院長ブログ

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2022.1.7安全な脂肪吸引について

最近の日本美容外科学会の合併症の報告を見ていると、脂肪吸引の事故がとても多いような気がします。まず医師が解剖をしっかり頭に叩き込んでいる必要があります。たとえば腹部であれば、皮下に何があるか全く知らない医師が脂肪吸引を行うようなことはあってはならないことです。どの層に腹膜があって、その膜のすぐ下には腸があるなどのことはわかっていないとだめです。腹膜に損傷が起きるというようなことはとても怖い事故になります。腹膜の損傷を防ぐための基本操作は熟知している必要があります。また脂肪吸引量についても体重や、貧血の有無、出血傾向の有無などを検討して、安全な吸引の限界量を設定しておく必要があります。大体の目安として脂肪の吸引量の30-40%は翌日までに出血量として失われる血液として頭に入れて手術を行う必要があります。たとえば脂肪の吸引量が2000ccであれば、翌日までに多ければ800ccくらいの出血が起きる可能性があるわけです。患者さん自身としては、せっかく手術をするのだからついでにここも吸引したいなどの希望で、危険な吸引量に至るようなことはさけなければいけません。また手術により血液が失われることになるので、輸液も必ず必要になります。吸引で出てくるのは脂肪だけではありません。同時に血液も出てくるわけです。失われる血液の補充として輸液も必要になります。点滴もしないで脂肪吸引を行うようなことはとても危険なことです。どうしても大量の吸引が必要な場合は一度にあれもこれもするのではなく、3か月程度あけてから2回目の脂肪吸引を受けるなどのほうがずっと安全です。

投稿者: メガクリニック

2022.1.6アルゼンチン、カファヤテワイナリー

アルゼンチンのブエノスアイレスでアルゼンチン美容外科学会が開催された際に、この国の学会から教育講演や特別講演で招待されたことがあります。いくつか講演を担当し、学会が終わってからその時のアルゼンチンの会長が、日本からはるばる来てくれたお礼にということで、ワイナリーに連れて行ってくれました。

ブエノスアイレスから車で3時間くらいかかるところにカファヤテというワイナリーがあります。ここにとてもかわいいホテルがあり、きれいなゴルフコースもありました。残念ながら私はゴルフをしませんが、アメリカやイタリアから招待されていたゲストの医師たちは、喜んでゴルフをされていました。

私はその間、会長と一緒にワインを飲んで楽しんでいました。あれこれ飲んでいたのですが、特に赤ワインがおいしかったです。アルゼンチンはなんとなく赤ワインが優秀な感じがするのですが、そう感じるのは私だけでしょうか?

アルゼンチンで他の強烈な印象は、お肉です。炭火で長い時間をかけて焼いたあの味は忘れることができません。ただ1週間ほど滞在してほぼ毎日同じタイプの牛肉だったので、途中でお寿司とかおそばとかお茶漬けを食べたくなったのはなんとも無念な感じでしたが…。

 

 

 

 

投稿者: メガクリニック

2022.1.4国際美容外科学会、ISAPS について

国際美容外科学会の理事として12年間、会長として2年間、この学会で働いてきましたが、この間は世界のトップレベルの本当に素晴らしい美容外科医の方々と一緒に仕事ができて実に楽しい経験になっています。

この学会は現在世界に5100人の会員がいて、形成外科領域と美容外科領域の世界最大の学会になっています。学会の目的は患者さんの安全と笑顔です。どのような手術や治療であっても合併症が起きる可能性があり、これをいかに無くして、安全に患者さんの笑顔に出会えるようにするかということがこの学会の活動目的になっています。

そのために安全でより効果のある最新の手術や治療の指導のための教育委員会という組織が作られていて、世界で毎年20回くらいそれぞれ20人から30人くらいの講師を世界から派遣してその国の形成外科医や美容外科医の手術や治療の指導に当たっています。この講師陣に選ばれるということはとても名誉なことで、世界の形成外科医や美容外科医にこの講師の名前がリストで公表されます。たとえば1月の10日から3日間、ドイツのボンでISAPSの講習会が開催され、その講師陣と講演内容、あるいはライブ手術内容が世界にアナウンスされるというようなことになるわけです。

講師陣は世界中から選任されて派遣されるわけですが、このための旅費は各自の負担で参加してもらっています。完全にボランティア活動であるわけです。こういう活動に何年も積極的に参加している医師が理事に選ばれたり、その中から会長が選ばれるということになります。会長をはじめ、理事の医師たちは本当に熱心に患者さんの安全、笑顔をめざしている人ばかりで、人間的にも尊敬できる人ばかりです。

いっしょに仕事をさせてもらえるのはかなり激務ではありますが、充実したやりがいのある仕事になっています。特に会長職は多忙でプレッシャーもかかる重労働ですが、アメリカの大統領のようなもので、批判もあれば、強い支持もあったりして、とにかく誰かがやらないといけない仕事であり、よくみなさんこんな仕事を引き受けてすごいなあと思ったりしています。

