上まぶたのへこみ対策
上まぶたにへこみが出ていると、加齢を感じたり、疲れているような印象が出ることになります。このへこみの対策としてはいくつかの方法があります。もし眼瞼下垂があれば挙筋の短縮を行うことで目がぱっちり大きくなり、さらにこの手術の際に挙筋がすこし前に引き出されて短縮されることになるわけですが、この時にまぶたの奥にある脂肪が筋肉といっしょに前に出てくることになりますので、へこみが改善します。下垂がない場合は、ヒアルロン酸やコラーゲン、脂肪などの注入か、脂肪の塊を移植するという方法が行われます。ヒアルロン酸やコラーゲンは吸収性のものなので、定期的に補充が必要になります。ヒアルロン酸やコラーゲンの場合は、注入後20分程度で洗顔やお化粧も可能です。脂肪注入は翌日までテープをはってもらいます。翌日からは化粧も洗顔も可能です。注入をした針穴が数日すこし赤みがあるかもしれませんが、すぐに消えてわからなくなります。脂肪の採取部は1週間ほど軽い圧迫(包帯やガードルなどで)をつづけてもらう必要がありますが、翌日から入浴も可能で、抜糸もありません。へこみが大きい場合は脂肪の注入より一度に大量の脂肪を入れることができる移植が適しています。ただこの場合脂肪の採取部は切開が必要で、このキズが残ることになります。またまぶたについても二重のラインでの切開が必要です。大体の目安としては、脂肪注入の3-5回分が一度に生着します。