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国際美容外科学会の理事会での理事たちの英語

国際美容外科学会(ISAPS)(アイサップスと発音します)の理事会には合計12年間いたわけですが、この理事会は一年に2回会議がありました。大体1回は春にアメリカ国内で、アメリカ美容外科学会の開催時に合わせて、開催都市での2日間の会議になっていて、もう1回は12月にロンドンかローマでの2日間の会議になっていました。通常朝の8時か8時半から朝食を食べながら会議が始まり、昼食をはさんで5時くらいまで二日間行われていました。それほどいつも議論することが多かったわけです。会議はすべて英語なのですが、理事の合計15人すべてがネーティブのスピーカーではないわけです。特に私が会長をした2年間は理事会の二日間ずっと会長が司会をするので、すべての意見をよく理解して自分の意見を述べる必要があり、特に会長がどのような考えなのかということは、理事全員がしっかり聞いていますので、慎重に語る必要があったわけです。
  問題は理事の一部に英語の発音のくせというか、要するに私から言うととても聞き取りにくい理事がいたわけです。南米の理事の一人は文法に多くの間違いがあり、最初はこれが気になってしまい、要するに何を言っているのか、聞き逃すという失敗がありました。これはすぐに慣れてしまい、後からは問題がなかったのですが、、。最大の問題は今だから言いますが、インドの理事の英語がどうしても聞き取れないのです。他の14人の理事の英語もかなりあやしい英語を話す人もいたわけですが、十分聴き取れて特に問題はなかったのですが、インドの理事だけは通常ではない発音の英語を話されるので、降参!お願いだから話さんといて!という感じでした。一部はなんとか言っていることがわかっても大事な部分がわからなかったりすると、とても困るわけです。でも他の理事たちはほぼみなさん理解されているような感じだったので、いつもすごいなあと感心したりしていたわけです。
  でも会長になっていた2年間は何を言っているのか全然わかりませんなどのバカなことを言えないので、いつもインドの理事が話したあとには、他に意見は?コメントは?と全員に聞くことにしていました。直後に他の理事の意見を聞くことで、インドの理事が何を話していたかほぼ理解できるという方法を使っていたわけです。こうでもしないととんでもないことを会長がコメントしたねえなどの問題が起きてはまずいですよね。とにかく理事の皆さん全員が美しく正しい英語を話すというような状況ではないわけです。とんでもない発音で早口で話す理事もいたわけですが、これはこれで不思議に完璧に聞き取ることができて、インドの方だけが大問題でした。フランスの理事などの場合、例えばインフォメーションという単語ならインフォルマツイオーンというような発音でガンガン話すわけです。これも慣れですねえ。よく聞き取れるんです。何も彼の英語には問題はありませんでした。やっぱりインドです。ほかのインドの先生も時々学会などで会場から私の講演に対して、質問を受けたりすることもあるわけですが、あーまたこのタイプの英語かーなど焦ってしまうことがあったわけです。このような場合は質問が聴き取れないのでもう1回?と聞いたり、2回目も何を聞いているのかわからないときは、隣の医師とか座長に聞いたりして、回答していました。本当に世界中の誰もがきれいな英語を話すわけではないのです。これが国際学会の実際の状況だと思います。困ったことです。ネーティブスピーカーでも聴き取れない英語もあるので、そんな英語が出てきた時は本当にお手上げですよね。でもまあ、いつもなんとかなっています。
 いつも不思議に思うことは、欧米の医師に聞くと日本国内で学会があって招待講演などを担当する時に会場から日本の医師から英語で質問を受けることもよくあるが、時々英語の発音が聴き取れない人があるので困るというような話を聞くことがあります。でも私たちには、日本人の英語って、どうしてこんなに聞き取りやすいのかなあって
よく思ってしまいます。本当に不思議です、なぜなんでしょう?

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