二重全切開の経過について
一重まぶたを二重にする全切開手術や、眼瞼下垂に対する挙筋短縮などの場合、二重のラインを切開して手術をします。埋没法などと異なり、全切開による二重はラインの固定がしっかり出来上がるため、将来二重のラインがなくなったり、狭くなってしわようになるような心配がありません。目立つような腫れは1週間から10日程度、この間二重の幅は仕上がり予定より大きい幅になっています。微妙な腫れは3か月間続くことになるので、この間微妙に二重の幅は広くなっています。またキズの赤みもしばらく続くことになります。個人差があることですが、一般的には1か月程度はわずかの赤みがあり、次第に赤みがなくなり、3か月程度で二重のラインか切開したキズかがわかりにくいくらいの状態になります。これは手術の技術以外に肌質も関係していることで、一般に白い肌、赤ら顔、脂性の方はとてもきれいな仕上がりになり、ほとんどキズとしてわからないくらいになります。一方乾燥肌で浅黒い肌の方やアトピー、喘息などの方はキズが目立つ傾向があり、こういう方の場合は手術後に軟膏を使ったり、内服薬を使用してきれいなキズにする必要があるかもしれません。症例の写真でキズの経過をお見せします。
術後1ヶ月目。 まだ赤みがあり、二重の幅が広いです。
術後2ヶ月目。 赤みが随分引いて、二重の幅も落ち着きつつあります。
術後3ヶ月目。
術前
術後