脂肪吸引(腕)
腕に余分な脂肪がついていると、体格が大きく見えてしまいます。「ノースリーブに抵抗がある」「体型をごまかせるような服ばかり選んでしまう」など好きなファッションを楽しめない方も多いでしょう。特に二の腕はダイエットしても効果が出にくい部位でもあります。
本ページでは、腕の脂肪吸引について詳しく解説しています。メリットや注意点、ダウンタイムまでを説明していますので、腕の脂肪吸引を検討している方はぜひご参考にしてください。
こんな方におすすめです
腕の脂肪吸引は効率よく気になる部分の脂肪を除去できる方法です。ダイエットのように効果が出るまで努力し続ける必要もありません。
以下のようなお悩みをお持ちの方に適している施術です。
- むちむちした腕が気になる
- 自信を持ってノースリーブを着たい
- ダイエットしても腕が痩せない
- 後ろ姿に自信がない
腕の脂肪吸引とは

年齢や運動不足などにより血流やリンパの流れが悪くなることがあり、これが原因で腕に脂肪がつきはじめることがあります。さらに、腕が太く見える原因である上腕三頭筋は日常生活で使われることが少ないため、筋力も落ちやすくダイエットが難しいのです。そのため、腕は部分痩せが特に難しいといわれています。
腕の脂肪吸引は、目立ちにくい場所にカニューレと呼ばれる細い管の器具を挿入し、直接脂肪を吸引してスッキリさせる施術です。
ダイレクトに気になる部分の脂肪を取り除けるため、部分痩せが難しい腕も効率よく痩せることが可能です。
また、腕の脂肪吸引は、お腹や太ももの脂肪吸引に比べてダウンタイムや施術時間が短く、患者さまの負担も少ない特徴があります。
初めて脂肪吸引の施術を受けられるという方にもおすすめできる部位です。腕の脂肪吸引の場合は、腕の付け根や肘など目立ちにくい場所にカニューレを挿入します。傷口も3~5mm程度と極めて小さく、肌と同化するため、周りに気付かれることもありません。
脂肪吸引をする場所で迷われている方は、まずは腕から挑戦してみてもよいでしょう。
脂肪吸引のメリット

脂肪吸引の主なメリットは以下の2つです。
- 部分痩せが可能
- リバウンドしにくい
腕は痩せたいけど、胸は痩せたくない」など気になる部分だけスッキリさせたい【部分痩せ】を希望される方は少なくありません。
しかし、自己流のダイエットの場合、うまくピンポイントで部分痩せをするのは難しいものです。
脂肪吸引であれば、直接気になる部分の脂肪を取り除けるため、患者さまのご希望に沿った効果を実現しやすくなります。
また、脂肪吸引の場合はダイエットとは違いリバウンドしにくい特徴があります。
肥満の原因となる脂肪細胞そのものを減らすことができるからです。
腕が痩せている人と脂肪が多い人の違いは、脂肪細胞の大きさにあります。脂肪細胞が小さくなるとサイズダウンが可能ですが、脂肪細胞が大きくなるとサイズアップし太って見えてしまいます。
そのため、ダイエットで脂肪細胞を小さくしたとしても、脂肪細胞が大きくなることで簡単にリバウンドしてしまうのです。
脂肪細胞を吸引できる脂肪吸引の場合は、脂肪細胞自体が少なくなるため脂肪細胞のサイズの変化で影響されにくい特徴があります。脂肪細胞の数は基本的に思春期以降変わらないため、リバウンドを回避して部分痩せを持続したい方は脂肪吸引が適しているでしょう。
腕の脂肪吸引で注意すること

