乳房縮小術
胸の大きさやたるみは、日常生活にさまざまな影響を与えます。
服装選びから背中や肩の痛みまで、悩みは多岐にわたります。
ファッションを楽しみたいけれど、胸が大きすぎて服や下着の選択肢が限られてしまったり、胸のたるみが気になって身体のラインを隠すような服ばかり着ている、という方もおられると思います。
乳房縮小術を受けると、大きなバストの下垂を解消し、バストの大きさや形を整えることができ、肩こりや背中の痛みなどの症状を緩和することが可能です。
また、下着選びの悩みや、コンプレックスを解消できるメリットもあります。
乳房縮小術は、大きすぎるバストや形に悩んでいる方にとって、様々なメリットのある施術です。
しかし、施術にはリスクも伴うため、慎重に検討し、医師と相談して最適な方法を選択することが大切です。
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。
目次
乳房縮小術はこのような方におすすめ
- もともと大きなバストが垂れた
- 年齢を重ねて乳房が垂れた
- 授乳を終えて乳房が垂れた
- バストの形が老けて見える
- 垂れた部分のただれや、湿疹などの皮膚トラブルが気になる
- 大きなバストが原因の、肩こりや猫背が気になる
- 肥大乳房が気になる
- 肥大乳房による肩こりや多汗といった悩みがある
- 既製のブラジャーが使えず困っている
乳房縮小術とは
乳房縮小術とは過剰な乳腺組織や脂肪組織を取り除き、余分な皮膚を切除・縫合して乳房の形を整え、サイズを小さくする施術です。
乳房下部の肥大した乳腺組織・脂肪組織を除去するとともに余分な皮膚を切除して縫い縮め、形の良い乳房を形成します。
乳房を小さくすると、そのままでは乳頭、乳輪の位置が下がりすぎるので、血行を保ったまま上方へ移動させます。
仕上がりのイメージに応じて切開法のデザインが異なるため、術前に詳細な相談を行います。
術後は傷が癒えるまで胸を揺らさないようにし、約1ヶ月間の圧迫が必要です。
乳房縮小術の施術方法
乳房縮小術は、下垂または肥大した乳房に対して、乳頭や乳輪を理想的な位置に移動し、乳輪の大きさを調節し余分な乳房組織(皮膚、脂肪、乳腺組織)を切除して乳房のサイズを小さくすることを目的としています。
傷をできるだけ小さく目立たないようにするために、乳房の部分切除などの手法が用いられます。
同時に、乳輪と乳頭の位置を上に移動させます。
乳輪の大きさも同時に小さくします。
血流を妨げないように注意して、組織の壊死を防ぎ、乳頭や乳輪を長距離移動させやすく工夫しています。
ただし、施術により乳腺組織の一部が切除されるため、術後に授乳ができなくなることがあります。
将来の妊娠や出産を考えておられる場合は、この手術は行うことはできません。
場合によっては、、乳輪を縮小することも可能です。
またバスト全体の形として上方向にへこみが目立つ場合はこの部分のみ脂肪注入でボリュームを出すことができます。
料金
| 乳房縮小術 | 820,000~2,500,000円(税込) |
施術概要
| 施術時間 | 4〜6時間程度 ※施術内容により異なります。 |
|---|---|
| 洗顔・メイク・入浴 | 入浴:抜糸後から可能 洗顔、メイクなどは当日から可能です。 |
- 術中は麻酔を使用するため痛みはありませんが、術後は1週間程度痛みが出ることがあります。痛みは痛み止めでおさまります。
- 術後はドレーンという管を切開部から挿入します。
このドレーンは施術の2〜3日後に抜去します。 - 弾性包帯による圧迫固定を行います。
固定は術後10日後以降にはずします。 - 術後2〜3ヶ月はワイヤーなしのブラジャーをご使用ください。
- 術後はうつぶせ寝などのバストに大きな圧力をかけるような行為はお控えください。
- 抜糸まで、サウナ・激しい運動・飲酒など血流を活発にする行為はお控えください。
- 妊娠中・授乳中の方、または内服治療中の方は、施術をお受けいただけない場合があります。
- 腕の挙上は、術後10日間は水平までに制限してください。
乳房縮小術のリスク副作用
乳房縮小術は皮膚や組織を切除することから、身体への負担が大きく、副作用が発生する場合があります。
乳房縮小術には、術後の腫れや内出血、痛み、左右差、傷痕、乳頭の感覚変化など、様々なリスクと副作用が伴います。
乳房縮小術で起こりうる主なリスク・副作用は以下のとおりです。
| 術後の腫れ、内出血、痛み | 術後2週間程度で落ち着きますが、個人差があります。 痛み止めを処方されることもあります。 |
|---|---|
| 血種 | 乳房縮小術は、組織や皮膚の切除を行うため、出血を伴います。外は縫合しなければならないことから、通常術後しばらくは細い管(ドレーン)を挿入して乳房内部の血液の貯留を予防しています。 |
| 左右差が生じる | 術前のバストの左右差があると、術後の腫れが引いた後も左右差が残る場合があります。 万一の場合後日の修正は可能です。 |
