二重切開
目次
二重切開法とは
二重切開法は、まぶたに二重のラインを作るための美容手術の一つです。
まぶたの皮膚を切開して希望の二重のラインを作り、そのラインを固定することで半永久的な二重まぶたを実現します。
以前の手術による二重の幅や形を変えたい場合でも切開法であればほとんどのケースでご希望の新しい二重を作ることができます。
また、埋没法などの一重に戻りやすい方法と比べて、はっきりとしたラインが得られ、戻る心配がほとんどありません。
こんな方におすすめ
二重切開法はしっかりした二重のラインを作ることができるため、こんな方におすすめです。
- まぶたが厚く、しっかりとした二重のラインを作りたい
- まぶたに余分な皮膚が多く、たるんで見える
- まぶたに脂肪がたくさんあり、二重を形成しにくい
- 他の方法で二重になりにくい
- 半永久的で自然な仕上がりの二重を希望する方
- 二重の幅や形を変えたい
二重切開法の特徴
二重切開法は、メスを使ってまぶたを切開し二重まぶたを作る施術です。
脂肪や筋肉などを調整し、「二重の構造を再構築」するため、平行二重や幅広の二重など、華やかな二重を希望する方や一生取れない二重を希望する方におすすめです。
皮膚を切開して繋ぎ合わせて二重を作るため、ダウンタイムは埋没法などの方法よりも少し長くなりますが、一度切開したラインは消えないため半永久的な二重を作ることができます。
術後の経過
そのため、術後しばらくは糸がまぶたに付いた状態なので、メガネなどを使って隠すとよいでしょう。
メイクは抜糸後2日目から可能で、コンタクトレンズは抜糸後から使用できます。
個人差はありますが、腫れや内出血などのダウンタイムが約2〜3週間ほど続くことがあります。
抜糸後2日目からメイクが可能になり、この時期にはほとんどメイクで隠せる程度にまで回復します。
二重切開が向いてない方
二重切開法は、皮膚の切開を伴うため、ダウンタイムが少し長いです。
そのため、よりダウンタイムが短い埋没法を検討するケースも見られます。
埋没法は、まぶたの内側を糸で固定する方法です。
手術から1週間以内なら糸を外すことで、元のまぶたに戻すことができ、切開法を行えば二重の幅や形の修正も可能ですが、以下のような方は埋没法で二重を作るのはおすすめできません。
- まぶたの皮膚が厚い方
- まぶたに脂肪が多くて重たい方
- 眼瞼下垂(まぶたが垂れ下がる状態)のある方
- 絶対に取れない二重のラインを希望される方
- まぶたの余分な皮膚が気になる方
埋没法との違い・比較
二重埋没法と二重切開法は、どちらも二重まぶたを作るための手術ですが、それぞれ特徴と方法が異なります。
施術法 | 二重埋没法 | 二重切開法 |
---|---|---|
方法 | まぶたの内側に糸を使って固定し、二重のラインを作る | メスを使ってまぶたを切開し、皮膚や脂肪を調整した上で二重のラインを形成 |
回復 | ダウンタイムが短い 腫れが少ない |
ダウンタイムは比較的長い 腫れや内出血の可能性あり |
適応 | 皮膚が薄く、脂肪が少ないまぶた 誰にでも可能 |
誰にでも可能 |
特徴 |
・切開しないため、術式はシンプルで短時間で終わる ・糸を外せば元に戻るので、やり直しや修正が比較的容易 ・まぶたが重い方や、脂肪が多い場合は効果が持続しないことがある |
・切開して新しくまぶたを形成するので、効果は半永久的 ・はっきりとした二重を作りたい方におすすめ ・以前の手術による二重の修正には最適の方法 |
二重まぶたを作るためには、埋没法とビーズ法、切開法の3つの方法があります。
埋没法は、まぶたの内側に糸でラインを固定する簡易的な手術で、切開を伴わないため短時間で済み、ダウンタイムが短く腫れも少ないです。
この方法は皮膚が薄く脂肪が少ないまぶたに適していますが、まぶたが重い場合や脂肪が多いと持続性が劣ることがあります。
一方、二重切開法はメスでまぶたを切開し、皮膚や脂肪を調整して二重のラインを作ります。
ダウンタイムが長く腫れや内出血が生じる可能性がありますが、形成したラインは半永久的です。
この方法はどのようなまぶたの方でも確実に二重にすることができます。
ビーズ法はキズの残らない方法です。
腫れが長引くことがありますが、埋没法よりはラインの固定力の強い方法です。まぶたの中にも糸が残りません。
いずれの方法もそれぞれの長所がありますので、希望する二重の形状やまぶたの状態によって選択が異なります。
医師と相談し、自分に合った方法を選ぶのが理想です。
二重切開法で失敗しないために
二重切開法は、まぶたの皮膚を直接切開して二重を形成する手術です。
半永久的に二重を維持することができます。
ただし、二重埋没法のように糸を外すことで簡単に元のまぶたに戻すことができないため、慎重に手術をする必要があります。
2ミリ程度であれば再度切開法で幅や形を変えることができます。
切開法では一度形成した二重を完全に元の状態に戻すのは極めて難しく、失敗してしまうと取り返しのつかない事態となってしまいます。
そのため、二重切開を行うときは担当医師と幅や形などについて十分なカウンセリングが重要です。
当院では、丁寧なカウンセリングを行い、患者様の希望する二重の形やラインを実現することを重視しております。
当院の医師は、患者様の顔全体のバランスやまぶたの状態を考慮して、最適なデザインを提案し、患者様が納得した上で施術いたします。
切開法の料金
二重切開法 | 350,000~550,000円(税込) |
施術概要
施術時間 | 1時間〜1時間半 |
洗顔 | 手術後2日目から可能 |
メイク | 抜糸後2日目から可能 |
入浴 | 可能 |
洗髪 | 術後2日目から可能 |
抜糸 | 4〜6日後 術後4〜6日で抜糸を行います。抜糸が終わると、目元のメイク、コンタクトレンズの使用ができるようになります。この頃には見た目の症状が落ち着いてきますが、手術した部分はまだ安定していないので、あまり刺激を与えないように注意してください。 |
施術後の通院 | 抜糸のため、4〜6日後に通院が必要 |
ダウンタイム | ・内出血によって赤紫色になることがありますが、だいたい1〜2週間で徐々に治まってきます。この間、メイクを使えば隠せる程度です。 ・腫れや痛みは最初の5日間くらいで徐々に落ち着いてきます。ただし、自然な仕上がりになるまではさらに2〜3週間かかります。また、手術後の1〜2日間は痛みや熱を感じることがあります。 ・切開後の傷跡は、最初の1ヶ月ほどは赤みがある状態が続きます。この間は、傷跡が少し目立つかもしれません。しかし時間の経過とともに、2〜3ヶ月くらいかけて赤みは徐々に引いていきます。最終的には白っぽい肌色の線として定着し、ほとんど目立たなくなります。この自然なプロセスにより、傷跡は時間とともに周りの肌と馴染んでいきます。 ※ダウンタイムには個人差があり、上記は目安です。 |
術後の経過 | ・手術の後、数日くらいは最も腫れやすい時期になります。この間、腫れだけでなく、むくみや内出血、目やにの増加といった症状が出ることがあります。 ・腫れやむくみの影響で、二重の幅が広くなったり左右で違って見えることもありますが、いずれも一時的なものです。腫れやむくみが治まれば、二重の幅も安定してきます。 ・手術から1週間が過ぎると、強い腫れやむくみは少しずつ和らぎます。まだ少し腫れや内出血、むくみが残っているかもしれませんが、人前に出てもあまり気にならないくらいまで回復していることが多いです。ただし、回復までの時間には個人差があります。この時期に症状が軽くなった方は、仕事に復帰することも多いです。 ・手術から4〜12週間の間に、傷口と残っていた腫れが徐々に治ってきます。3ヶ月が経つ頃には、二重の仕上がりはほぼ完成に近い状態になります。 |
注意事項 | ・手術部位は1ヶ月目までキズに沿ってそっと洗うようにしてください。 ・目の周りのフェイスマッサージなども1ヶ月は控えてください。 ・手術当日は、車やバイクを自分で運転して来院することはできません。また、コンタクトレンズを使用している方は、帰るときのためにメガネを持参してください。 |
麻酔 | 痛みのない静脈麻酔を使用します。 |
シャワー | 施術当日より可能(顔は避けてください) |
コンタクトレンズ | 抜糸後から可能 |
激しいスポーツ | 術後1ヶ月間は避けましょう。 |
副作用・リスク | キズの赤みが長引くことがあります。このような場合は軟膏や内服薬などを使用することがあります。 |
施術の流れ
二重切開術の施術の流れは以下の通りです。