自分でもよく2年間持ちこたえたなあと思います。この間支えてもらった理事会の皆さんには感謝しかありません。会長として京都で世界の会員を迎えて学会が開催できたのはいい思い出になっています。その頃にコロナの騒ぎがなくて本当によかったです。現職の会長はコロナの問題もあって、なにかと苦労が絶えない状況で本当に気の毒なことになっています。早く終息してほしいですよね。次の学会は今年の9月にトルコのイスタンブールでの開催予定ですが、イスタンブールに本当に行けるのか不安です。その次の学会はコロンビアになりますが、いくらなんでもその頃には感染が落ち着いていると期待しています。

 

院長の隣2024年会長リナ・トリアナ(コロンビア) その隣、2014年会長カルロス・ウエベル(ブラジル)

 

2018年会長レナート・サルツ(USA)

投稿者: メガクリニック

2022.1.2ウィーンフィルニューイヤーコンサート

毎年元旦にNHK でウィーンフィルの新年コンサートをやりますよね。ご存知の方も多いと思います。毎年可能であれば、この番組は見ています。昨年は観客なしだったので、なんとも寂しいコンサートでしたが、今年はほぼ満席でしたね。演奏も本当に素晴らしかったです。いつもシェーンブルグ宮殿でのバレーも入っていて、美しい宮殿をバックにバレーと音楽を十分に楽しめました。今回は白馬のダンス?もあって、馬がとてもかわいかったです。

ウィーンは本当に音楽の都で、この街に行くといつでもコンサートもオペラもミュージカルも大体楽しめるというすごいところで、ベートーベンやモーツアルトなどがこの街にいたというのはとても納得できるところです。世界のあちこちで多くの学会に参加してきましたが、パーティーでダンスのある学会はとても多いのですが、ワルツなどの正式なダンスを踊る必要があるのはウィーンだけのような気がします。世界の学会では大体なんとなく音楽に合わせて踊っていれば、楽しめてしまうのですが、ウィーンだけは、女性と1対1で組んで、主にウィンナワルツを踊らないといけない場面が必ず出てきます。幸い、私自身は大学の時にソフトテニス部以外に京都大学競技ダンス部にも所属していましたので、ワルツ、タンゴ、クイックステップ、フォックストロット、ジルバなどは踊ることができますので、どこで何が幸いするかわかりませんね。ウィーンではいつもダンスも楽しんでいます。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは、いつも最後のあたりで演奏される曲は美しく青きドナウですが、きれいな曲ですよねえ。本日最後の曲はいつもの通り、観客の手拍子の入るラデツキー行進曲でしたが、この二つの曲を聴くと一年が始まるなあという感じになります。本当に素晴らしい演奏でした。ブラボーと叫びたいくらい今日の演奏は良かったです。

投稿者: メガクリニック

2022.1.1謹賀新年

明けましておめでとうございます。お正月は休診ですが、1月4日から平常どおりに始めます。本年もどうぞよろしくお願いします。コロナの感染がすこしずつ増えてきたような気がしますが、早く終息することを願うばかりです。

投稿者: メガクリニック

2021.12.31大晦日

ついに年末、大晦日ですね。皆さま、今日はいろいろバタバタされているのかもしれませんね。今年一年間ご苦労様でした。クリニックの方は昨日で年内最終の診療を終了です。最終日はなんとなく手術後の消毒、ガーゼ交換、抜糸などの患者さん以外に急患の患者さんも多かったように思います。帯状疱疹、やけど、外傷など、治療を急ぐ必要のある方もありますから。まだまだコロナの感染状況がどうなるか予想できませんが、ワクチン以外に内服薬なども出てきましたので、重症化がなくなり、軽い風邪程度の病気としておさまってくれればと思います。友人との集まりも自由にできませんし、私がかかわっている京都大学のソフトテニス部でも通常は一年に何回も部全体で集まって飲んだり、騒いだりするのですが、長い間、大学からこのような集まりを禁止されていることもあり、昨年は卒業生部員に会わないまま、それぞれ全国や外国の勤務先に行ってしまいました。卒業生を送るためのビデオは、部のOBやOGなどと現役部員で作って卒業をお祝いしてあげましたが、これだけではなんか全然盛り上がりませんよねえ。かわいそうなことです。あちこちで同じような経験をされている方も多いと思います。来年こそは以前の普通の生活にもどってほしいです。皆様、よいお年をお迎えください。

投稿者: メガクリニック

2021.12.25チリのワイナリー、コンチャイトロ

チリのワインもおいしいのが多いですよね。テルーニョ、モンテスアルファ、ドンメルチョー、アルマヴィーヴァなどなど、日本でも有名なワインがずらっとあります。南米のワイナリーはカリフォルニアほど、見た目の華やかさはありませんが、それでもこのワインの生まれ故郷がこんなところなのだなあと感動します。国際形成外科学会IPRASや国際美容外科学会の講習会でチリに行ったことがあり、この時にチリのワイナリーの一つであるコンチャイトロに行きました。何と言ってもここはアルマヴィーヴァとドンメルチョーの産地として有名なところです。このワイナリーでのテイスティングは、この二つのワインは高級ワインなので買ってくださいという方針で、ドンメルチョーとアルマヴィーヴァだけはテイスティングができないワインになっていました。ケチ!とか思ってしまいましたが…。遠くにアンデス山脈が見えて、広大なブドウ畑の美しい景色とワインを楽しめるところです。

