バナナのたたき売り、日本三大名塔
申し訳ないことですが、数日診療を休診にさせていただき、福岡県の門司と山口市を訪問してきました。メガクリニックを開業する前は北九州市の小倉に6年間住んでいましたので、なんとなく懐かしいところなのです。小倉記念病院というところで働いていました。それより前に大阪赤十字病院の形成外科で働いていた時、ある日京大の形成外科教授から電話がかかってきて、来月から北九州市の小倉記念病院の形成外科主任部長として赴任するようにという指示でした。当時大学教授は人事権を握っていた時代だったので教授の命令には逆らえず、突然小倉に赴任したわけです。
せっかく小倉に来たので、ついでにあちこち見ておこうということで門司や博多、大分、佐賀、山口などを観光で訪問していたわけです。今回はふぐを食べるという目的と門司と山口をすこし散歩してみました。ふぐは博多でも小倉でもこのあたりはどこでも美味しいのですが、今回は山口県の春帆楼でふぐを食べることにして、門司港と山口県で有名な瑠璃光寺を訪問してきました。門司港ではJRの駅が有名なのですが、ここがバナナのたたき売りの発祥の地だとは知りませんでした。そういう碑があって、当時の写真も見られるようになっています。何度も門司に行っていたのですが、この碑だけは初めて見つけました。
その後山口県に移動して日本三大名塔と言われる瑠璃光寺の五重塔を見て来ました。日本の三大名塔というのは奈良の法隆寺の五重塔と京都の醍醐寺の五重塔と、山口県の瑠璃光寺の塔なのだそうです。京都と奈良の五重塔はすでに何回か見ていましたので、あと一つ見ていない瑠璃光寺のものを見たかったのです。五重塔ってあちこちにありますが、どれが美しいかなどは一度も考えたことがありませんでした。瑠璃光寺の塔は説明を聞きながら、じっくり見ると屋根の角度が上になるほど空に向かって反り返っていて、上になるほど空に近づくという構造になっているのだそうです。写真を出しておきますが、わかりますかねえ?屋根の角度など気にしたことがありませんでした。いろいろ考えてつくってあるのですね。この瑠璃光寺も金閣寺と同じで周囲の景色を取り入れて建物が作られているそうです。借景と言いますが、この瑠璃光寺も後ろの山々が美しくて、なかなかの景色でした。
写真は門司港駅とバナナのたたき売りの当時の風景と瑠璃光寺の五重塔です。