| 傷跡が目立つ | 傷跡は、時間が経つにつれて薄くなりますが、完全に消えるわけではありません。 ケロイド体質の方は傷が盛り上がりやすくなり治療が必要になることもあります。 |
| 感覚麻痺 | 乳房縮小術では、余分な皮膚・乳腺・脂肪を除去するときに、知覚神経が傷ついてしまうことがあります。 知覚神経が傷つくと、術後しばらくはバストの感覚が麻痺した状態になることがあります。 3〜6ヶ月程度で改善していきます。 |
| 壊死 | 患部の血流が悪くなると、乳頭や乳腺、皮下脂肪、皮膚などが壊死する可能性があります。 術後、血行不良が疑われる場合は壊死する前に処置する必要があります。 壊死した場合は感染の原因となりますので、壊死した組織を切り取る必要があります。 |
| 感染 | 体質や傷の処理のしかた、術後の傷口の環境などによっては、傷口に細菌が入って感染を起こしてしまうことがあります。 傷口が感染した場合でも、消毒や抗生剤で症状の改善が見込まれますが、傷口の治癒時間に影響し、傷跡が残ってしまう可能性があります。 |
術後の痛みやむくみ、内出血、腫れ、左右差、皮膚の壊死、感覚異常、感染などが起きることがあります。
また、傷跡が残る、肥厚性瘢痕やケロイドになる可能性、乳頭乳輪の位置が本来の位置と異なる、乳房の形が希望と異なるなどが考えられます。
乳房縮小術のダウンタイム
ダウンタイムは個人差があります。
腫れや赤みは、2週間程度で落ち着いてきますが、傷の赤みは数ヶ月続く場合があります。
内出血や体液貯留により打ち身のような青あざや腫脹が発生する場合がありますが、約2〜3週間で消失します。
また、乳頭を中心として部分的な感覚異常が発生する場合があります。
※施術後、数日間ドレーン(施術後の浸出液や血液を外に排出させるための管)を留置することがあります。
| 痛み | 術後3日くらいがピークで、その後は徐々に軽減していきます。 痛み止めを処方します。 |
|---|---|
| 傷・内出血 | 傷は10日ほどでかたまります。 内出血やあざが出た場合は約2週間ほどでなくなります。 |
| 腫れ | 腫れは2週間程度で落ち着きます。 |
| 傷跡 | 切開するアンダーバスト、乳輪の周り、乳房の下部に跡が残りますが、時間とともに薄くなります。 傷の赤みは数ヶ月かけて薄れていきます。 色素沈着が残る場合もありますが、通常は時間とともに薄くなります。 |
| 感覚異常 | 施術の際に知覚神経が傷ついたり、組織が腫れたりすると一時的に鈍くなることがあります。 一般的に、数ヶ月かけて徐々に回復しますが、場合によっては1年ほどかかることもあります。 |
施術の流れ
現在の乳房の状態や希望をヒアリングし、切除する量や施術方法を決めていきます。
お悩みや状態に合わせて適切な治療法を提案します。
バストを小さくするために余分な皮膚、脂肪を計測したうえでデザインします。
皮膚上に施術部位、切開ライン等をマークします。
術式や施術範囲に応じて、静脈麻酔、全身麻酔を適用します。
余分な乳腺組織や余剰の皮膚を切除して小さく乳房を整えます。
抜糸後も、痛みや腫れ、内出血などがないか確認し、経過を観察します。
テーピングは1〜3ヶ月ほど続けてもらいます。
よくある質問
大きなバストが魅力的な女性も多いのですが、中には、バストが大きすぎると悩んでいらっしゃるケースも少なくありません。
患者さんのバストの大きさや希望によって方法はさまざまですが、乳輪周囲やアンダーバストを切開することで、バストをご希望のサイズまで小さくすることができます。
それ以後次第にバストもやわらかくなり、キズも目立ちにくくなっていきます。
それ以後赤みがなくなっていきますが、白っぽくなって目立たなくなるまでの期間には肌質による個人差があります。
半年〜1年くらいで目立たなくなります。
乳房の大部分は乳腺組織なので脂肪吸引では効果は出ません。通常は乳房縮小術を行います。
乳輪周りと乳房の下に垂直に走る傷跡、さらに乳房下線にも傷跡が残ります。
その場合、バストの感覚が麻痺した状態になることがあり、期間は術後しばらくの間です。通常、感覚は半年から1年以内に回復します。
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※ 日本形成外科学会専門医 院長 高柳 進、日本形成外科学会専門医 森島 容子
京都大学医学部卒業の日本形成外科学会専門医。
私は国際美容外科学会の会長として、世界の医師と技術交流を行い、常に最新の知見を学びながら治療の質を高めてきました。
学会での発表や論文執筆、国際的な指導も行い、技術向上に努めています。
当院では、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して同じ医師が担当し、医学的根拠に基づいた最適な治療を提案いたします。
「美しくなりたい」「自信を持ちたい」と願うすべての患者さまに、安心して治療を受けていただけるよう全力でサポートいたします。