腕の脂肪吸引を行った後、日常生活や運動面で制限されることがあるため、事前にスケジュール管理をしておく必要があります。
腕の脂肪吸引後に注意したい動作や動きを以下の表にまとめています。
【腕の脂肪吸引後に注意したい動き】
日常生活 | 施術後1週間程度は腕を上げづらくなります。 髪を結んだり、シャンプーしたりする時はいつもより時間がかかるかもしれません。 |
---|---|
運動やトレーニング | 重いものを持つなどの動作は避けてください。 施術後2週間後から軽めの運動なら可能です。 |
圧迫・固定 | 手術後1〜3日は手の先から腕まで包帯を巻きます。 吸引部の包帯による圧迫は5〜7日ほど必要になります。 |
腕の脂肪吸引の吸引範囲
腕の脂肪吸引の吸引範囲は以下の2つです。
・腕の裏側にある振袖と呼ばれる部位
・バストの横の脇肉
振袖と呼ばれる部位は、二の腕の太さを気にするほとんどの方が細くしたいと感じる場所です。振袖の脂肪は、腕を伸ばした際に目立ちやすくなります。この部分の脂肪吸引を行うことで腕が細くなりスッキリした印象になります。
脇肉とはバストの横の脇の下にある脂肪です。
ブラジャーを着用した際にはみ出る脂肪で、バストラインが乱れて見えてしまいます。ダイエットでは改善が難しい場所でピッタリしたTシャツやタンクトップなどを着用すると目立ちやすくなります。
この部分の脂肪吸引を行うと、ボディラインがスッキリし、ドレスもきれいに着こなせます。
脂肪吸引とダイエットの違い
脂肪吸引とダイエットの違いを、以下の表で比較しています。
脂肪吸引 | ダイエット | |
---|---|---|
効果を実感できるまでの期間 | 完成するまでには3ヶ月程度の時間を要するが、1週間目くらいから効果を実感できる。 | 即効性がない。 効果を実感できるまで早くても数週間、一般的には数ヶ月かかる。 |
脂肪細胞の量 | 脂肪細胞の量を減らすことが可能。 脂肪細胞自体が減るので、脂肪細胞のサイズの変化でリバウンドは生じにくい。 |
脂肪細胞が収縮するが、量が減る訳ではない。 そのため、脂肪細胞が再度大きくなることでリバウンドする可能性がある。 |
部分痩せ | 部分痩せが可能。 | 全体が痩せるため、腕だけという部分痩せは難しい。 |
体重 | 体重の変化はみられない。 | 痩せることで体重が変化する。 |
料金
施術概要
施術時間 | 部位や範囲にもよりますが、40分〜1時間程度 |
---|---|
入浴 | 当日は創部をぬらさないように入浴は可能です。 手術部位の圧迫固定がなくなれば吸引部をぬらしての入浴も可能です。 |
ダウンタイム | 7~10日程度 |
痛み | 熱感や筋肉痛のような痛みが生じることがあります。 |
リスク・副作用 | 施術を受けた後しばらくは腕を動かしにくくなるため、重い荷物を持ったり腕を上げたりする動作が難しくなります。 むくみ・腫れ・内出血などの症状が生じる可能性があります。 |
施術の流れ
当院は患者さまに満足していただける治療を提供するため、カウンセリングからアフターケアまで丁寧な対応を心がけております。
腕の脂肪吸引はダウンタイムが少なく、傷跡も目立たないため、初めての方でも挑戦しやすい脂肪吸引です。一緒にデザインを考え納得のいく施術にしましょう。

患者さまのお話をお聞きしてから、お悩みやご要望に適した施術をご提案します。
施術に対する不安やお悩みなどがありましたらお気軽にご相談ください。

患者さまのご要望も取り入れつつ、専門的な立場からのアドバイスを行います。
患者さまに納得いただけるまで一緒にデザインを考えますので、ご希望や気になる点などをお伝えください。
デザインは起立した状態で行い、日常生活やノースリーブを着用時などの状態を考えながら行います。皮膚にマーカーで書き込み、ご説明いたします。

痛みを感じることのない静脈麻酔を行いますので、ご希望などあればカウンセリング時にお伝えください。

施術中は麻酔が効いているため、痛みは感じません。
カニューレと呼ばれる細い管を用いて、脂肪を吸引します。カニューレを挿し込む際は、できる限り皮膚に傷跡が残らないようプロテクターを装着しております。
そのため、術後の傷口の心配が不要です。

薬も処方しますので、医師の指示通りに服用してください。
腕の脂肪吸引のリスク副作用
腕の脂肪吸引で起こる可能性がある副作用は以下のとおりです。
・痛み:数日程度
・腫れ:目立つような腫れは1週間程度
・内出血:内出血が出た場合7~10日程度
・痺れ:数週間続くことがあります。
腕の脂肪吸引による副作用は2週間程度でおさまるものがほとんどです。
腕の脂肪吸引をご希望の方は、副作用の症状・期間を考慮して施術を受けるスケジュールを調整しましょう。
腕の脂肪吸引のダウンタイム
腕の脂肪吸引のダウンタイムは一般的に7~10日間程度です。お腹や太ももの脂肪吸引よりダウンタイムは短い傾向にあります。
痛みや腫れ、むくみなどは1週間程度で落ち着きます。
施術後は「腕を上げづらい」という患者さまも時にはいらっしゃいます。体質や脂肪吸引を行う範囲・部位によってもダウンタイムの程度は異なりますので、事前に医師に確認しておきましょう。