 

 

 

投稿者: メガクリニック

2021.12.23素敵な子供の会話

子供って思ったことを自由に話していますよね。ふと思い出した、かわいいと思った子供の会話。

1、電車の中で小さい子供がお母さんにだっこされて座っていました。となりにあごにひげがすごく生えていた男性が座っていました。その子がとなりの男性の顔を見てからお母さんに「ワンワン」。お母さんは困ったようにずっと下を見ていました。子供が何度もワンワンって言うので、、、。( マスクのいらないコロナが始まる前の話です。)

2、あるレストランでお母さんと3歳くらいの女の子が食事をしていました。お母さんが何か理由はわかりませんが、子供をしかっておられました。どうしてちゃんとできないのーというような怒り方だったと思います。その子は平然と食事を続けながら、「お母さんは静かに!」。頼もしい素敵な女の子でした。将来有望!

投稿者: メガクリニック

2021.12.22世界のワイナリー

なんとなくワインが大好きということもあって国際美容外科学会の講習会に講師として招待されたり、どこかの国の美容外科学会や形成外科学会の教育講演や特別講演などで招待を受けた時には、もし時間に余裕があれば、どこかに観光に行ったり、ミュージカルやオペラを見たり、ワイナリーがあれば行ったりしています。残念ながらフランスとイタリアのワイナリーには行ったことがないのですが、他の国々のワイナリーは多少あちこちに行って楽しんでいます。一番たくさん行っているのがサンフランシスコの北にあるナパ、ソノマになります。オーストラリアや南アフリカ、チリ、アルゼンチン、中国などのワイナリーにも行ったことがありますが、カリフォルニアのナパ、ソノマが一番ラブリーなワイナリーが多く気に入っています。サンフランシスコやサンディエゴなどで学会があれば、なるべく時間を作ってナパ、ソノマに行ってワインを楽しんでいます。本当にたくさんのワイナリーがあって、ワインも本当においしいですよね。きれいな所が多いのですが、大好きなのはオーパスワン、クロデュバル、ベリンジャー、オーボンクリマ、スタッグスリープ、シャトーモンテレーなどなど、もうたまりませんね。とても小さいワイナリーですが、ホワイトハウス専用というワイナリーもあって、ここもなかなか素敵なところでした。ナパやソノマのワイナリーで結婚式を挙げる方も多いようですが、とても気持ちがわかります。親戚や親しい友人を招いて、ワインを楽しみながら結婚を祝ってもらえるなんて本当に素敵です。ホテルもたくさんかわいいところがありますが、一番好きなホテルはフェアモントホテルです。この中にはいくつかプールもあって、夕方にはホテルのロビーやお庭でワインテイスティングもあり、今日のワインはどこどこのワイナリーですというような調子で、毎日異なるワインの紹介をされています。特に夜は周辺が暗いので、星がたくさん見えて本当に美しいところです。コロナ騒ぎがおさまれば、またぜひ行きたいところです。何度行ってもたくさんあるワイナリーを全部見るようなことができませんよね。訪問するたびにそれなりに飲んでしまいますのでねえ。今は簡単に行けないので、カリフォルニアワインを飲むたびに思い出して涙です…。

 

 

 

 オーパスワン

 

 オーパスワン

 

 ロバートモンダヴィ

 

 ロバートモンダヴィ

 

 ベリンジャー

 

 

 シャトーモンテレー

 

 クロデュバル

 

 

投稿者: メガクリニック

2021.12.21脂肪注入の生着が多すぎた場合、しこりができた場合

最近はどういう理由かわかりませんが、他院での脂肪注入や脂肪吸引のあとの修正を希望して来院される患者さんが多いようです。脂肪注入の後の問題としては、しこりができて凹凸が目立つとか、生着量が多すぎて膨らみすぎた状態を減らしたいなどのご希望です。数年前から脂肪吸引で減量をしたり、シコリを除去できないかというようなことを考えていたわけですが、針でシコリや生着しすぎた脂肪を破壊できることがわかり、この操作によって通常の脂肪吸引のようにしこりを除去したり、膨れ過ぎた脂肪を脂肪吸引のように減量できるという方法が可能になりました。これは私自身が開発した方法であり、まだ学会発表も論文発表もしていませんので、世間ではまだ知られていない方法ということになります。学会や論文での公表はある程度の症例数を経験してから、その手術方法、メリット、デメリットなどを症例の結果と共に発表する必要があります。もうすこし多くの症例を経験して、これらをまとめてから発表する予定にしています。また今の段階ではすべての症例で一度の手術で目的が達成されているわけではなく、複数回の手術でいい結果が得られるということも経験しています。いい所は切開をするような必要がなく、針穴もすぐ消えてしまうので、修正をするのに目立つようなキズが残らないという利点があることです。

投稿者: メガクリニック

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