしょうか。人の顔を見る時、一番見てしまうのはやはり目です。その次が鼻、その次に輪郭というのが一般的に見る順番として多いのだそうです。

この試験の話を聞いた時、私達もなんとなくある人の顔の輪郭を見る時に、包帯を巻いた状態でその人の顔を見ているのかなあなどと思ってしまいました。顔が大きいとか小さいとか、鼻筋が通っていてきれいな鼻に見えたり、顎のラインが気になったり、輪郭を見ている時はたしかに凹みの部分は見ていないなあと考えたりしていました。こういうラインの変更は骨切り手術ということになったり、時には隆鼻術、顎のインプラントやヒアルロン酸、額の脂肪注入など、他にもいろいろのテクニックもあるわけです。特にアジア人の輪郭の問題は白人とは全くことなるテーマが多いので、美大でも一度日本人の彫刻で同じ試験をされると面白いのかな?と試験を出した先生に提案してみたいところです。テルマエ・ロマエという映画がありましたが、その中で日本人のことを平たい顔族とか言ってましたけど、、、、。なんだかすこし思い出してしまいました。面白い映画でしたね。

いろいろ考えてみると、包帯を巻いた顔だと年齢がわからなくなりますよね。これは顔の凹みの部分、皮膚と筋肉の下垂などがわかりにくくなるためです。包帯をはずした時に若い印象が出るためには、へこみの修正、たるみのリフト、肌質の調整などが必要になりますが、私たちは脂肪注入とか、ヒアルロン酸などの注入、あるいは各種のリフト、レーザー治療など、若い健康な顔つきにできる技術がいろいろあるので、ある意味楽しい仕事をしているなあと思ったりしているわけです。

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