カウンセリングでは、以下のことを中心に気になることを聞いておきましょう。
・施術料金
・リスクや副作用
・施術後の注意事項
・いつからメイクができるか
・医師の経験症例数
・埋没法などの他の施術でも対応可能か
・切開法にするメリット
カウンセリングでの提案で納得できれば、施術日を予約します。空きがあれば当日施術も可能です。施術日または手術前に料金を支払います。持ち帰って検討したい場合は、後日電話やメールなどでの予約もできます。

この際、眼窩脂肪が眼球周囲を被っているような腫れぼったい目の患者様の場合は、合わせて二重のラインをきれいにするために、切開した部分から余分な脂肪を丁寧に取り除きます。
切開した部分は、医療用の糸を使って丁寧に縫い合わせます。手術の跡は、切開した二重のラインに沿っているので、ダウンタイム後の仕上がりでは目立ちにくくなります。
施術後は帰宅できます。入浴や洗髪は施術翌日から可能です。

抜糸後2日目からはメイクも可能になります。

二重切開術の術後経過及び注意事項は以下の通りです。
手術の後、1週間くらいは最も腫れやすい時期になります。
この間、腫れだけでなく、むくみや内出血、といった症状が出ることがあります。
腫れやむくみの影響で、二重の幅が広くなったり左右で違って見えることもありますが、いずれも一時的なものです。
腫れやむくみが治まれば、二重の幅も安定してきます。
特に禁止事項や注意点はありませんが、手術した部分を擦ったり引っ張ったりして刺激を与えないように気をつけてください。
手術から1カ月はキズに沿ってそっと洗ったりするようにしてください。
またこの間目の周りのフェイスマッサージなども控えてください。
手術当日に気をつけることとして、車やバイクを自分で運転して来院することはできません。
また、コンタクトレンズを使用している方は、帰るときのためにメガネを持参してください。
手術後は目にガーゼ、テープを貼りますので、視界が悪くなることがあります。
帰りには公共交通機関やタクシーを利用するか、誰かに迎えに来てもらうことをおすすめします。
運転は翌日まで控えてください。